逗子の休日(私のオフタイム)

川澄選手アメリカで2得点デビュー...♪

haru子の論説委員!

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四川大地震から丸1年、日中の関係に変化は有ったか無かったか...

中国四川大地震から丸1年が経った...

死者約7万人、行方不明者約1万8千人...

被災者は4千数百万人を越える大変な被害をもたらした地震の爪あとは大きく...

いまだがれきが多く残る四川省では、官民ボランティア一体となった

復興が行われているようだ...


地震大国日本からも多くの救援物資が送られたり、

国際緊急援助隊の救助チーム・医療チームが派遣された。


それらは中国の国民の心にもどうやら届いたようだ...


特に一番先に救援に駆けつけ...

数々の困難な情況にも関らず、懸命の作業を続けた...

国際緊急援助隊救助チームには...

残念ながら一人の救出も果たせなかったとは言え...

格別の敬意を表したい...



彼らが5月17日瓦礫から探し出した母子は、もう息はしていなかったけれど...

整列し、亡き骸にお悔やみの敬礼を捧げる姿↓は...
http://jp.eastday.com/node2/node3/node17/userobject1ai37338.html


多くの中国の人の心を打ったようだ...

日本と中国には不幸な過去が存在し、

そのために日本に対して良い感情を持っていない人が、未だに多いのも事実だ...

サッカーの女子WC予選などを見ても、まだまだ風化していないのが良く分かる...

靖国神社の参拝問題もしかり...

尖閣諸島や油田開発もしかり...

例の餃子事件でもそんなギクシャクが見られ...

日中の国民感情は...

その地理的な関係や経済的な関係ほどには、近い存在にはなれていなかったと思う...



でも、今や中国はアメリカを抜いて日本の一番の貿易相手国だ...

日本経済の行方はその貿易の50%を占めるアジア...

とりわけて20%近くを占める中国に大きく左右される事は間違い無いのだ...


餃子事件以降、中国野菜は姿を消したように見える...

でも、実際の対前年輸入量は...

タマネギ85%(東京港)、ニンジン69%、ナガネギ75%と...

大幅な減少とはなっていない...


スーパーの店頭に並ばないだけで、加工用や業務用としては...

依然として厳然たる存在感を示しているようだ...


過去記事に書いたように、国産との価格差はまだまだ大きく...

国産野菜を増やそうにも、農地は減る一方で...

60代が3分の2を占める農業従事者の後継者は無く...

狭い中山間地中心の日本では、加工用野菜の大量供給は難しい...

といって、国産を使って高い価格設定にしたのでは...

不況に喘ぐ今、誰も買ってはくれないだろう...



実は餃子問題以前から、中国産野菜の安全性は、国産と同様に高まっている...

あの不幸な事件が切っ掛けで、さらにチェック機能は高まっているようだ...

業界では、それがすでに常識化しつつあり...

あとは、マスメディアと消費者が受け入れるかどうかなのだ...



輸出だって中国やインドが主要な相手だ...

経済力が高まった彼らが求めるのは、高品質で親切丁寧な作りの...

日本製品へとますます傾斜を強めるだろう...



ナショナリズムのぶつけ合いは、誰の利益にもならない...



最近は、中国政府の扱いにも変化が見られる...

中国のサイトを見ても、(ブログも含め)それは見て取れる...

サーチナのサイトでは『日本が中国への最大の援助国と知って』と題し...

日本に対するイメージが変わったとするブログ記事が載ったり...

日本に来た留学生が、自分が中国で受けた教育で作っていた日本人のイメージが...

全く変わったという記事もあったりする...


下の記事↓は、日本に初めて日本へ来た中国女性のブログ記事だ...
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0323&f=column_0323_003.shtml


ネット上で論戦を戦わしていると見えて来ない真実が...

実際のふれあいでは、見えて来たりする...




それを作り積み上げて行くのは、一人一人の気持のあり方だ...







先日の記事に載せたが、妻の実家にあったお宝のひとつに...

中華民国海軍提督丁汝昌の書き物があった...


彼の北洋艦隊と日清戦争日本海海戦で戦った連合艦隊司令官伊東祐亨は...

実は彼と面識があり、互いに尊敬しあう関係だったようだ...


伊東祐亨が丁汝昌に宛てた降伏を奨める文書を司馬遼太郎がこう紹介している...



あなたの艦隊が連戦連敗しているのは、決して君のせいではない。
またあなたの将士のせいでもない。あなたの国の秩序が古びているからだ。
清国はもうどうにもならなくなっている。
旧態依然たる千年前の制度をそのままに保守している。
たとえば文章の試験をして、文章の上手な者が官吏になり、
そのなかから政治家が選ばれていて、
そういうことでは新しい世界情勢のなかで孤立せざるを得ない。
そのなかであなたは、たまたま艦隊を率いる司令官になっているが、
そういう国にあっては、どうしようもないのだ。

 われわれは、あなたの国と同じ悩みをもってきた。
多分に侵略的な形をとってアジアにやってきた西洋文明の波を、
われわれは同じくかぶって、国は一旦滅びようとした。
そのときに一念発起して維新をおこない、旧来の陋習(ろうしゅう)をすべて捨て去った。
そして、ヨーロッパの新しいテクノロジーをとり入れ、
制度も変え、国の形態も変えてしまった。
 それは貴国から見れば、あるいは軽薄で滑稽なことかもしれない。
しかし、それが今日のこの結果を招いている。われわれは港外にあり、
あなたは湾内にあって手も足もでない。

 しかしながらあなたは、何ら恥じることはないのであって、
生き残ってもらいたい。

あなたの国にとっていま一番大切なことは、制度を変えることである。
生き残って、そのために尽瘁(じんすい)せよ。

だが、おそらくあなたは、ただちに国へ帰れば殺されるであろうから、
とりあえず日本に亡命したらどうか。
あなたの身に関しては、世界に鳴る日本の武士道が保障する。
日本に数年いて、清国があなたを必要とするときに帰り、制度のたて直しをせよ






司馬は解説でこう書いている...

『何だか、敵国の司令官に宛てた手紙ではないようなものなんです。

つまり、共通の悩みをもったアジア人同士の共感に支えられたものです。

自分たちはヨーロッパ化したから勝っただけのことで、強いから勝ったのではない、

ということをくどく言って、あなたもそうしなさい、と勧告している。

そうして、清国と日本とはアジアで生き残っていこう、と言っているわけで、

軽はずみな軍人の勝利感など、かけらもない。』





少なくともこの時点では...

日本と中国がアジア人としてともに力を合わせて生きて行こうと考える軍人が...

日本に居た事は確かのようだ...(その後の陸軍の行動はともかく)



残念ながら丁汝昌提督は部下の命の保証を条件に自害してしまい...

彼の亡き骸を清へ運ぶ小船の提供を申し出た清国側に対し...

伊東祐亨は大きな商船と、乗員の返還を申し出て...

全員が敬礼で彼の亡き骸を送ったとある...



四川大地震の支援活動はまだ続いていて...

現地で耐震設備のしっかりした建物のノウハウを教えている企業もあれば...

耐震構造の学校造りを支援している人もいる...

そんな地道な援助活動は...

中国の人の日本人に対する見方をちょっとづつ変えている↓ように思える...
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0513&f=national_0513_015.shtml


だからこそ...

日本人の中国に対する見方も変わらなければいけないと思う...



中国の人も今までの自国の人の有り方に疑問を持って、変わらなければと...

時にひどいバッシングを受けながらも...

日本と日本人を見直そうと、懸命にブログの記事を書いてくれている...



それは大変な勇気を必要とする行動だと思う...







こんなワタシの小さなブログの拙い記事でも...

なぜか中国語に翻訳され、中国でも読まれているようだ...

日本のみなさん同様に、彼らに届けばいいなと...



それを見るにつけ思うのだ...

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