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「人生万歳!」☆☆☆
ウディ・アレンの新作も何とか映画館で観られて、ホッとしている。
ウディ・アレン映画は大好きなのだが、世間では何だかオシャレ映画と認識されているらしく、変に毛嫌いするひとが多い。 オシャレ映画として好きだと言うひとも多くて、どちらにしても辟易してしまう。
「アニー・ホール」の有名なギャグに「自分の入会を許可するようなクラブには、自分は入会したくない」というものがあったが、ウディ・アレンの根本はまさにそういう歪んだ自我と民族意識(ユダヤ人ということね)にあるよねー。
今回の「人生万歳」も、そのものズバリの、歪んで固着してしまった自我をこじらせたアメリカのエリートを主人公にした作品であった。
それはさておき、本作品はこれまでのウディ・アレン作品(特に「ハンナとその姉妹」)の換骨奪胎として出来上がっており、そういう意味では既視感のある、決して新味が感じられない映画であった。
それでも何ともキュートな愛すべき作品に仕立て上げているのはプロの手腕ということであろうか。
例えば、主人公はニューヨークの住む知識人で、常に社会に対して怒りを感じている老年にさしかかった男である。
これは「ハンナとその姉妹」のマックス・フォン・シドーと全く同じキャラクターではないか。
彼は物語の最中に、時折、映画館の観客に向かって話しかけてくる。
これは「アニー・ホール」ですねー。
限られた登場人物たちがくっ付いたり離れたりする展開は「ハンナ」と同様。
その人間関係の面白さは今回の方が突き抜けたものがあって、衝撃的に笑いを誘うのだが。
久々のニューヨーク映画を、安定感のある面白さで描いた作品として、個人的には歓迎しているのだが、世評はどうなんですかね。
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はじめまして。
遅れてDVDで観賞しました。
良かったですよ。
『アニーホール』大好きな映画なので。
2012/1/28(土) 午前 11:25