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梅崎春生は、福岡生まれで戦後の第一次本格派小説家。井伏鱒二と同時期の作家。
名前だけ知ってて、小説は読んだことがなかったけど、頭の片隅に「いつかは読んでみたい」の思いがあった。
先日、図書館で物色しているときに偶然見つけ、掘り出し物を見つけたような嬉しい気分で借りてきた短編集の文庫本。
日常を描き出すことに秀逸しているらしいが、なるほど・・・。フムフム・・。
しかし、描かれている日常性は戦後の日本なので、今とは随分と違った感覚で馴染めなかったり、描かれている人たちに対しても滑稽過ぎたり、じれったかったりする場面もあり、不思議な面白さがあった。
そのなかでも「蜆(しじみ)」は、恐かった。
蜆が恐いのではないよ。蜆にまつわる人間の深部の恐さなんだけどね。
時代小説が続いていただけに、濃いコーヒーをチビチビと飲んだ感じだなぁ。
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