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え〜ライトフライト終了いたしました。お世話になった関係者の方々、お客様、どうもありがとうございました。この場で失礼ながら、深々と感謝させていただきます。 ということで芝居も終わりましたんで、恥ずかしい話を一つ。 このたびの芝居は非常に体力を消耗いたします芝居でございまして、ころんだり、突き飛ばされたり、ぶつかったりと。そりゃあもう、いつ怪我をしてもおかしくない芝居だったのであります。 とくに関節関係には負担がかかりまして、膝と肘にサポーターは不可欠。 しかし私の衣装は結構ピッチリいたしておりまして、市販の分厚いサポーターですと、いかにもサポーターをしておりますことがバレバレですし、かといって薄いのだと全然サポートになりません。 はてさてどうしたものかと思案いたしておりましたら、うちの奥さんが「これつけな」と、あるものを手渡してくれました。 「?これはいったいなんだい?」 「おっぱいパットだよ」 「お、おっぱいパット?」 どうやら女性の乳房を保護するサポーターなんでありますが、私の膝や肘にあてがうと、その丸みがフィットしてなかなか具合がいい。 これを二枚ほど重ねて薄いサポータに挟んで使用いたしますと、どんなに膝や肘をぶつけようとも、まるで絹になでられているように痛みを感じないのです。しかも、ばれない。 「いやあ、こりゃあいいもん貸してもらったなあ〜」 この、おっぱいパットのお陰で私は怪我をすることもなく、順調に芝居を続けることが出来たのであります。 ところが楽日のマチネ。 「やれやれ」私の出番が終わり袖に引っ込みますとスタッフの方々が舞台のモニター見ながら、なにやら協議いたしております。 なんだろうと思いまして「どうしたの?」と聞きますれば 「舞台の真ん中に”おっぱいパット”が落ちてるんですよ。たぶん女装しているカツシゲさんが落としたものでしょう」 しかしカツシゲさんの”おっぱいパット”はきちんとTシャツに縫い付けられているんです。落ちるはずはありません。 そっと膝に触れてみると、なんと片方のパットが無くなってる。 それに落ちている場所は私が座っていた所。『私のだ!!!』 でも「あれ俺のなんだ」っていうのも気が引けます。「なんであんたが”おっぱいパッド”つけてるんだ!!」ってことになってしまう。 いろいろ説明しても信じてもらえないかもしれない。 「ふ〜〜〜ん、この人”おっぱいパット”いつも持ち歩いてるんだ〜〜”おっぱいパット”無しには生きて行けないんだ〜〜」ってことになるかもしれない。そう思われるのだけはどうしても避けたい。私の額に冷や汗が流れました。タラ〜〜〜。 「ふ〜ん、そうなんだ」その場はそう答えました。『黙ってれば俺のものだなんてばれないだろう』 ところが芝居がはねて、カツシゲさんが「俺のはちゃんと付いてるよ」と答えまして。 じゃあ、いったい誰のなんだ?ということになってしまいました。楽屋内に不穏な憶測が飛び交い始めたのであります。あちらこちらでヒソヒソ話が。 『へ〜〜あの人がね〜〜人は見かけによらないものだね〜〜ストレスたまってんだろうね〜〜たまった時に触ってるんだろうね〜〜〜』 ついに耐えられなくなり、勇気をふりしぼって言いました。「それ俺のだよ」今にも泣きそうな気持ちで。 「え!!?なんで?」皆ビックリした表情で私を見ます。 「女房が俺の関節のために渡してくれたんだ」いいよもう〜誤解されようとなんだろうと。 しかし、一瞬皆キョトンとした表情をしましたが、 「な〜んだ〜そうなんだ〜」 私が心配した妙な憶測をすることなく、疑惑は潮が引いていくように消滅していったのであります。 『ああ〜よかった』安心した私がソワレの舞台に立つために袖に向かうと、スタッフのXさんが近づいてまいりました。 「二サオさん。あの”おっぱいパット”二サオさんのだったんですか?」 「そうだよ。俺の関節を心配して女房が渡してくれたものなんだ」 「・・・くそ〜〜!!僕はてっきり女優のYさんが落としたものとばかり思って、一生の宝物にするつもりだったのに〜〜〜!!!」 いや〜人生とはままならぬもの。 写真は戸次君に連れていってもらって、生まれて初めて食べた鮭児。いやあ〜〜おいしかった!! |

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