■□晴れときどき俳句日記□■

夏が終わっていきます。久しぶりに戻ってきました。

最近読んだ本

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最近読んだ本の紹介と感想。そこから思うことなど。
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外出先から帰ると、冊子小包が届いています。

株式会社 角川書店と書いてあり、
「出版事業部第一編集部」というゴム印が押してあります。

…なんだろう?
なんか、入選したっけ?

などと考えても思い当たるものはなく。

クラフトテープをめりめりとめくると中からミントグリーンの淡いような色合いの本が出てきました。

細い短冊に「謹呈   著者」と書いてあります。


朝倉かすみ氏の最新刊「そんなはずない」でした。

装丁はあの有名な「鈴木成一さん」。
帯には千野帽子氏の推薦文が書かれています。

……いいじゃないですか。
とっても!

「ほかに誰がいる」(幻冬舎)のときには、内容や描写が独特で、あれあれと作品世界から取り残されてしまった思いがありましたが、今回の作品は出だしから、快調についていけています。(今のところ)

まだ読み始めたところですが、展開が楽しみ!

角川書店のHPを見てみると、なんと動画で朝倉さんが自ら語っているではありませんか!
びっくりでした。

かすみちゃん、立派になっちゃったな〜。
興味のある方はどうぞご覧になってください。
http://www.kadokawa.co.jp/sp/200706-05/

「氷点」がこの週末にテレビで放映されるそうだ。

「最近読んだ本」ではないが、
なんとなく「氷点」について…。

昔、旭川のお土産というと「氷点」というお菓子だった。
今も販売していたはずだ。
1つの文学作品がこんな形で残っているのは、
その作品の持つ力に負うところも大きいと思う。
それだけのものがこの作品にはあるのではないだろうか。

通俗小説のように単なる人間ドラマとして読む方法もあるだろうが、
その背景にあるキリスト教の「原罪」の考えを見過ごしてはいけないと思う。

カトリックの神父さまもこの小説について、語っていたことがあったなあ…。

そうそう、二年ほどまえ綾子氏のダンナサマの三浦氏のお話を聞く機会があった。
彼女の闘病生活は想像以上の壮絶なものだった。
あんなに体が弱くてずっとベッドにいるような生活をしていたのに
すばらしい作品を生み出すことができたのは、「口述筆記」をして支えた
ダンナサマがあってのこと。
 高齢の三浦氏のお話であったが、たくさんの人に聞いて欲しいと思った。


さて、「氷点」である。
朝日新聞の懸賞小説に、旭川の雑貨店のおかみさんが応募し、見事大賞を獲得。

当時としてはすごいことだったろう。
賞金は1000万円だったのだから。

その後、小説は話題となり、映画にもなった。
ヒロインを演じた美少女もいまやおばあちゃんである。(娘は喜多嶋舞)
その後も何度もテレビドラマが制作され、その都度、ふむふむと思わせる役者が配置された。

4年ほど前には、お母さん役が浅野ゆう子だった。
もう、そんな年になったのだと妙に感心した。

今回のヒロインは石原さとみ、ときいた。
きよらかな心を持つヒロインのイメージに近いように思う。
が、これは演じたところをみないとわからない。

 ところで、続氷点 もあるのをご存知だろうか。
 これまた、文庫本で上下二巻。
機会があったらご一読を。


    数年前、旭川にある三浦綾子の文学館付近でできた句

  無邪気ねと言はれてしまひねこじゃらし    露璃 《既発表句》


三浦綾子文学館ではレターセットを買った。
白地に虹の様な色合いの雪の結晶のもようが淡く入ったもの。

誰に手紙を書こうかしら…。

初老と聞いて…

最近、びっくりしたこと。

  初老、ということばは「40歳」を指すということを知ったこと。

  今更ながら、森鷗外の「高瀬舟」を読んだ。
  罪人、喜助と
  京都町奉行所同心、羽田庄兵衛しか出てこない小説だが、
  その中に、庄兵衛が「初老」という部分があり、
  あれれ、と辞書を引いてみると、なんと40歳とある。


 そっか、織田信長の時代には
 「人生五十年〜♪」と舞を舞ったとかいうし、
 そう考えると四十歳は立派な初老だったのか。


 くにたちさんが「不惑」という言葉で悶々としていらっしゃったが、
 わたしは「初老」で悶々というより、衝撃を受けてしまった。

 
  そうそう、高瀬舟。
  「青春」時代に読むもよし。
  でも「不惑」「初老」に読むとまた味わいが違うのではないか。

    「安楽死」、という今日的テーマも抱えてはいるが、
    今回どうも気になるのは、
    「足ることを知る」……なのだ。
    バブルという時代を過ぎた今、
    本当に感じることだから。
  
    そして、
    国際社会においての混乱、
    いや、それだけじゃない、
    国内でも何が正しいのか、分からなくなっている中で、 
    何も考えずに流れに身を任せる生き方が普通とされている時代だから、    
    「オオトリテエに判断を委ねる生き方」についても。

   「最後の一句」ももう一度読みたくなってきた。

「最近読んだ本」と書庫名はついているが、まだ読んでいない。
でも、紹介する。

朝倉かすみ氏の「パンダ全速力」。
室蘭出身の作家・長島氏が「全速力で母は」(不確かかも…)という小説で芥川賞を獲ったが、
それとどうもタイトルのイメージは重なるようだ。

内容は、小説宝石の7月号に掲載されていた
「田村はまだか」(このブログで紹介済み)の続編、とご本人。

読みたくてうずうずしているが、やめた。

それは火曜日から稚内へ行かねばならないから。
3日に出発して6日に戻る。
その旅のおともにこの本を持って行こうと思うから。
宿で3泊する間、活字中毒の私は新聞だけでは体がもたない。

楽しみである。

【追 記】
個人的な話ではあるが、実は彼女は私の先輩である。
気がつくと「注目の女流作家」となっていた。
かたや私は、無名の市井の人、である。
先輩、がんばれ!とエールを送ることしかできない。

先輩に勝っているものは、身長と体重ぐらいである。

イメージ 1

これもまた、引っ張り出して読み直した本。
 宮本輝は、
 昭和52年に発表した
    「泥の河」で太宰治賞を受賞。
    「蛍川」で芥川賞を受賞。

 この文庫本はその二編が納められている、おいしい一冊。

 解説は水上勉なのだが、
 たしかに、これらの作品は水上勉の世界と重なり合う部分があると思われる。
 水上氏は「宮本輝の描く世界は奇妙な暗い一幅の絵だ。決して明るくない」と
 述べている。

 取り上げといて言うのもなんだが、再読してみて改めて、
 どうもこれらの作品は苦手だ、と思った。

 たぶん、これらの持つ抒情や水上氏の言うような「暗さ」が苦手なのだと思う。
 古風なたたずまい、じめじめとした匂いに人の情念のようなものが絡まっている世界。
 新しいマチに生まれ育ったために、こうしたものに馴染めないのか、と思う。
 
 私自身が人生の深みに欠ける人間だから、と言われればそれまでなのだが。

 ただし、その後の宮本作品は好んで読んでいるし、共感できるものも多いのだけれど。
 

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