抱っこ法の昔の会報誌にあった、内容ですが・・。
あるセッションの記録です。
子供に、問題行動(親の言うことを全く聞かない)が現れ、相談に来た両親。
問題行動に気付くっていうだけ、素敵なご両親なのですが・・・。
(今は、気付かない人が多い。気が付いても何もしない、何も出来ない人も多い。
大丈夫だよ〜!とポジティブに見過ごす人、まったくもう!と怒るだけの人、
私は悪くない、と自分の保身する人、そんなの関係ないと、無関心な人・・。
なにもかもどうにかしてください!と人任せな人・・・・多い・・ねぇ・・。)
なにか思い当たるところはありますか?と尋ねると、
子供が生まれて、子供が自分(両親)に懐かず、
おじいちゃんおばあちゃんのトコロばかりに行ってしまう。
もしかしたら、わがままをさせてるのではないか・・・とのことでした。
そのあたりを切り口に、セッションを進めていったものの、うまく行きません。
なので、両親と援助者が思い当たるところ、をいろいろ話しながら子供の反応を見て行きました。
ぐずぐず泣いたり、ギャーと泣いたり、知らん振りしたりと、そのネガティブな反応を見て行きます。
抱っこ法のセッション中は、子供はずっと泣いています・・。
泣かれるのがツライという人には、厳しいセッションですが、
泣くという解放行為、そして訴えには、とても大切な意味があって、
泣かない(文句を言わない、愚痴を言わない)からヨシというのは、
子供の半分を、認めないことになるのです・・。
そして、セッション中に子供が反応した言葉が、「さみしい」だったのですが・・。
その「さみしい」を紐といていくうちに・・。
両親が、自分(ボク)を引き止めてくれない寂しさ・・を感じていることがわかった。
ということだったのです。
子供は、言葉がはっきりわかるような年齢ではないけれど、
それでも「言霊」と言うようにか、その空気みたいなものは感じられるのでしょうね・・。
言葉がうまく話せない子供との、抱っこ法のセッション・・素晴らしいです。
預けてしまうとラクだし、それが祖父母や子供への思いやりだと思ってるのかもしれないけど、
やっぱり子供はお父さんとお母さんに、「そばに居て欲しいと思ってほしい」ものなのだと思いました。
そして、おばあちゃんのところに行く、という行動をとおして、
両親の気持ちを探っているようでした。
そして引き止めてくれない寂しさを積み重ねながら、問題行動へと発展していったようです。
それが解ったので、セッション中に、お父さんとお母さんが、
援助者の力を借りながら、子供に自分たちの気持ちを伝えました。
「おじいちゃんとおばあちゃんのところに行ってしまうと、パパとママはちょっと寂しいな。」
「時々は行きたいと思うけど、いつもいつも行かないでほしいな・・。」
すると、子供はぴたりと泣くのをやめて、両親の言葉に耳を傾けたそうです。
言うことを聞き始まったので、そこから両親は一生懸命自分たちの気持ちを話し始めました。
そしてしばらく、子供は、静かにじ〜〜〜っと聞いていると、ほっとして眠ってしまいました。
そんな言葉を、子供は待っていたのですね・・(*´∀`)゚・*:.。. .。.:・゜
欲しくない言葉を投げかけられれば聞きたくないというのは人情で・・。
聞きたい言葉を投げかけられれば、聞くのです。
そして何を聞くか、何を返すかで相手がわかる・・!
子供が眠ってから、援助者と両親で、セッションを振り返り、いろいろ話をして・・。
普段、お願いばかりされていたり、自由にばかりさせていると、聞きたくないっ!!ってなります。
ちょうどよいやりとり、そして5分5分でキチンと向き合う気持ちを持って向き合う。
押さえつけるのでもなく、そして、尊重しすぎるのでもなく、話し合う。
聞かない、のにも、理由があるのです。
一方的に悪いと言うこともできません。
その後、子供が「今日は、パパとママのそばにいてあげる!」
・・・といいつつ、その顔はとても嬉しそうだった、
そして、問題行動がなくなっていた・・と報告があったそうです。
とても、素敵なセッションで、このたった一つの出来事(セッション)が、
離れそうになった心を、もう一度、しっかりと、つなげたように思えてなりません。
私も・・・こんな、セッションが目標。
私は、大人の個人のセッションがメインですが、
子供心、大人心、そして高い心、そんなところを紐解いて、繋げて、
ホッと眠れるような安心感を提供できたらと思っています。
もちろん、なかなかわかってあげられなかったり、わかってもらえなかったり・・。
抱っこ法も、大人の癒しも、苦しい道を通って、はじめて、平安が訪れるのですが・・。
苦しすぎて、今は苦しい道は通れないけど、癒されたいという人には、他の方法も沢山あります。
抱っこ法は、私が癒しの道への入口に訪れたところであり、
私はここから、どんどん広がって、沢山のことを勉強させてもらいました。
子供がやりたがるから、行きたいから・・となんでも自由にしてしまうことは、
子供を尊重している行為かもしれないけれど、
もしかしたら、親が無意識にラクをしたいからかもしれません。
(ラクするのが、一切ダメというのではありません。親にも休養が必要ですから・・。)
一面を見て、ヨシとするのではなくて、
もっと繊細に、そして丁寧に・・子供を見てあげてください。
子供は自分が何を寂しいと思ってるの解らないまま、気持ちを積み重ねて行ってしまいます。
こうして、自分をキチンと見てくれる、解ってくれる・・これができるのは、
不特定多数を見て、1年で交替してしまう学校の先生では、絶対に難しいです。
一生を見ていく両親(それ以外にも、祖父母、パートナー、友人)しか、出来ることではありません。
子供は特に、時間を一番重ねることが出来る両親のはずなのですが・・。
一緒に居ても、別のことを考えていて、子供を見ていない。
一緒に居ても、一緒に居ない・・。
もちろん親も、それなりの理由があります。
子供を見てやれない、もう相手できない・・。
そんな風に疲れてしまったときには、きちんと助けを求めてください。
親が癒されてないのに、子供を癒すことなんて、出来ない・・。
私が大人の癒しの道に入ったのは、それが理由です。
まずは大人が癒されること、それがしいては子供を癒すこと・・だと思ったのです。
・・が・・大人の癒しのほうが絡まって時間が積み重なっている分、難しかった〜・・・(*´ο`*)=3
「そこまで見てやることなんてできねぇよ〜・・。」と、かるーく言う人も居ましたが・・。
今はそういう時代。
そして、そういう親(↑)が子供を育てている時代なんです。
だから、色んな子がいるでしょうが・・。
そういう子に毒されない、しっかりとした愛情を受け取った子供に育てましょう。
自分の子供は、自分で守りましょ・・。
この話を、主人にしたら・・。
「俺、その子の気持ちすっごく解る・・」と言って、いろいろ話してくれました。
パパも、「ボクは、おばあちゃんのところにいる!」と、
義母が大変そうなのを気遣って、よく言ったそうです。
寂しい気持ちを抱えながら、それでもお母さんを気遣っていた・・・と。
お母さんががっかりするのが見えたけれども、それでも、ボクがそばにいると大変・・。
弟はずっとお母さん子だし・・。
それなのに、お義母さんが「○○(パパ)は、おばあちゃん子だから・・(笑)」と、
嬉しそうに言われるのが、とてもとても悲しかったそうです。
かといってそれを否定してしまえば、お母さんが傷つくだろう・・と言えない。
優しいな〜〜〜(*´∀`)゚・*:.。. .。.:・゜上の娘が、オーバーラップしました・・。
もし、それが寂しそうにいわれれば、それはそれで嬉しかったかもしれない、と言っていました。
ニコニコして、嬉しそうで、幸せそうなことだけが、ヨイとは限らないのですね。
それが傷つけてしまうこともある・・考えさせられました。
抱っこ法は、直接自分のセッションに関係はないけれど、自分の引き出しを広げてくれる、
素晴らしい概念だと思っています。
興味のある方がいたら、「抱っこ法」で検索してみてください♪
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