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「デュー・デート 出産まであと五日!史上最悪のアメリカ横断」☆☆★
「ハング・オーバー」シリーズのトッド・フィリップス監督作品で、最新作「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」の前作にあたる映画。
順序が逆になったが、何とか映画館で観ることができた(目黒シネマにて)。
「大災難PTA」とそっくりだなぁと思いながら観ていたのだが、すでに沢山のひとが指摘しているみたいね。
「大災難PTA」は徹底的にドタバタ劇だったけれど、本作は比較的登場人物の人間性の部分が丹念に描かれていて、コメディとしては弾けた笑いを作り出していなかった。
言い方を変えると、トラブルを起こすザック・ガリフィアナキスが決して悪人ではなくて、天然の性格で他人を困らせてしまうような人物であるため、純粋に嗤えないのである。
「こういう迷惑な奴、いるよなー」という程度の不快感で終わってしまい、気持ちにモヤモヤが残る作品になってしまっている。
また、トラブルを蒙る側のロバート・ダウニーJRが善人顔というよりも悪人顔なので、寧ろ途中でザックを置き去りにして逃げかけるあたりで、「何という嫌な奴!」と思ってしまうほどであった。
そういう意味ではミスキャストなのかもしれないが、二人とも芸達者なので結局最後まで面白く見ることができた。
要するに、一つの作品としては説得力のある良作ではあるということなのだ。
笑えないけれど、面白い映画であった……というのは矛盾した言い方でしょうか。
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