「お母さん、煩悩って何?」 『今日はまた難しい話を・・・』 「あのね、簡単に言えば、人間が持って生まれたいろんな欲望かな?」 「欲望って何?」 「う〜ん、例えば、何もせずにお金持ちになりたいとか、 あれが欲しい、これがしたいって、努力もしないであれこれ欲しがったり、 苛めや、喧嘩とか、我儘とか、あとは思いやりの心を忘れた勝手な行動とか。。。かな。」 「ふ〜ん、じゃぁ、人間はそんなものを108つも持ってるの?」 「そうだね。よく知ってるね。誰かに聞いたの?」 「うん、裏のおじいちゃんが人間は煩悩の塊だから・・・って、よく言ってるよ。」 「そっかぁ、そうだね。そうかもしれないね。」 「煩悩って持ってちゃいけないの?」 「いけないとか、そんな事じゃなくて、持って生まれちゃってるからね・・・。 でもね、煩悩をなくすために人はいろいろと努力をしなから生きてるんだよ。 大晦日に除夜の鐘を108回撞くのも煩悩をなくすためって考えられてるからだよ。」 「努力しないとなくならないの?」 「そうね、 初めから持ってるからそのまま何もしなかったら、煩悩のままに生きてるってことだね。 みんながそうだったらどうなると思う?」 「みんな我儘で喧嘩ばっかりしてて、苛めとかなくならないと思うよ。」 「そうだね、怖い戦争とかも起きちゃうよね。」 「そっかぁ、煩悩は良くないものなんだね。」 「そうね。簡単に言っちゃうと良くないものかな? でもね、良くないって決め付けちゃうのもおかしいかもね。」 「何で?」 「人にはいろんな欲があるから、社会はそれなりに発展してきたんだと思うよ。 例えば、出来るだけ短い時間でいろんなところに行きたくて車や電車は作られたんだし、 ただ、それは確かに煩悩ではあるんだろうけど、単なる欲望ではないよね。 いろいろと努力して人間が作り上げたものでしょう? だから、他の良くない煩悩とは違うものかもしれないね。 戦争とかに使われると良くないものになっちゃうけど、普通に安全に使うなら、 それは、ありがたいものなわけね。」 「そうだね。煩悩とは違うかもしれないね。 じゃぁ、煩悩はどうして108つなの?」 「う〜ん、難しいけど人間には『四苦八苦』っていうのがあるの。」 「裏のおじゃいちゃんが、よく言ってるよ。 『わしが四苦八苦してこれこれしたのに・・・』って・・・。」 「うん、そうね。 四苦八苦っていうのはね、『四苦』っていう四つの苦しみと、 それにあと四つの苦しみを加えて『八苦』っていうのがあるんだよ。 『四苦』っていうのは、『生老病死』っていって、生まれること若しくは生きることと、 老いるつまり年寄りになるってことね、それと、病気になることと、死ぬことね。 それで『四苦』なの。 『八苦』っていうのは、それにあと四つの苦しみを加えたもので、 例えば、『愛別離苦』とかあるの。 これは、愛してる人とも必ずいつかは別れなくちゃならないってことね。 他にもあるけどいっぱい話してもまだ難しいから、もう少し大きくなったら話してあげるね。」 『これだけしか覚えてないよ。あとで辞書でもひかなきゃ・・・(汗)』 「うん、楽しみにしてるね。 で、どうして108つなの?」 「あぁ、そうね、これは九九の問題ね。 『しく』はいくら? 四かける九だよ。 それから、『はっく』は? 八かける九だよ。」 「う〜んと・・・。」 「答えが解ったら、今度は、その二つを足したらいくらになるかな?」 煩悩が何故108なのか? そんなことは、どこかの偉いお坊様にでも聞かなきゃ、本当のことは私にも解らない。 でも、娘がこんな風にいろんなことに興味を持ってくれることが嬉しかった。 出来るだけ判りやすく、正確なことを教えたい。 母親として、人間として、生き物として、生きていく上で必要なことは何でも教えたい。 煩悩が何であるのか、 何で108つなのか、そんなことを知ったところで何の役にも立たないかもしれないが、 それでも、人として必要最小限のことは知っていて欲しいと思う。 煩悩が何なのかを知らなくても、煩悩の中で生きている以上は、 それに囚われない生き方をして欲しい。 母は本当に物知りでなくてはならないな(笑) おバカな会話だけでなく、こんな難しい話もたまにはいいかな・・・(爆) 『愛別離苦』しか答えられなかった母は、娘に聞かれないうちに、早速調べました(汗) 以下、『ウィキペディア(Wikipedia)』からです。 『四苦八苦』の『八苦』とは、 『四苦』にあと『四つの苦』を加えたもので、あと『四つの苦』とは、 愛別離苦(あいべつりく) - 愛するものと分かれなければならない苦しみ 怨憎会苦(おんぞうえく) - 憎んでいる対象に出会う苦しみ 求不得苦(ぐふとくく) - 欲しいものが得られない苦しみ 五蘊盛苦(ごうんじょうく) - 心身の機能が活発なため起こる苦しみ である。 このうちの、五蘊盛苦(ごうんじょうく)については、解説があり、 自分自身が生きている(心身の活動をしている)だけで苦しみが次から次へと湧き上がってくること を指す。 色(しき) =すべての物質を指し示す。この場合、「身体」機能が活発であることのために起こる 苦しみ 受(しゅ) =物事を見る、外界からの刺激を受ける「心」の機能 想(そう) =見たものについて何事かをイメージする「心」の機能 行(ぎょう)=イメージしたものについて、何らかの意志判断を下す「心」の機能 識(しき) =外的作用(刺激とイメージ)、内的作用(意志判断)を総合して状況判断を下す 「心」の機能 (写真と本文は関係ありません)
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わたしゃは煩悩の塊かもねアッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノ アッヒャッヒャ!
2009/6/23(火) 午前 6:33 [ CAT'S ]
そうですね、、。煩悩が、湧きあがらないように、ない知恵をしぼって、中国のテレビ、つけっつぱなしにしています、、。修行をしないと、なんの、解決にもならないんでしょうけれど、、。大学の、勉強、まじめにやって、道を歩くことしか、思い至らないです、、。
2009/6/23(火) 午前 7:43 [ - ]
こんにちわ、にゃん子さん。。。
やっぱり、さすがににゃん子さんですね。。。
僕もこの世界を勉強したのが二十歳の頃ですが、それに比べ娘さんはやはり魂が高いところにあるようですね。。。
そして、この説明も流石と思わせるものがありますよ♪
2009/6/23(火) 午後 2:24 [ - ]
段々色んなことに興味が湧いてくる年頃ですね、
とてもいい事です。
ついでに、私にも勉強させていただきました。
ありがとうございます。
2009/6/23(火) 午後 7:22
内緒さん
早速削除させて頂きましたよ。
2009/6/26(金) 午前 9:53
CAT'Sさん私とて・・・(爆)!
2009/6/26(金) 午前 9:54
sonchuzanさん
あまり硬く考えないで下さいね・・・。
2009/6/26(金) 午前 9:55
晴れ晴れさん
ありがとうございます。
娘の質問攻めには本当に閉口です(笑)
何でも知りたがる年なんでしょうが、私も必死です(爆)
2009/6/26(金) 午前 9:57
ほのかさん
いろいろと知りたがるので、正直に何でも教えていますが、難しい質問には本当に頭を悩ませてしまいますよ(笑)
2009/6/26(金) 午前 9:58
「こんな記事もあります」を見て、訪ねてみました。楽しいブログありがとうございました。私も、娘が四歳の頃、矢継ぎ早以上に早い質問攻めにあったことを思い出しました。
その後、娘さんはどう成長なさったのでしょう。
2012/11/30(金) 午後 1:51 [ zendo ]