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私の場合は最初ボランティアでいいかと思っていたくらいで、それで働いてみないかと言われて、アルバイト料でももらえれば御の字かと考えたが、結局正規職員として採用になった。正規で採用してくれるというから、そうですかという話になった。

はっきり言って給料はやすい業界ではあるがわたしにとっては収入はいまやどうでもいいことだ。金より徳である。多少でも世の中の役に立って恩返しをして、給料はもらえて感謝である。正規職員として働くなら健康保険も入るし、厚生年金にも加入であるので、アルバイトとは大きく待遇が異なる。おまけにこういうところは公務員の制度を真似しているので、給与体系は概ね年功である。未経験のわたしが54歳でいきなり入っても、それなりの待遇にしてくれたようだ。

だから、私の給料はこういう仕事をする人間で50歳での平均的な収入にほぼ近いということだと思う。実績実力主義の世界にいた私としては、他の従業員と比較してたぶん貰いすぎである。経験豊富な、でも年下の職員に申し訳ないと思う。そもそも私のような未経験の年寄りを採用することが異例なんである。確かにきつい仕事に属するけど、そんな簡単な仕事じゃない。知性も必要だ。いくら民間企業でそれなりの実績があると言っても、その程度じゃまず採用されない。

私が働かないかと言われた最大唯一の理由は、わたしが児童養護施設にいた経験があり、かつ、社会人として家庭をもち人並みの生活を送っているからだ、と思う。わたしは児童養護施設出身者としては相当の成功例なんである。だから施設の子供たちの気持ちもわかるし、またアドバイスもできるのでは、とそう思われた。仕事に対する情熱も使命感もあるだろうとも思われた。だと思う。こんなところで児童養護施設にいたことが効いてくるとは思わなかった。お導きということかもしれない。

さて、暮らし向きだが、経済的にはまあ今までとなんら変わらないということだろう。今までより長い休暇は取れないので、家族でハワイだ、ヨーロッパだなんてもう難しいから、娯楽費は減るだろうが、その分カミさんとわたしでゴルフの回数を増やして、それから美味しいものをたくさん食べよう。なににせよ、元気で楽しく生きることだ。仕事も遊びも。



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