はりきり院長夫人の開業医の妻の本音

http://blogs.yahoo.co.jp/harenihiamenohi3「第2弾」で更新中

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いよいよ土地が見つかり、建築設計を進めることになるのだが・・・

どのメーカーにやってもらうかも重大な問題だ。
できれば経験が豊富なメーカーがいい。けれどもコストが高すぎる。

私はあらゆる住宅メーカーの「医院建築実例集」のパンフレットを集めた。
外観、レイアウト、広さ、動線。とても参考になるものばかりだ。
夢は広がる

診療の部分は夫に任せるにしても、待合室や診察室への流れなど、素人の私の目だからこそわかる部分もある。お金のない私は、パンフレットを見て「イメージトレーニング」をしていった。

まず、初めて入るドア
玄関
靴はどうするの?
受付はどこ?
椅子・・・
電話をかけたい
お手洗いにいきたい
あ、診察に呼ばれた

そんな風にイメージを膨らませるのである。

幸い、こういったことは女性の方が得意なので苦ではなかった。しかもお金は一切かからない。
こうしてだんだん自分たちの中で建物のイメージができていった。

しかし、医療廃棄物の問題、廃液の問題、レントゲン室の問題など守らなければならないことがたくさんあることがわかった。
おそらく「丸投げ開業」であれば、業者に一任できるのだろう。我家にはそれができない。誰に聞く?

・・・・・・許可を出すのは保健所?
社会保険事務局?(社会保険支払基金ではありません)
え〜い、とにかく電話してしまえ!こういうときの役所だ!

とても丁寧に教えていただいた。
頭の弱い私には、開業には実に大変な決まりや手続きが必要なことだけはわかった。


看板の掲載の仕方(今はだいぶ自由になりましたが)
保険診療を始めることができるのは保険医登録がおりてからになるので、1ヶ月前には届けを済ませなければならないこと
保険医の届けだけでなく、色々な届けが必要になること

その前には、レントゲン室から放射線がもれていないか、レントゲン室に隣接された部屋のレイアウトがどうなっているか(壁の鉛の厚さなど含め)、医療廃棄物の保管場所はどこになるか、取り扱いはどのようにするか  などなど

とても勤務医をしながらできることではなく、さりとて素人である妻である私がどんなに頑張っても限界があることだけははっきりした。


周りの新規開業医は大手ゼネコンや全国展開のハウスメーカーや医療機関建築経験があるとうたっているメーカーや、あるいは「●●設計事務所」の名が入った建築許可証(というものだったかしら?)を工事現場に掲げて立派な建物を建て上げていく。

コネなし、金なし、担保・保証人なしの我家には、それはできないことであるという現実を突きつけられたのである。


結局、私たちがお願いしたのは、都道府県内で展開している地元工務店となった。
そこからしか協力がえられなかったのである。
いや、引き受けてくださっただけでもありがたい。

すべて地元優先でやろう。
幸い、地元の金融機関からもなんとか融資をしていただけそうだ。

地元の出身でないばかりに、土地情報も教えてもらえず、医師会費も倍に値上げされた「地元から排除された我が家だからこそ、あえて地元の方々にお世話になろう、地元を大切にしよう

ここから、また開業への道のりがスタートしたのである





補足

地元の企業は、何かあった時に(修理箇所が必要になった時など)すぐに対応してくださいます。

けれども、やはりこのような世の中ですので、倒産の危険はありますし、情が移っていますので一つトラブルがあった時など、なかなかビジネスライクにできません。

一方、建築に携わってくださった方やそのご家族が具合がわるくなると診察に見えたり、集患につながったことは事実です。
医院(建物)に愛着をもってくださっているようです。
大手メーカーでも、下請けは地元企業がほとんどのようですが、ここまで愛着はわかないようです。

皆様の経済事情やお付き合い、どれだけ開業に時間と根性をかけられるかで、それぞれに合ったスタイルをおとりになるのがベストだともいます。

ただ、建築にあたってはトラブルも多いのが事実です。

見積書、契約書をしっかりご覧になってください。
追加工事が必要になる場合もあります。

この見積書、契約書はどこまでやってくれるのか、万が一不良箇所があった場合の再度の工事が必要になった場合はどうなるのか、契約の範囲はしっかり確認した方が良いと思います。

壁や床、クロスは価格も下げられる部分です。見本を見せていただいて「同レベルでもうちょっと安くならへん?」と一応聞いてみた方がいいようです。
電気工事は大切です。
特にコンセントのレイアウトは実際の銅線を考えながら先生も一緒に考えてもらってください。(壁だけでなく天井や床から電源をとることもあるので、立体的に考えてください。)

雷対策や警備会社、ビジネス電話の設置などなど、電気工事の前に聞いておいた方がよいものもあります。

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