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読書感想文☆通勤時間に読んでいます☆
本の中の言葉のひとしずくはココロの栄養です♪
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『優しい音楽』

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瀬尾まいこ 「優しい音楽」双葉社 2005年刊

受けとめきれない現実。止まってしまった時間-。
だけど少しだけ、がんばればいい。きっとまた、スタートできる。
家族、恋人たちの温かなつながりが心にまっすぐ届いて、じんとしみわたる。
軽やかな希望に満ちた3編を収録。



どれも凝縮された時間を差し出されるような物語で大好きです。重すぎず、軽すぎず。
「優しい音楽」「タイムラグ」「がらくた効果」の3作はどれもするっと読めました。

「笑うためには、いろいろ大変ですね。」
佐々木さんがつぶやいた。
「はなこさんみたいに、全門来福にしておけばよかった」


本当に、どんなところにも福がきたらお得!

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角田光代 「この本が世界に存在することに」メディアファクトリー 2005年刊

本をめぐる9つの物語です。本好きには、とても身近な感じがします。
ものすごくいい本に出会ったとき、
「ミツザワ書店」の主人公と同じ気持ちになってしまうものだと思います。

気がついたら、空が白んでいた。すげえ。静まり返った部屋でぼくはそれだけつぶやいた。
それしか言葉が思いつかなかった。すげえ。すげえ。すげえ。その言葉ばかりくりかえした。
自分はほんものの阿呆だなと、すげえとくりかえしながら知った。
この本にはこれだけの言葉があふれているのに、
それをぼくは、すげえという一言でしか言い表せないのだから。

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野中柊 ひな菊とペパーミント


中学2年の結花は、父が再婚することに。
しかし、再婚相手には息子がいて、彼は同じ学校の子と知って驚く。
しかも、その少年が自分に好意をもっていると知り…。
かつて『ダリア』で描かれたような、少女の心の揺らぎや小さな恋に、
野中柊の新たな魅力が再発見できる。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)

私は結花。十三歳。
大好きな女友達、学校のアイドルでボーイズ・ラブ疑惑をかけられている美少年ふたり、
パティシエ志望の男の子、離婚しちゃったパパとママ
、私を好きだっていうだれかさん…いろんなひとたちに囲まれて、さまざまな愛のかたちを感じる日々。
でも、まだ恋は知らない―なんて思っていたら、
ある出来事をきっかけに、平和な中学生ライフが一変しちゃった!?
初恋は、人生で一度だけの、たいせつな宝もの。
注目の作家・野中柊が贈るちょっとキュートな少女の世界。



中学2年生の女の子が初めてのデート、お父さんの再婚を通して成長する物語です。
なかなかこんなふうに、素敵な人たちばかりに出会って
成長していくのは、とても幸運なことでものすごく難しいとは思うのですが、
でも、もし、こうだったら。と思ってしまいます。
中学2年生って、ちょうど、自分、他人、家族…
誰かの存在を強く感じたり、近く感じたり、うっとうしく感じがしたり。
いろんな第1歩かもしれません。

私たちは手をつないだまま、また並んで歩きはじめた。
すべてはこれからだ。そんな気がした。
夜空を見上げると、ちっちゃな星が瞬いていて、
胸を満たす、すぅすぅと涼しいペパーミントの空気が、からだじゅうの細胞を目覚めさせる。

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吉本ばなな「吉本ばなな自選選集 3」新潮社 2001年刊

高校生の頃、初めて吉本ばななのキッチンを読んで、
読みやすいし、なんだか入りやすし・・・と思って好きになり、
それから、全作品を網羅するつもりで、ずっと読んでました。
でも、アムリタあたりから、なんか違うな?と思ってしまって
読むのをお休みしていたのです。

最近、友達と、小さい頃好きだったものを嫌いになったり、
逆に苦手なものが好きになったりするかもね、という話をして
そういえば、私にとって吉本さんはそうなのかも、と思って
懐かしいキッチンを読むために、この本を選んでみました。

なんだか、前置きが長くなりましたけど。

キッチン
満月―キッチン2
ムーンライト・シャドウ
N・P
ハードラック
野菜スープ(書き下ろし新作)

キッチンも、ムーンライトシャドウも、もう一回読んだら泣けて泣けて・・・。
やっぱりちょっとは心が大人になってるのかもしれません。
それから、高校生のときは入り込めないな、
と思っていたN・Pが改めてすごい作品だと気がつきました。

町を歩く人すべてが、彼女に見えるくらい好きだ。
とか乙彦が言っちゃって。素直に心に響きました。

『てるてるあした』

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加納朋子 「てるてるあした」 幻冬舎 2005年刊

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

親の夜逃げのため、ひとり「佐々良」という町を訪れた中学生の照代。
そこで彼女が一緒に暮らすことになったのは、おせっかいなお婆さん、久代だった。
久代は口うるさく家事や作法を教えるが、わがまま放題の照代は心を開かない。
そんなある日、彼女の元に差出人不明のメールが届き始める。
その謎が解ける時、照代を包む温かい真実が明らかになる。


推理小説のような、ファンタジー小説のような、不思議な感覚の小説です。
お話の割には、ちょっと長いかな?と思いましたけれど、
するすると、あまり考え込まずに読める本です。「ささらさや」という本の続編です。

でも、読んでなくてもちゃんと独立しているので単独でも楽しめます。
中学を卒業した女の子が、家庭の事情で遠い親戚だというおばあさんのおうちに居候し、
その土地に住む人との交流を通して、人のせいにしたり、
周りの環境に関係なく、自立していく物語です。

元教師のおばあさんの言葉はじぃ〜んと胸にしみます。

「本はいいよ。特に、どうしようもなく哀しくて泣きたくなったようなとき、
 本の中で登場人物の誰かが泣いていたりすると、ほっとするんだ。
 ああ、ここにも哀しみを抱えた人がいるってね。
 誰かが死んだとか、男に振られたとか、人生に絶望したとか、
 登場人物がどんなことに悩もうと関係ない。
 ああ、ここにも泣いている人がいると、単純にほっとするんだ。
 小説なんて絵空事で嘘っぱちだから、
 現実に誰かが泣いているわけじゃないって我に返ることだってある。
 それでもやっぱり、ほっとするんだ。
 泣きたくなるようなことがあったら、試してごらんよ。
 長い人生、そんな気分になることだって、いっぱいあるだろうからね」


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