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クラシックコンサートのお出かけ記録☆
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NHK交響楽団第1636回定期公演


シベリウス :組曲『カレリア』 op.11

ラフマニノフ :パガニーニの主題による狂詩曲 op.43

チャイコフスキー :交響曲第5番 ホ短調 op.64


指揮 シャルル・デュトワ

ピアノ ユジャ・ワン


デュトワの久しぶりのNHK響。
21歳のピアニストを迎えてのプログラムもとても期待できました☆


冒頭のカレリアは初めて聴く曲だったのですが
驚くほどの透明度の高いアンサンブルで、キリリと引き締まっていました。

パガニーニ・ラプソディーは程よい制御がきいて
ピアノはピアノらしいブリリアントさで、
オーケストラはそれを支える大地そのもので
非常に充実した良い演奏でした。

後半のチャイコの5番もしみじみとして
雄大で息の長いフレージングが美しくて絶品でした。

デュトワにはもっともっと、N響を振っていただきたいものです♪

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東京都交響楽団第672回定期演奏会


ラフマニノフ :ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30

ベルリオーズ :幻想交響曲 op.14


指揮 ステファヌ・ドゥネーヴ

ピアノ 小山実稚恵



大好きな曲の組み合わせ。どっしりと重量級なプログラムでした。
前半の小山さんのラフマニノフは友達からとても勧められていました。

実は私は小山さんのピアノはあんまり好きじゃないんですけどね。

この日もまるでアスリートのようなテクニックには感心するけれど・・・という感じでした。
最初の出だしがひっくり返るほど遅くて、最弱音で始まったのですが
とてもミステリオーソな解釈ともとれる一方で
ラフマニノフの土臭い民謡っぽさが失われるように思いました。


後半のベルリオーズは都響の得意なものですよね。
洋食屋さんのハヤシライスみたいな、お家芸。

今回の指揮者は毒にも薬にもならず、
割とラジオ体操で、あまり仕事してないようにみえるのですが。
そこが都響らしさが出てよかったのかなと思います☆うんうん。

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ベートーヴェン :ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37

シューベルト :交響曲第8番 「ザ・グレート」




指揮:ギュンター・ヘルビッヒ

ピアノ:ゲルハルト・オピッツ



数年にわたってのベートーヴェン・チクルスがいよいよ今年完結するオピッツ。
私は以前に聴いて、とても好きだったのですが、
今年はリサイタルの日に仕事があるため、最後を聞き届けられず・・・
ということで、日本フィルとのコンチェルトを聴きました。


もじゃもじゃのアタマに怒ったような顔。
なんとなく、オピッツは「古きよき時代」を思わせるピアニストです。


大好きなベートーヴェンの3番のコンチェルトは
非常に端正で折り目正しく、美しい音色でした。
まさに、彼の師のケンプを思わせる演奏です。
ベートーヴェンらしさを楽譜そのままに伝えられる思いです。

特に1楽章のカデンツァでの卓越したテクニックは
ただテクニックの華麗さのみならず、
溢れ出る感情が音符のひとつ、休符のひとつとなって
どれもそこにある必然性を感じる時間でした。

また、2楽章の集中した一音ずつの音の重なりも
これ以上ないほどの美しさでした。



この画像はブレンデル&アバドで、2楽章です。
ブレンデルが自身の生涯最後のBPOとの共演に選んだのもこの曲でした。




後半のシューベルトは、最初の誰かさんがオオコケでしたが
正直なところ、「指揮者でこんなに違うの!?」と思うほどの充実感のある演奏でした。

ヘルビッヒの指揮は初めてでしたが、細かなキューではなくて
全身でシューベルトの音楽をオケから引き出す棒でした。


真摯なタクトは見ているだけで美しく、とても魅力的でした。
77歳だそうですが、まだまだ来日の機会を多くもっていただきたいです♪


シューベルトのグレートは長いので、いつも途中で飽きてしまうのですが、
「ここはこうなっていたのね!」という楽しい発見がわざとらしくなく聴こえ
眠るヒマもなく、音楽に浸れました☆やっぱりシューベルトは美しいです☆


すてきな演奏会でした。

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アレクセイ・ヴォロディン  ピアノ・リサイタル


シューベルト:即興曲第1番D935-1

ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番

ラフマニノフ:楽興の時

プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番「戦争ソナタ」



アンコール:

ショパン:マズルカ

ラフマニノフ:前奏曲

ショパン:子犬のワルツ

ショパン:英雄ポロネーズ







アレクセイ・ヴォロディン

1977年サンクトペテルブルク生まれ。
9歳からピアノをはじめ、10歳でモスクワに移りグネーシン音楽学校に学ぶ。
1994年にはエリソ・ヴィルサラーゼ女史のマスタークラスで研鑽を積む。
2003年チューリヒのゲザ・アンダ・コンクールで優勝。
近年では2005年にはパリのシャンゼリゼ劇場にリサイタル・デビュー。
そのほか、バルセロナ、マドリッド、リヨン、ローマ、フランクフルト、チューリヒ、
ウィーン、ラ・ロックダンテロン等で演奏している。
この先もブリュッセルのパレ・デ・ボザール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、
ベルリンのフィルハーモニー、ミラノ、ルクセンブルク、ニューヨークでの公演も予定されている。
ヴォロディンのCDはライブ・クラシックス・レーベルからリリースされている。




久しぶりに、<ピアノ・リサイタル>に行ってきました。
なんだか、ピアノコンチェルトのほうが最近は多かったな〜〜。

31歳の若いロシア人ピアニストは、
まるでまだ学生のように折り目正しい雰囲気。

顔がおおきいので、手が大きく見えないのが不思議でした(笑)


前半のシューベルト、ベートーヴェンはまだまだ
きっと演奏者自身も試行錯誤の途中なのだろうなと思われる箇所が多かったです。
演奏者と曲目の距離が遠いというか、聴衆もちょっとおいてきぼり。

後半のロシア・プログラムはうってかわって、お得意の様子。

ラフマニノフは曲間など、もっと時間をとって、
まるで物語のページをめくるようにもったいぶっても良いように思います。

そして、最後のプロコフィエフ。これは圧巻でした!
卓越したテクニックで、難しいパッセージもなんのその。

もっともっと、速く!もっともっと、突き抜けて!
ココロが思うくらい、気分が良かったです。


アンコールでは、心地よい音楽の時間をふんわりと終わりました。





とにかく、テクニックがあるピアニストです。
こういう人が続々と登場するロシアという国はすえおそろしいなぁ・・・。

ヒガミではなく、ココをスタートして、どんなピアニストになるかが真価ですね。


この来日ではゲルギエフとの共演もあります☆


マエストロ・ゲルギエフのプロコフィエフ・チクルスは行く予定がありませんが
昨日、六本木の路上で、「あ、ロシア語だ」と携帯電話で話す外国人を振り返ったら
ワレリー・ゲルギエフが真後ろに立っていて驚きました。

大きくて、野性の狼(会ったことないけど)みたいな人だと思いました。あぁ、びっくりした。

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サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団



ハイドン :交響曲第92番 ト長調 Hob.I:92「オックスフォード」

マーラー :リュッケルトの詩による5つの歌

ベートーヴェン :交響曲第6番 ヘ長調 op.68 「田園」




充実した良い演奏会でした。想像通り、「期待以上」だと思います。
まぁ、4万円という強気な高額チケットはお気に召しませんけど。。。




もじゃもじゃラトルはすっかり白髪で、
私の記憶の中よりも、おなかまわりがたっぷり。


でも、オーケストラに向かうと、
まるで「いいこと思いついた!」と駆け出す男の子みたいでした。



ベルリン・フィルはいまや、単独世界一というオケではないけれど
それでもスーパースターがズラリと並んでいて、壮観でした。


ハイドンは少しだけ前向きなテンポで、
時に鋭い切れ味のナイフのように、すっぱりと、
甘ったるくなく、品格があって、
良い意味でお行儀の悪いアンサンブルも聴けてお気に入りでした。


今回のベルリン・フィルのプログラムは、
2夜にわたるブラームスの交響曲チクルスと、
この日のハイドン→マーラー→ベートーヴェンでした。


実は、ベルリン・フィルを従えるコジェナーがお目当てです☆

ほかの記事で「婦唱夫随」という言い方も見ましたが、言いえて妙ですね。
マグダレナ・コジェナーは、マエストロの奥様なのです☆

白いスカートのドレスに、見ごろから腰にかけては赤いドレープ。
金髪が色の白さを際立たせて、美しい歌手でした。


コジェナーの声は決して太くないし、ブリリアントでもない。
それでいて、ひとこえで、ココロの内側までぐっと入ってきてしまう。


なまみの心臓を素手でつかまれてるみたい。



ただ、「聴いている」だけなのに、
まるで「聴いている」自分が物語の主人公のような気持ちになります。

たとえば、ドイツ語がわからなくても。この歌を知らなくても。
私は同じようにきっと泣きたくなったと思います。



Ich bin der Welt abhanden gekommen,
Mit der ich sonst viele Zeit verdorben,
Sie hat so lange nichts von mir vernommen,
Sie mag wohl glauben, ich sei gestorben!

Es ist mir auch gar nichts daran gelegen,
Ob sie mich für gestorben hält,
Ich kann auch gar nichts sagen dagegen,
Denn wirklich bin ich gestorben der Welt.

Ich bin gestorben dem Weltgetümmel,
Und ruh' in einem stillen Gebiet!
Ich leb' allein in meinem Himmel,
In meinem Lieben, in meinem Lied!

私はこの世から姿を消してしまったの。
そこでは、多くの時間を無駄に過ごしてしまったわ。
私の消息を聞かなくなってからだいぶ経ったわね。
きっと、私なんかもうすっかり死んだと思われているでしょう。
死んでしまったと思われても、私にはどうでもいいことよ。
それに対しては何も言えないわ。
だって、本当にこの世では死んでいるんだもの。
世の中の騒がしさの中では死んでしまって、私だけの静かな場所で安らいでいるの。
私だけの至福の中で、私だけの愛の中で、私だけの歌の中でひとりで生きているの。





さて、休憩をはさんでベートーヴェン。

スパっと切り込んだハイドンとは対照的に、だいぶ創りこまれた冒頭。
小さい頃から聴き続けた作品が、信じられないほどの瑞々しさで
あぁ、ベートーヴェンだ、としみじみと感じました。

夏に訪れたベートーヴェンが「田園」の構想を練った散歩道が
なんだか、すぐそばにあるように感じられます。画像参照☆

○楽章のドコソコが〜〜良い・悪いなどということ抜きにして
全身で音楽をするって、こういうことよね。と素直に思いました。


ラトルほどの指揮者が、ベルリン・フィルほどのオケに
本番なのに、あれこれと、うるさいほどのキューサインを出し、
弦楽器の主席には、楽譜に手がかぶってしまうくらい身を乗り出しているんだもの!


素朴な田園風景は、いつか人間賛歌や自然賛歌となって
曲が終わっても動けないほどの感動でした。



いやみでも皮肉でもなく、あの万来の拍手やらブラボーができるパワーの残った聴衆はすごいと思う。
私は精根尽き果てて座り込んでおりました。自分が弾いたわけでもないのに。







「癒しの音楽」なんて、いらない。

最高の芸術は、自らの意思とは関係なく
聴くものに衝撃的なエネルギーを与え、
抱えるほんの少しの傷や、怒りや、苦しみのような
ネガティブな部分を洗い流すとんでもないパワーがあると思うのです。

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