はりきり院長夫人の開業医の妻の本音

http://blogs.yahoo.co.jp/harenihiamenohi3「第2弾」で更新中

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昨日の続編です

また、別の日に外科の医師と話をする機会があった。

「どんなに勉強しても、どんなに症例を研究しても、どんなに経験を積んでも

どんなに綿密に術前検査をしても、目の前に開けた術野を見て、

わたしたちにとって、[初めての症例]をオペするんだ。


なぜなら合併症の有無や脂肪の付き方、血管の走行、癒着の具合・・・・

一つ一つが人によってまったく違うから、俺達にとって‘初めてのこと‘なんだ。

その中で、今迄の経験や、技術、知識を駆使してオペしていく。

でも、初めての道を突き進むから、予期せぬことも起こるし、

瞬時に判断して対処していかなければならない。

治そう、良くしよう、そういう思いでメスを握っているのは変わらない。


けれども、私達も完ぺきではないし、なぜこんなところに神経が?とか

なぜこんなに癒着が?という出来事も多々あるし、

そんな初めてのことだらけの中でオペしていくんだよ。


もし、完璧を求められるなら、もうメスは握れない。」



全国の外科の医師がメスを握るのをやめてしまったら・・・・・


こんな現実の中で、今日も懸命にオペをしている。




医療事故だの、医療ミスだのと大きく報道がなされた結果

どの医療機関も救急に対して二の足を踏むようになったのではないだろうか。

それが「たらいまわし」などといわれる結果になってしまったような気がしてならない。

それが、医学会の隠蔽体質を明らかにするため、と言うのであるならば
もう、今や医学会だけが・・・ということでもないだろう。



いくら医学部の定員を増やしても、医師を増やしても

肝心の部分で今と同じ状況なら、ますます救急の現場は悲惨になっていくだろう。



     社会に大きな影響を及ぼすメディアのみなさま
     政治家のみなさま
     このブログに立ち寄ってくださったみなさま

        どうか、このような現場の声を聞いて
   救急医療が衰退することのない社会作りをしていく報道と対策をお願いします。

閉じる コメント(8)

人間と車を一緒にしないで!!と思われてしまうかもしれませんが・・・
私、車関係の仕事もしたことがあるのですが、
車と人間って似てるな・・・。と思っていました。
食事=ガソリン・内臓=エンジン・血管=オイル
・血管=パイプ・排泄=排気ガス・ドクター=整備士・・などなど思っていました。

今回我が家の車も、マフラーに穴開いて交換しました。医療業界なら移植!?

でも今回の車の不調=疾患で、他の不調=疾患も見つかりました。
私には車の整備はわからないし出来ません=手術も治療もできません!!
医師も整備士も私にとっては、車=体を勉強してきた、その道のエキスパートです!!
だから信頼しています!!
一級整備士にも治せない車があります・・・。
医師も治したくても治してあげられない事もあると思います。
当直宿直医師はJAFと同じような・・・。
ホントに大変だと思います・・・。
患者は患者としてのわきまえをしっかり持っていないといけないと思います。
医師は充電式のロボットではないんですから・・・
道が外れすぎてしまってごめんなさい!!

2008/5/25(日) 午前 1:36 ミワリン

手術中は思わぬことが起きることがあります。それをどうrecoverするかが大切ですが、どの程度の合併症までよしとするのか、年々要求が高くなっているような気がします。余り要求が過ぎると誰も手術しなくなるでしょうね。若い頃は何でも来い!で難しい症例程楽しかったものですが、年々手術に対する怖さが強くなってきて、なるべく簡単な症例にあたることを願っています。これは年のせいだけではないような気がします。。

2008/5/25(日) 午前 6:18 roaring YJ

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「開妻」です。
>ミワリさん
そのとおりだと思います。
だからこそ、人間も時々車検(体も心も)が必要なのに、心の車検はなかなか出来ていないように思います。

もし、心の車検をしていけば、社会はもうちょっと変わってくると思うのですがねえ・・・

2008/5/25(日) 午前 7:25 かいつま(開 妻)

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えるい先生、
本音を書いてくださってありがとうございます。

もともと人間に「完璧」なんてありえません。しかし、昨今では「完璧であること」が求められ、できるだけそれに近いことを要求されてしまっているような気がします。

これでは体だけでなく、「こころ」も疲弊してしまいますよね。

これではますます病院勤務医が撤退し、救急に対応できる病院が少なくなってしまっています。

この「からくり」をきちんと理解して進んでいかないと、もっともっと大変な状況になりかねないと思うのです。
「たらいまわし」と報道するなら、その根底にある問題にしっかり焦点を当てていただきたいです・・(だいぶ当ててきた番組もでていきましたが^^)

えるい先生、お疲れになりませぬよう・・・お休みの日は心も体もだら〜〜〜んと伸びきってくださいね^^

2008/5/25(日) 午前 7:34 かいつま(開 妻)

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おはようございます。毎日の更新を楽しみにしています。
私は主人を見ていて医者の大変さも少しは理解していますのであえて医者にとは思いません。
私は看護師しか職歴がないので他の職種の大変さも理解していません。
ただ、今まで主人とは違う病院で勤務していた中で、医者という前に人として一体どうなのかなあ???と思える先生方に接する機会も多かったので、冷静に物事を判断し、優しい性格の我が家の次男みたいな人が医者になったらいいのになあ・・・と思うときがあります。
(このブログを見てらっしゃる先生方ごめんなさい)

2008/5/25(日) 午前 10:36 [ sakura ]

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>sakuraさん、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、色々な先生(&奥様)がおいでですよね〜。私と主人も???と思われているかも(^^;)
本当に心が優しくて、人を思いやることのでき、冷静に物事を判断できる次男さんには、ぜひ医師を目指していただきたいです。
そのためにも、医療をとりまくさまざまな環境を少しでも改善したいですね。

2008/5/25(日) 午後 6:39 かいつま(開 妻)

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開妻さん こんばんは。開妻さんが問題提起してくださった件に関して、もう当県では現実に起こり始めています。県北部の腹部外科医はほぼ皆無で(小児科、産婦人科医、麻酔科医は言うに及ばずですね)、虫垂炎のオペすら(「すら」という表現は腹部外科のオペの中では比較的イージーという意味で使わせていただきました。不適切でしたなら謝罪いたします)、県南部まで救急車ではるばる患者さんが搬送されている現状です。メディア、政府や官僚はもちろん、全国民が医療崩壊の危機の現状に眼をむけて考えていただきたいですね。ポチです!

2008/5/26(月) 午前 0:08 [ - ]

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ますい先生、コメントありがとうございます。
深刻な状況になっているのですね・・・
臨床医の方々の本音の声が届き、これからの医療が守られていくことを願います。
でも、具体的にどうしてよいかわかりません・・・
これからもいろいろ教えてください。

2008/5/26(月) 午前 4:58 かいつま(開 妻)


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