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私の友人がこぞってみんな観に行って、みんな「「ブラック・スワン」観た?」と訊いてくるのでうんざりしたが、ようやく観に行くことができた。
それにしても、ダーレン・アロノフスキー監督作品がこんなにメジャーになる日が来るとは、デビュー作「π」の頃には想像もしなかったよー、あたしは。
さて、本作は怖くて痛い映画だったなー。
主人公の精神的な痛みを、全て身体的な傷や痛みとしてヴィジュアライズして表現しているのである。
ナタリー・ポートマンがどんどん狂気に蝕まれていくと、どんどん痛そーな映像が増えていくのである。
主人公の主観的ヴィジョンを映像化して、あたかも客観映像のように見せる方法は最近多い(「シックス・センス」あたりから流行った?)けれど、それらに慣れた観客にも本作はグイグイ引き込まれてしまう迫力に満ちている。
それは単なる精神崩壊の気味悪さだけをクローズアップしているわけではなく、われわれにも覚えがありそうな原因理由を丹念に見せているからだろう。
それは、仕事に関する強いプレッシャー(プリマドンナを完璧にやり遂げなければならない重圧)だったり、非常に厳しい家族からの干渉(異様に性に厳しい母親)だったりする。
ナタリー・ポートマンは言うまでもなくこれまでで最高の演技を見せていると思う。いつも辛そうな顔をしているが、見ていてこちらも息苦しくなってくるほどである。
せめて、せめてほんのちょっとだけでも救いがあれば良かったなぁ。
でも、アロノフスキーがそんな甘っちょろい作品を作るわけないか。 |

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はじめまして☆
凄いの一言でした!
ナタリーにとって代表作となるものに出会えてよかったですね!
2011/7/30(土) 午後 9:03
本当にナタリー・ポートマンの代表作になる力作でしたよねー。もっと大物女優になれるといいなぁ。
2011/7/31(日) 午後 11:17