■□晴れときどき俳句日記□■

夏が終わっていきます。久しぶりに戻ってきました。

写真と俳句とエッセイ

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ふと目に留まったものなどを写真に撮り、それにまつわる俳句を詠んだもの。
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【9月24日(日)撮影。いまだに咲いている紫陽花発見。この時期まで咲くのもあるのですね。】
【その帰りの夕日も撮影。もう少し上手に撮れるよう、努力します】

紫陽花は6〜7月に咲く花。
夏の季語とされている。
けれども、日曜日にまだ咲いているのを見つけた。

「この花なに?」
当然、紫陽花を知っているはずの人に聞かれた。
紫陽花がこの時期に咲いているイメージがなかったのだろう。
その上、この写真のような青系の色のものは稀で、
ほとんどが葉の延長のような薄緑色をしていたのも、
「この花なに?」と聞かせた要因だろう。

観賞用として花も大きくなり美しいものが庭には植えられているが、
紫陽花は、もともと山に生えていた額紫陽花から生まれたのだそうだ。
だから、むしろこの森に生えている色味の薄い紫陽花の方が、元々のものに近かったのかもしれない。

もう時期はずれの花だからか、色もそれほど美しくはない。
昔人気のあったアイドル歌手が50代になってでてきて、
また昔の歌をうたっているのを見ているようで、
ちょっと切ない気分になった。

     水鏡してあぢさゐのけふの色      上田五千石

  この紫陽花は、まさに夏の紫陽花。
  美しく咲き誇っており、水に映っても尚、色の豊かさを感じる紫陽花だ。
  紫陽花は花の色が変化するので別名「七変化」。
  まるで「くの一」の技のようであるが、
  白に淡い緑、水色、紫に淡い桃色と七変化の名に負けぬ色の変りようである。
  五千石は、「色が変る」「色が移ろう」などとは言わず、
  「あぢさゐのけふの色」と「今日」をびしっと体言止めで言うことで、
  昨日の色や明日の色をも思わせているのだ。
  すっきりしていて、美しい句だと私は思う。


      あぢさゐの色とも知らず秋夕焼け     露璃
  

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【ハイビスカスといえば赤い色しか思い浮かばなかったが、黄色や白のハイビスカスもあるそうだ】

 これ、おそらくハイビスカスですよね。
 ハイビスカスにはいくつかの別名がある。

  仏桑花 (ぶっそうげ)
  ぼさつばな
  琉球むくげ
など。

    屋根ごとに魔除獅子置き仏桑花    轡田 進

 轡田氏のこの句は、完全に旅人の視点で詠まれたものであろう。
 沖縄旅行で屋根の上に「シーサー」があるのをもの珍しげに眺めている俳人の様子が目に浮かぶ。
 
    日陰にも明るき島の仏桑花    露璃

   「明るき」が「島」にかかって見えてしまうか…。
   あきまへんなあ。

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【ブーゲンビリア (ラテン語Bougainvillea) 南の島で美しく咲き誇っていました】

 さて今日はブーゲンビリアである。ラテン語のスペリングどおりに読むとブーゲンビレアとなる。
 オシロイバナ科イカダカズラ属の植物なのだが、この学名の方がよく知られているだろう。
 和名としてはイカダカズラということになるのだろうが、
 歳時記を調べてもこれが出ていない。

  「ブーゲンビリア」で探しても、「ふうきぎく(富貴菊)」「ふうきそう(富貴草)」の次は「ふうしんし(風信子)」で出ていない。
  「いかだかずら」でひくと、「いかずち」の次は「いかつり(烏賊釣)」となっている。

  かろうじて「オシロイバナ」は秋の季語として掲載されているが、果たして「オシロイバナ」という 言葉から喚起されるイメージが、この写真の花を詠む句のイメージとかさなりあうだろうか。 
  どうにも言葉の力に心もとなさを感じてしまう。

 歳時記にない花、どうしましょ。
 現在ではみんなに知られている花であると思うのだが。
 もともと南米の花なのだろうから、子規や虚子の時代にはそうポピュラーではなかったのか。
 オシロイバナであるのなら、渡来植物としての歴史は古く、貝原益軒の著書にこの花が紹介されているというのだから、江戸時代から日本で親しまれてきたことになるが。
 だが、それとブーゲンビリアとは違う。


     白砂を歩きてブーゲンビリアかな     露璃

 季語がない??
            
 
 

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【7月末のある日の夕焼け。 雲の層の合間が赤くなり複雑な空の景色だった】

   二十六聖人大夕焼けに合掌す    能村登四郎

 長崎に行ったときに二十六聖人の殉教の碑に立ち寄った。
 広島が「怒りの広島」と呼ばれるのに対して、
 長崎は「祈りの長崎」と呼ばれている。

 被爆以前にクリスチャンが多く住んでいたことから「祈り」となったのだろう。
  
 ところで、日本では好感を持たれている英雄で韓国では毛嫌いされている武将はだれ、
 と聞かれたらなんと答えるだろう。
 
 答えは豊臣秀吉。
 慶長元年の12月19日に、二十人の日本人、四人のスペイン人、ポルトガル人とメキシコ人が一人ずつの 計 二十六人が、キリスト教(カトリック)を信仰していることを理由として、秀吉の命によって処刑 された。後にこれらの人々はカトリック教会により「聖人」とされ、彼らは「日本二十六聖人」と呼ば れるようになった。

 そういった背景をできれば知った上で味わいたい一句である。
 韻文は感性に負うところが多いから、余計な説明は加えないほうがよい、という考え方もあるだろう。
 たしかに、何かよくわからないが音の響きが美しい、といった鑑賞の方法もないわけではなかろうが、
 私は「知ること」は必要なことだと思っている。
 何も、学問としてと肩肘をはらなくても、
 経験的に知っているということでも構わない。
 知っている、というところに俳句を入れてやると
 鑑賞者の中で言葉の意味や独特の世界がじわじわと醸されていくのだろう。
 
 あれ?なんだか話がそれてしまった。

     なくなりし村の名前や大夕焼     露璃
   

8月7日は七夕です。

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【留萌 錦町 ルモンドの焼菓子。一つひとつに星座の名前がついているんです。】

  増毛より来客アリ。
  で、増毛よりは「都会」の留萌のお菓子屋さんでお土産を買ってきてくれました。

  ひとつひとつに星座の名前がついているんですよ、これが。
  へえ〜、と思わず手にとって見てしまいました。

 さて、今日は七夕。
 本州(ナイチと呼ぶ)とは違って、一月遅れの七夕なのだ。

 星座のお菓子もいただいたことだし、今日のテーマは七夕にしよう。
 さて、歳時記を見ていて気がついた。
 
    「陰暦七月七日、また………。中略……現在では、七日の朝に芋の露で墨をすって、さまざまな    願い事を短冊に書いて七夕竹に結ぶならわしであるが……以下略」

 ええ?
 今朝の芋の露をとってきてそれで墨をするの?
 それが「現在」?

 最近は「墨をする」という行為さえほとんどしない世の中なのに。
 芋畑が家の周りのいたるところにある、というわけでもないのにねえ。

 ちょっと戸惑ってしまいますわ。

     七夕や髪濡れしまま人に逢ふ    橋本多佳子

   思わせぶりで、勝手に物語を作ってしまいそうですね。

     七夕や髪濡れしまま寝る子かな   露璃

   ロマンがない!

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