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住宅を仕事にする方はもちろん、
これから住まい造りを考えている方にも、
また、ただエッセイが好きな方にもおススメな一冊をご紹介します!
僕が住宅設計を仕事にする決意のきっかけとなった本。
この本を読んで、
ライフスタイルや家事を
住宅というハードと明確に結びつけるようになりました。
と、いっても内容は技術的なものではぜんぜんなくって、
むしろ建築家宮脇檀の日記といってもいいくらい、
軽いタッチで徒然と書かれています。
前半は家事や生活について。
彼は娘さんと二人暮らしで、
建築家という多忙な生活の中で
一通り家事などをこなす、
そういった視点から生活や家事について語っています。
かなり高飛車な言い回しが多くて、
一般の主婦が読んだら
ムカつくんじゃないかと思える部分もあります。
でも、その分表現がおもしろくて
文章に勢いがあってけっこう笑える話も
たくさんあります。
中盤はデザインや仕事の話。
このあたりも好きで、
単純に尊敬する大建築家の思考が勉強になりますね。
そのところどころに散りばめられた
日常の風景もけっこう好き。
そして、終盤は娘さんについて書かれていて、
本の最後では結婚して嫁いでいった為
宮脇檀は一人暮らしになってしまうのだけど、
そのあたりの心理描写がすごく伝わってきて、
なんだかジーンと泣けてしまいます。
その数年後、宮脇檀は突然亡くなるのだが、
それを聞いたとき僕はすごくショックを受けました。
建築家として憧れていただけではなく、
この本を読んで彼に思い入れができたからだと思います。
建築、住宅というジャンルを超えて、
エッセイとして楽しめる一冊です(^。^)/
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