美味しい話は突然くるもので、当時普通のオートバイ販売店で買ったら25万円程度だった2年落ちのRZ250を13万円で売るという話が舞い込んで来ました。
32年前、友人から紹介された話でRZが欲しい訳じゃなかったのですが、支払は口約束ローンでOKとのことだったので何となく買うことに。
何となく買ったRZでしたが、それまでに乗っていたオートバイがHAWKⅢにGS400Eと地味目なツイン2台で、その瞬発力など色々噂されていたRZでしたが250ccという事もあり、ちょびっと甘くみていました。
マズ跨った印象は軽かったこと。170kg台の400から130kg台の2サイクル250、当然と言えば当然なんですが、軽くつま先を出していれば安定して支えられる、その違いに驚きました。
同様に軽さで驚いたのがキックスターター・・・構えて踏み込むHAWKⅢとは違い、キックペダルに足を載せた状態でバランスでも崩そうモンなら、そのままスター
トしそうな軽さ(ちょっと大げさか?)今でもトテモ印象的に覚えてマス。
走り出すと、お世辞にも乗り易いと言えない中低速、、特に3000rpm以下ではゴボゴボ調子悪そうな湿ったエンジン音で何とも頼りナイ。
それが6000rpmを超えると、今までのストレスを発散する勢いで一気に爆発。身体が置いて行かれそうな加速を体験し、コレマタ驚きました。
これはイイ買い物をしたと、当時、昭和58年の春だったかな〜、、知ったばかりの西湘バイパスや箱根の有料道路など、週末になると出かけたモノです。
そんなある土曜日、学校が終わった午後からHAWK250Nの友人と2台で箱根に行った時のことでした。
下り直線で前方を走るクルマを数台追い抜き自車線に戻ったのですが、次の右コーナーまでスピードを落とし切れずに転倒。
運よくケガはなかったのですが、慌ててRZの元に行くと明らかに自走できる状態ではナイ。ボトムケースが割れてインナーチューブは大きく曲がり、タイヤがチャンバーにくっ付いてマス。
茫然としながらRZを邪魔にならない所に置いてHAWKのケツに乗せてもらい帰宅。改めて引き上げに行きました。
引き上げて頂いた自転車屋さんに調べてもらい、フレームは大丈夫なとこが分かりましたが、なにせお金が無かったので修理は到底無理。廃車の道しかナイと覚悟をしていたのですが・・・・・・
やはり美味しい話は突然くるもので、1週間ほどした時に自転車屋さんの同業者でRZ350の後突事故車が7万円であるという情報を頂きました。
その日の内に見に行くと、オカマ掘られた350はリア廻りは使えないモノの、フロントはシッカリしていて移植可能と判断(自転車屋さんが)
そのまま引き取リフロント廻りごっそり(Wディスクにも)とエンジンを交換。
その後、バラした部品&250のエンジンを売却して7万円はほぼ回収という、結果だけみたら怪我の功名?殆ど出費しないで350にスワップしたことになりました。
・・・これを書いていて思ったのですが、当時7万円は払えなかった状況だったと思います。恐らくパーツバラ売りでお金を用意できるまで、自転車屋さんが立て替えてくれていたのではナイかと。
そのパーツ売却案も自転車屋さんの提案だったと思いマス。
さて、350ccなって10psパワーアップしたRZはどれだけ速いのか?楽しみに試乗したのですが、想像していたほどの加速感がナイ。
間違い無なくパワーはあるのでしょうけど、低速トルクがある分、下からパワーが盛り上がり、250の様に加速の変化が見られないため、その様に感じたのカモ知れません。
絶対的な速さではモチロン350の方が上ですが、楽しさでは250っと言ったところでしようか?
色々なドラマがあったこのRZ250改ですが、10ヶ月所有という短命に終わりました。18歳になりクルマの免許を取る頃にはオートバイヘの興味は薄れ、クルマの購入代金を支払うため売却することに。
今でも存続しているのか?RZ250事故車改(謎笑
おわり