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『容疑者Xの献身』

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東野圭吾 『容疑者Xの献身』第6回本格ミステリ大賞、第134回直木賞受賞作。

映画版『容疑者Xの献身』が話題ですね。やっぱりフクヤマ様はかっこいい。


ガリレオのシリーズはテレビドラマ化もされています。
私は連続ドラマはニガテだから見てないけど。



常々、推理小説は好きだけど、さらりと読み飛ばしてしまうので
あまり噛みごたえがあるなぁというものに出会えないでいたのですが、これはスゴイ!

物理学者と数学者という構図もすばらしいし、
そこに絡む人間模様も充実していて、読み応え充分です。




天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、
アパートの隣の部屋に娘と暮らす靖子にひそかな思いを寄せていた。
靖子は元夫の富樫につきまとわれ、発作的に自室で彼を殺してしまう。
警察への自主を覚悟した靖子だったが、殺害に気づいた石神は
彼女たちを救うために完全犯罪を企て、こう言った「私の論理的思考に任せてください」
草薙掲示から事件を聞いた帝都大学理学部の助教授ガリレオこと湯川学は
関係者の中に懐かしい名前が混じっていることに気がつく。
帝都大学の同期生で、湯川が唯一天才と認める石神哲哉だった。

愛する人のために企てた完全犯罪と自己犠牲。






途中で、あっ!と気がついたのです。トリックに。
でも、それでも飽きさせずに最後まで持って行きます。さすがです。


なにげない日常の中の、なにげないヒトコマが
誰かの救いであり、また、かけがえのないものだと訴えかけられたように思います。



さて、映画化はいかがでしょう??

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国立新美術館ピカソ展に出かけました。

20世紀美術を代表する巨匠パブロ・ピカソ(1881〜1973)の回顧展が
10月4日〜12月14日、東京・六本木の二つの美術館で同時開催されています。

パリの国立ピカソ美術館の改装によって実現した世界巡回展の一環で、
国立新美術館で約170点、サントリー美術館では約60点が展示中です。

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国立美術館での「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」は
初期の青の時代からキュビスムや新古典主義の時代をへて、
第2次世界大戦を乗り越えた晩年までの創作の軌跡を、油彩画や彫刻でたどります。



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黒川記章氏のやわらかなガラスの美術館。
彼の建築家としての才能やデザインの進化はすばらしいと思います。
なんだか、晩年の政治活動はめちゃくちゃだったけど。


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すぐそばに六本木ヒルズがあります。
都会にそびえる甲冑のようですね。




ピカソはモデルとなる女性によって作品のスタイルを変え、
作風が変わる背後には必ず女性がいたといわれています。

この企画展では、年代を追ってたどることが出来、
ピカソが生涯、新しい表現への追求を続けた意欲を感じました。


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有名なドラ・マールの肖像。彼女はカメラマンで、ピカソの製作風景を多く遺しました。
ちなみにこの絵の落札額は9521万6000ドルです。

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初期の作品で、作品に実際の楽譜をコラージュしたもの。
描かれる楽器はヴァイオリンですが、楽譜は声楽曲でした。


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バレリーナだったオルガ・コクローヴァ。
ほかの作品とは少し雰囲気が違って驚きました。





ギネスブックにのるほどの多作な画家であったピカソの私生活は
かなり人間くさいというか、どろどろとした部分があるのですが、
それは常にミューズを求める芸術家のサガと捕らえればよいのでしょうか・・・。

生涯、次々と新しい技法を模索し、表現の幅を広げたピカソは
芸術のみならず、全てのことに挑戦し続けたかったのでしょうか・・・。

国立新美術館では作品の創作年代によって展示されていますが
年をとるほどに「生と死」「男と女」という普遍的でシンプルなテーマが多く
たとえば、逆から見せられても、それが正解であるかのように思ってしまいそうです。



膨大な作品を残したことを考えれば、170点に及ぶ今回の展示さえも
彼の多角的、多面的な創作活動のほんのひとかけらなのかもしれません。

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