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今年もひっそりと開催中。
今年のメインは、<クライモリ>大会。
以前の記事で一作目の「クライモリ」について褒めたのだが、続編は全く観ないままだった。
ところが、最近つたやの棚を見たら、やけに「クライモリ」という文字がたくさん並んでいるので、ここはちゃんと情報整理をしないといけない、と発起したのである。
調べてみると、現在のところ五本の「クライモリ」の存在が判明した。
○「クライモリ」(03)
○「クライモリ デッドエンド」(07)
○「クライモリ デッドリターン」(09)
以上の三本が、正統的なシリーズ作品。
そして、以下の二本は勝手に邦題を付けた外国作品で、未見。
○「クライモリ in バタフライエフェクト」(08)オーストラリア映画。
○「クライモリ 禁猟区」(09)イギリス映画。
「クライモリ in バタフライエフェクト」という邦題はスゴイねー。こりゃ何だ!?と思わずケースの解説を熟読してしまったほどである。
「クライモリ」とも「バタフライエフェクト」とも全く無関係な作品だということは分かったけれど、映画好きにはアピール度満点のタイトル(そして、速攻鼻で笑われるタイトル)。
さて、シリーズ三作について。
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「クライモリ」☆☆★
2003年アメリカ映画。
今回、久々に再見したが、やはり面白かった。
詳しいことは、……以前の記事を御覧下さい。
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「クライモリ デッドエンド」☆☆
2007年アメリカ映画。日本未公開。
一時期流行ったリアリティ番組(「サバイバー」系)の撮影中に、そのスタッフとキャストが襲われるという話。
前作と直接関連がある内容ではないが、森の中に住む人肉食ファミリーが森に入ってきた人々を襲うというプロットとそのファミリーの畸形的造型を受け継ぐ形としての続編になっている。
リアリティ番組の裏側を見せる面白さから物語は始まり、さりげなくそれらに対する皮肉や批判が盛り込まれているところが面白い。
一人ひとりのキャラクターが案外しっかり描き込まれているので、殺されてしまう場面では「あー、この人は殺さないでほしかったなー」と思ってしまった。
そして、殺害シーンが一作目よりもずっとえげつなく、より工夫されているところは評価できる(「ファイナルデスティネーション」シリーズと同じ意味での評価です。決してスプラッターが好きなわけではないので、お間違いなく)。
それでも、観終えて「一作目ほどではないなぁ」という印象を受けた。
決して悪くはないのだが、演出の切れの良さや、先の見えない展開というのが本作にはなかったということかもしれない。
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「クライモリ デッドリターン」☆★
2009年アメリカ、ビデオ作品。
映画のシリーズものでも、出来によっては映画館にかからず、最初からビデオスルーになってしまう作品がある(そんな作品は、勿論日本でもビデオスルーである)。
囚人護送中の護送車が山道で襲われ、囚人と監視の警察官たちが次々に殺されていく話。オープニングでキャンプ中の大学生たちが襲われるのだが、その中の一人の女子大生が逃げ延び、山中で囚人たちと合流するという話もからむ。
<どんな人々が襲われるか>というところにポイントが移ったようで、そのため<どうやって生き延びるか>よりも、襲われる人々の間の人間関係を描くことに終始していく。
要するに、殺害シーンの工夫や畸形家族たちの描写がほとんどなくなり、形式的になってしまっているのである。
そのために極めて凡庸なホラー作品に堕してしまっている。
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