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読書感想文☆通勤時間に読んでいます☆
本の中の言葉のひとしずくはココロの栄養です♪
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『一千一秒の日々』

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島本理生「一千一秒の日々」

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

仲良しのまま破局してしまった真琴と哲、
メタボな針谷にちょっかいを出す美少女の一紗、
誰にも言えない思いを抱きしめる瑛子。

真剣で意地っ張りで、でもたまにずるくもあって、でもやっぱり不器用で愛おしい。
そんな、あなたに似た誰かさん達の物語です。
いろいろままならないことはあるけれど、やっぱり恋したい、恋されたい―

小さな明かりの灯った夜の中で、私たちは長い会話とキスを交わしながら、何度夜を明かしただろう。
ふたりだけの愛おしい日々が溶けていく―
生真面目で不器用な恋人たちを清新なイメージで描いた七色の連作短篇集。


【目次】(「BOOK」データベースより)

風光る/七月の通り雨/青い夜、緑のフェンス/
夏の終わる部屋/屋根裏から海へ/新しい旅の終わりに/夏めく日


6つの関連のあるお話と、高校生が先生に特別な感情を抱く一編。
どれも良かったです。ほどよく読み応えがあって、でも疲れなくて。

「新しい旅の終わりに」が、全体をまとめてていいな、と思いますが。
特に「青い夜、緑のフェンス」が良かったです。

「皺だらけになっても背中が曲がっても私は私なんだからべつにちっとも怖くないんだよ」

『パレット』

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前川麻子 「パレット」 

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

渋谷区の公立中学に通う十四歳の尚美と絵麻。
尚美は、三十歳の恋人と両親公認の交際をつづけ、
絵麻は、母と二人きりの家庭に、息苦しさを感じている。
いまどきの中学生のなにげない日常。
そこには、瑞々しい感受性と自意識の世代が持つ、ちょっと大人な、せつない思いが溢れている―。

【目次】(「BOOK」データベースより)

灰色の日々/桃色半分/恋は水色/青い愛/群青の空に雲の染み/
水たまりパレット/さよならの白い煙/赤い疵/クリスマスの色



ちょっとくせがある作家さんのように思いますが、私は好きです、前川さん。

「パレット」は女子中学生2人とその2人を囲む人々の話です。

東京の渋谷が舞台で、かなり具体的に地名やお店の名前が出てくるので、
そうそう!と思って楽しいし、そんなところあったっけ?と思ったり。

でも、作中に出てくるように、渋谷に限らず東京ってどんどん変わるから、
パレットの舞台を訪ねようとしても、お店がなかったりするかもしれません。

中学生の恋愛観は正直、わからないな、と思ったり、
中学生の持つある種の諦観にこれは・・・ないな、と思ったりしちゃうのですが、
でも、共感できる部分も多かったです。

たとえば、中学や高校の先生が読んだら、ショックを受けたりするのでしょうか?
それとも、あるある、って思うのでしょうか?
すごく中学時代をうらやましく思ってしまう物語ですが、
中学生のときにこの本を読んだら、こういう見方はできなかったな。と思うので、
やっぱり大人はちょっといいかもしれません。

「愛とはなんだろう。
 結局は判らない。判らないから与えられない。
 与えられないけれど必要なものだろうと思う。  
 だから、絵麻のいる世界から愛が奪われることが恐ろしい。 
 愛はきっと、空気みたいなもんだろう。
 見えないけれど、そこにあって、ないと絶対に困るもの」

こんなふうに考える、男子中学生・・・いいですよね・・・。

『青空バーベキュー』

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野中柊 青空バーベキュー

内容情報】(「BOOK」データベースより)

ポンポンは、食いしん坊のパンダです。
雨の日も、くもりの日も、晴れの日も、朝起きて、
まずはじめに考えるのは「これから、なにを食べようか?」
…だから今日も、ポンポンのお話は食べ物のことからはじまります。

【目次】(「BOOK」データベースより)

雨ふりキャンディ/海のしあわせライス/青空バーベキュー



青空バーベキューはパンダのポンポンシリーズの第2作です。
色々な動物たちが、食べ物を中心に仲良く暮らす物語で、読んでると、おなかがすきます。
出てくる食べ物があまりにおいしそうで。身近な桃源郷っていう感じ?

「ほんとうに、空が飛べたら、どこへ行こう?きっと、どこへでも行けるね。
 でも、どこへも行かなくても、いいや。ぼくは、今いる、この場所が好き。」

沢山の人が、このくらい、今の自分に満足できるといいですよね。夢かな?

『あなたのそばで』

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野中柊 「あなたのそばで」 

オニオングラタンスープ
光 
イノセンス
片恋
運命のひと
さくら咲く

6篇からなる短編集で、少しずつ、重なり合う人たちの恋を描きます。

野中さんの作品は、どんどん、研ぎ澄まされて、どんどん、いい作品になっていく、と思っています。
最初の頃も良かったけれど、私は、今の作品のほうがずっといいなぁと思います。
とくに、イノセンス の 妹の魂を感じる場面が好きです。

主人公の妹の葬儀の日、咲きかけの桜に、雪が降りかかる
「その情景は、私に妹の魂を感じさせた。理屈で説明できることではない。
 でも、私には分かった。どうしようもなく、分かってしまった。
 私にしか聞こえない、彼女の声が聞こえてきた。私はここにいるよ。あなたを見守ってるよ。
 瑛子はちゃんと約束を守ったのだ。
 あれから、幾度も季節は巡り、雪を目にした年もあった。目にすることのない年もあった。
 桜は毎年、花咲き、散った。
 そして、降りしきる雪を身に受けるたび、舞い落ちる桜の花びらに掌を差し出すたび、
 私はあらためて感じる。 妹の魂が、私と共にあることを。」


亡くなっていった人たちの、そういうサインがあるとするなら、
死は、もっと、悲しまなくていいものなのかもしれないけれど、
やっぱり、信じきれずに、悲しんだり、寂しくなったりするものだと思います。

『椿山課長の七日間』

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浅田次郎 椿山課長の七日間

やり残したことが多すぎる。このまま"成仏"するわけにはいかない。
突然死した冴えない中年課長は、美女の肉体を借りて七日間だけ"現世"に舞い戻った。

デパートで働く椿山さん、やくざの親分、頭のいい小学生の男の子の3人が、
もととは違う姿で、現世に戻って、やり残したことや心残りを片付けようとするお話です。

新聞連載だったせいか、どの部分も、すごく山アリ谷アリで、
ありすぎて、ラストが意外に感じましたが、やっぱり泣きました。
人が死ぬのはとても大きい。でも残された人は、生きなければならない。

「生い立ちを嘆いている暇なんかないぞ。
 人生はおまえの考えているほど長くはない。
 泣いたり憎んだり悩んだりする間に、一歩でも前に進め。
 立ち止まって振り返る人間は、決して幸せになれないんだ」


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