野仲イサオ 煮石記

ミンミンと 鳴く蝉の声 夢心地

日記

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いい年

え〜八月んなりまして、こりゃ暑さの局地に到達かと思いきや、ま〜なんとも涼しげな気候であります。

七月の暑さでへトヘトになっておった私にしてみれば、なんともありがたい天からの恵であります。

私ぐらいの、いい年にもなりますと、今までなにげもなかったようなことでも、いたく恐縮したり、感動したりするものです。

え?なに?・・・・自分は二サオさんほど年をとっていなくとも、いろんなことに感動しますと?

ま〜そうかもしれませんな。人の心の動きなんてえのは、年齢に関係せず、その人の性分なんですかな。

先日、殺陣の稽古に行く前の歌のレッスンが休みんなりまして、いきなり一時間の空き時間ができました。

ちょうど次のオーディション用の歌を録音しなければならなかったものですから「よしカラオケに行こう!」と思い立ちました。

新しいマイクも購入して、是非ともその性能を試したかったものですから。

そのカラオケ屋さんは、朝11時から開店。

平日の11時からなんて普通、誰もカラオケなんか行かないだろう。

そう思って10時50分ごろ行きますと、おやおやもう若い女の子達が並んでいるではありませんか。

その女の子達の後に並ぶのは気が引けたものですから、用もないのにその辺りをブラブラしまして、女の子達が店内に入りましてしばらくしてから私も入店いたしました。

そしたら女の子達はまだ部屋に行ってなくって、たむろしてるじゃありませんか。

まだ部屋の準備ができてなかったんですな。

どうもドギマギしてしまいます。この子達のお父さんは多分私と同じ年ぐらいでしょう。

彼女らのお父さんは今頃せっせと働いているんでありましょうに、その同じ年頃の私ときたらカラオケ屋さん。

ま〜私だって厳密に言えば仕事できてるんですけど。

「え〜私はですね、遊びじゃなくって仕事上、やむなく来てるんです」なんていい始めたりしたらかえって変に思われますしね。

それで受付用紙に記入するんですが、年齢を書かなきゃならないんですな。

そして、その時魔がさしたのか、つい10歳サバをよんでしまいました。

52歳なのに42歳と。

書いたあと、なんともしれない自己嫌悪に陥ったのですが、もう後の祭り。

『なんで、堂々とできないんだ』

若い女の子達に当てられたからなのでしょうか。

いい年をした大人にみられたくなかったのか。

いずれにしろ、52歳も42歳もたいして違いはありません。

いい年をしているのに平常心ではいられない。

いや、年は関係ないのでしょうな。

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