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何かと開始前から評判の悪かった「後期高齢者医療」ですが
私のところの現場で今、一番混乱混乱しているのは
「保険証をもらっていません」という方の来院だ。
他の都道府県でも所在不明で連絡がとれない、紛失などが相次いでいるらしい。
「保険証だなんて思わなかった」という方もおいでで、
郵送の仕方や周知の仕方にもう少し工夫が必要だったのではないだろうか。
さて、私のクリニックでは、保険証の提示がない場合は
いったん治療にかかった費用を全額負担していただき
後日、保険証を持ってきていただいた時点で差額をお返しする、という方法をとっている。
顔見知りで、常連の患者さんなら次回に来てくださるという信頼も持てるが
初診の方は二度と来院されないかもしれない。
実際、こういったケースで未収金(支払わずに知らん振り)の方も多く
医療の現場では頭を悩ませているところだ。
ところが、今度は厚生労働省は後期高齢者医療については
「保険証が届いていない人もいるため、旧保険証の提示でも1割負担にせよ」
と病院に通達したそうだ。
私のクリニック(厚生労働省からすれば末端の医療機関だろう)にはそんな通達は来ていない。
しかし、そのような報道があった以上、やはり「後期高齢者の保険証もらっていない」
という方から全額負担していただくわけにはいかないだろう。
ましてや、相手は年金暮らしの方が多い。
実際の現場からすれば、カルテ作成のやレセコン入力を保険証の記号番号なしで打ち込まなければならない。(あるいは旧保険証の番号で)
記号番号なしの全額負担なのに無理やり1割負担とすると、
最後の集計がこれまたレセコンと実際の窓口集金があわなくてとても大変だ。
さらに、このままこの患者さんが後期高齢者の保険証の提示がなければ、
この方のレセプトは作成できず、私どもは残り9割の医療費をどこからいただいたらよいのか。
私は本人に「もう一度探すか、役所に相談してください」とお話した上で
役所に問い合わせ、事情をお話した。
すでに役所では間違いなく配達したとのこと。
さらに、こういった場合、お互いの電話のやりとりで
保険番号や名前・生年月日を問い合わせることが個人情報保護のラインに触れはしないか心配になった。
さらに言えば、こういったことに便乗して医療機関のふりをして
役所に問い合わせる輩も出かねないと危惧した。
このような混乱を招いている現場をお役人さんたちはわかっているのだろうか。
電話に出た役所の方も「仕方がないです…」とおっしゃっていた。
役所にはその他「制度開始前の2、3月分の年金からなぜ保険料を天引きされるのか」
といった怒りの声や
制度の名称に対するクレーム、保険証が届いていない・紛失という声も多いという。
その苦情のほかに、医療機関からの問い合わせの電話が鳴っては
役所の方の御苦労もいかばかりかと思ってしまう。
まさに、「お上がきめたことで末端が踊らされている」といった感じがするのだ。
この、後期高齢者の保険証なしで受診された方の未収分を
お上の方々はどのように医療機関に保証してくれるのだろう。
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幸い、当院ではまだ保険証が届いてない患者さんはいないので安心してますが、きっと、お上は保証しないと思います。
いくら報道があったり、通達があっても、それは、あくまでも国の責任であるので、僕らが未収分を被る必要性はないんですよね。
患者さんにいくら言われても、自費でとるしかない、って思ってます。これ以上持ち出しがあるようだと、こちらが危うくなってきますから。
2008/4/12(土) 午前 10:54
何とかならないですかね〜
この「制度」!
お役所は、いったん決まった「制度」はよほどの事がない限り、継続しますからね〜でも、なんとかして欲しいですヨ!
このまま行くと、制度自体があるから、「財源不足」になれば、「保険料UP]もするんでしょうね! は〜〜〜〜〜
2008/4/12(土) 午前 11:22