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『太田光の総理大臣になったら』ですが、先週は放送休みだったので、その前の回の感想を書きたいと思います。
いまさらという感じもしますが、衆議院選挙の日にちも決まったようで、ある意味タイムリーでもありますよね。

というのも、今回のマニフェストは「総選挙のついでに総理大臣も国民が選びます」でした。
提案者は太田総理ですから、「総選挙のついでに」とか「立候補はダレでもできる」とかちょっといいかげんなところはありますが、とにかく、大筋は首相公選制度の議論ということですね。
この番組でレギュラー出演している山本一太議員は、首相は国民が選ぶべきだという思想の人なのだそうで、今回は初の太田総理側の席ということでした。

気になる得票ですが、最初は賛成9で反対10だったのが、一票反対にまわり8:11で否決となりました。
でも、一般視聴者投票では8割が賛成でした。

言うまでもないですが、賛成側の意見は「与党内だけで選ばれた総理じゃ国民の政治をしてくれる気がしない」というものです。
あと、「国民はそんなにバカじゃないから、見た目とか雰囲気とかだけで選ばず、ちゃんと考えて選ぶ」という主張もありました。

反対意見としては、民主党の藤末さんなんかが、「自民党がいままで内輪で総理をとっかえひっかえやってたからそういう意見が出るのであって、もうすぐ総選挙が行われて、二大政党制が確立すれば『どちらの政党を選ぶか』は『どちらの政党の党首を選ぶか』というような首相を国民が選んだ感が出てくるはず」という意見なんかがありました。
あとは、問題は政治が悪いってことで、総理の選び方じゃない。というのもありました。
現状で総理を直接投票で選ぶようにしたら、毎年選挙をしなくてはならなくなるだろうという意見です。
あとは、首相公選制度の根本問題でもあるけど、こういう選挙はヒトラーのような独裁者ができやすいということがあって、これに近いことが反対席から出ていました。
国民新党の自見さんなんかは、「自分は首相公選制度推進派だったけど、小泉さんが出てからコロリと考え方を変えました」と言ってました。
それと、人気者が選ばれて独裁者を作る懸念を語る一方で、議会が総理と対立するから法案が通らないということも言われてました。
太田総理が「どっちが心配なんだ?国会議員の仕事は戦うことだろ。(総理が間違ってるなら)戦って法律通せよ」と青筋たてて怒ってました。

私は、ずっと首相公選制度にすべきと思ってました。
私は昔から社会が苦手で、特にこの国会のシステムとかどうも理解できませんでした。
でも、それはあながち私がバカだったからというだけではなく、ちょっと間違ったシステムだと思うんですよね。
私は中学校のとき、三権分立というものの行政と立法の関係を、「国会は総理を選ぶことができる。総理は国会を解散する権限をもつ。国会は内閣不信任案を決議できる」という感じで説明されているんですよね。
でも、現実には総理を選ぶときはみんな自分の所属する党の党首に入れる(もしくは連立くんでる党の党首に入れる)と決まっていて、各自が国民の意識を反映して総理を選ぶわけではない。
いわばデキレース。
党首を選ぶのは当然国民は関係なく党員だけ。(ま、これは別にいいんだけど)
そして、じゃあ総理が支持率が下がったり、国民の不信をかっていたら国会が内閣不信任案をだすかというとそうではない。
総理が辞めるのも国会の解散も、国民の意思が反映されることはなく、与党内での「どうすれば選挙に有利か」という判断のもとされる。
こんなの全然三権分立じゃないんじゃないかと。

ただ、今回番組内の賛成席の人たちの意見も、そうだそうだともろ手をあげて賛同できるものではない。
「国民はバカではないから、ちゃんと総理を選べる」という主張について。
国民はバカですよ。バカというのをどういう定義をするかですけど。
詐欺師にだまされるヤツを「バカ」とか「愚か」とか言うとするなら、国民はバカで愚かですよ。
国民はちゃんと考えますよ。考えるけど、目先の利益に惑わされたり、うまい言葉にだまされたりしますよ。
だって当たり前じゃないですか。
国民みんな頭良かったら、みんな国会議員か官僚になってますよ。
そうじゃない。難しいことはわからないけど、ない知恵しぼって最善の選択をしようとしてるんですよ。
それをうまいこと言って票を獲得するのは、百戦錬磨の詐欺師(政治家たち)にはできるでしょうよ。

だから、単純に首相公選制度はダメということではなく、選ばれた総理大臣をリコールしたりして辞めさせられる制度をしっかり確立しないとダメかな、と思う。
正直、今の私は首相を直接選挙で選ぶか、国会議員が選ぶ間接選挙かということよりも、この「国民の意思を反映してやめさせることができる」ほうが大切に思う。
自見さんが「小泉さんのときに意見を変えた」と言っていて、番組内でも「だけど小泉さんは議会が選んだ総理ですよ(今回のテーマからはずれるじゃないですか)」みたいな意見もあったけど、私は自見さんの言いたいことはわかる。
小泉さんが郵政選挙をやったとき、小泉さんは「郵政はありやなしや」「改革はすべきかとめるべきか」というようなわかりやすくはあるがある種まやかし(それだけが国会の仕事ではない)で衆議院の議席をたくさん獲得し、参議院の決議まで変えてしまった。
首相公選制度にしたときに、小泉さんのように「○○は賛成か反対か」だけを問うかのように選挙してそれで総理になって、他で暴走したらそれをどうやってとめるか。
小泉さんのときは国会もそれを制御する機能を果たしてなかった。
結果、安部・福田・麻生と総理が変わって国民の支持を失いながらも「俺たちは国民の支持を得ているんだ」なんていうデタラメを言い続けることになった。
総理の暴走をとめるのは選び方ではなく、辞めさせ方。
直接国民が辞めさせられる方策が必要ではなかろうか。

あと、ちょっと「議会と総理の対立」という意見についても触れておきます。
これは宮崎や大阪の状況を見ていると安易に想像できますね。
ベタベタズブズブ利権につかっていた議員さんたちは改革を嫌がるし、ポっと出の大将の言うことなんてききませんよ。
でも、それこそが意味あることかな、なんて。
いままで、有名な“タレント議員”なんて言われる人とか、私が好感もってる人たちなんかが自民党から出馬してた。
私は与党には入れない主義なので彼らには票を入れなかったが、なぜ彼らが自民党から出馬したのかというのは気になるところだった。
そういう場合たいてい、「与党でないと改革はできない」「中から改革しないと国は変わらない」「野党や無所属で当選しても国会では何の力もない」というようなものでした。
一方で党議拘束なるものがあり、与党内で力を発揮しようとしても派閥や経験や官僚との関係で発揮できない。
もしも、総理と国会が対立することができるならば、私は「数の力がないと政治家としてなにもできない」現状は打破できるのではないかと期待できるかな、と。

では、今日は以上です。
選挙は8月30日で決まりでしょうか。
9月からは日本の政治が変わっているといいですね。

閉じる コメント(11)

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すばらしい着眼点ですね。
「首相リコールの権利を直接国民に付与する」

リコール請求に必要な国民合意の水準や合意の確認方法
については、議論が必要ですね。

国民投票法もできたし「憲法を改正しましょう!と言うと
腰が引ける国民だとしたら…。そこが私の懸念事項です。

2009/8/3(月) 午後 4:40 her*20*6hr*

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>pippimanさん
返信ムチャクチャ遅くなって申し訳ありません。

いつも褒めていただいて恐縮です。
首相公選制度自体には賛成多数なのが世論だと思うので、その部分についてだけなら、憲法改正もできそうな気がします。

2009/8/12(水) 午後 3:55 ハルジオン

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トラバどうもです。

僕の記事への回答はしておきました。
どうかご意見賜れればありがたいです。
僕も、首相は国民投票で選ぶべきに賛成です。
自分の記事では辞めさせる事も出来る法も考えています。
どうか見て下さい。

それと同時にこの問題は天皇問題とも触れます。
何故か。
総理とは政治の代表。
でも、それを国民が投票で選ぶとなれば、政治の代表だけでなく、国民の代表を選ぶとなる。
となると、現状、総理(首相)は政治を代表し、国と国民を代表する(元首)には天皇となっています。

しかし、国民投票で選ぶとなれば、政治と国と国民を代表するとなる。

2009/10/30(金) 午前 0:07 [ ロマンチッカーnao ]

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つづき。

ようするに、総理でなく、大統領となるのではないか。
と言う事です。

その観点で僕は、総理でなく、大統領を国民が選ぶ。
という記事で書いています。
その上で、象徴天皇制から制の時を外し、象徴天皇となってもらうのがベストという記事も書いています。
http://blogs.yahoo.co.jp/romanticnao/12401306.html
それもあわせて見てもらえれば幸いです。

2009/10/30(金) 午前 0:12 [ ロマンチッカーnao ]

>ロマンチッカーさん
お留守の間に天皇の項目は読ませていただいてます。(*^-゚)v♪

まだロマンさんのいう大統領と総理大臣の役割の違いが理解できてないので、賛否の意見はいえないのですが、象徴天皇には私は反対です。
理由は、今の天皇という存在(かつてや将来ではまた違うかもしれませんが)は、畏敬している人もいれば反発を覚える人もいて、どうとも思ってない(もしくはテレビタレントと同程度にしかみてない)人もいて、国家元首という存在ではなくなってると思うからです。

ロマンさんのブログ記事の大統領を辞めさせる法についてはなるほどと思いました。

2009/10/30(金) 午後 5:45 ハルジオン

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総理大臣というのは、大臣の一人なんですね。
数ある大臣をまとめるトップと言う事ですね。
ですから、政治家が選んでいます。
それで、政治を代表する人なわけです。
大統領は国民が選ぶ国の代表です。
国の代表ですから、政治も代表するし、国民の代表でもあります。

日本は天皇という、国と国民を代表する人が昔からいるので、大統領は置けないのです。
ですから総理大臣なんですね。
これは多分で法論でもあるのですけど、本気で直接選挙をやるとなると何れこの問題に直面する事になるでしょう。
でも、僕は先に、統治の大権の移譲でそれは出来ると思っています。

また、話しましょう。

2009/10/31(土) 午前 2:13 [ ロマンチッカーnao ]

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大統領や総理でもいいですけど、やめさせるには、憲法を一番上に持ってこないといけません。
法治国家ですからね。

法を一番に置き、それに違反すれば、やめていただく。
違反しているかどうかは、国民が憲法裁判所に訴えることで争う事ができます。
簡単に言うと、平和の理念で憲法を作る。
その理念に反する事を言う政治は、憲法違反ではないか。
と訴える事ができます。
それで憲法裁判所で違反と出れば即罷免です。
まあ、これもこれから話していくことができればうれしいです。
共に勉強し、発言し、世間に広めていきましょう。

2009/10/31(土) 午前 2:17 [ ロマンチッカーnao ]

>ロマンさん
総理と大統領の違い納得いたしました。

天皇については、すでに既存の憲法で主権は国民にあること天皇は象徴で儀礼的ね権限しかないことが明記されているので、次に憲法を新しくするならば、天皇の記述はいらず、あとは個々人の信教の自由の範囲でやってもらえれば、と思っています。

それについては、自分のブログでもいずれ記事書くつもりです。
ロマンさんの記事ももう一度熟読して、コメントも寄せさせてもらいます。

2009/10/31(土) 午前 7:08 ハルジオン

>ロマンさん
ロマンさんの構想での憲法裁判所は私も大賛成です。
政治の代表の大統領(国家元首)は国民が直接選挙で選び、立法府の国会の議員は国民が選挙で選んだ政党が支配し、法律の勉強をして法に詳しい専門家である裁判官に憲法を判断させる。
これで本来の三権分立が成立できると思えました。

2009/10/31(土) 午前 7:13 ハルジオン

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天皇の記事書くんですか!!
待ち遠しいです。

今日僕は以前のものをまとめるつもりで書きました。
この問題の本質は、右と左の反目だと思っています。
期待しつつまってます。
その上で、また話しましょう。
しかし、いい相手に恵まれ感謝しています。

2009/10/31(土) 午後 1:01 [ ロマンチッカーnao ]

>ロマンさん
そんなに期待されると、逆に期待ハズレかも・・・(小心者)
(´Д`ι)アセアセ
とりあえず、いくつか書きたいテーマがあるので、それが終わったら書きますね。
そのときはまたトラバさせてもらいます。

2009/10/31(土) 午後 10:20 ハルジオン

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