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ブログ友達さんのマネをして、ちょっと「弁護士のくず」というマンガの紹介です。
(^^;)
数年前にトヨエツ主演でドラマにもなった作品です。
(私はそのドラマはDVDでしか観てないですが)
主人公の弁護士九頭は、テレビでも有名な人権派弁護士・白石誠の事務所で働くも、所長とは違っていいかげんで、だらしない男。
だけど、嫌われ者ながらも、本質を見極めつつ、(私目線では実は情にも熱い)、多くの問題を解決していく、そういう男。
このマンガのおもしろさは、一見したらわからない事実に最後にはたどりつくというところでしょうか。
悪党っぽいやつが実は優しい人だったり、優しそうな人が性悪だったり。
最近10巻を買って、そこにとても興味惹かれる話がありました。
六名紋次郎(ろくなもんじろう)は、覚せい剤容疑でつかまります。
が、九頭のおかげで証拠不十分(違法捜査)で無罪となります。
そんな六名が無罪になってから家でテレビを観ていると、とある番組で芸能界などの薬物汚染についてやっていました。
六名はそんなテレビに向かってひとりで、悪態をつきます。
六名「よってたかって叩き放題だな。みんな楽しそう( ̄ー ̄)」
テレビ「もっと厳しい罰を与えるべきでしょう」
六名「極悪非道の殺人犯かよ!?こんなもん、普通に執行猶予がつく微罪だぞ!大げさなんだよ!」
テレビ・女性「いいことと悪いことの区別ができないのかしら?」
テレビ・男性「人生の厳しさに直面しないまま、今日まできてしまったんだろうね」
六名「おまえら、ドラッグ使ってないってだけで、どんだけエライんだよ?何様だよ、エラソーに!」
テレビ「ドラッグは1回やっただけでも依存症になることがあるそうですね」
六名「バカヤロー!酒だってタバコだって、依存症になるんだよ!禁煙できないおとーさんがどんだけいるんだよ!?」
テレビ「やめて何年も経っても妄想に苦しむ人がいるんです」
六名「バカヤロー!酒だってアル中になるじゃねーか!タバコだってガンになるんだぞ!何だってやりすぎれば体に悪いんだよっ!覚せい剤なんて初めは“ヒロポン”っていうカワイイ名前の商品だったんだぞ」
テレビ「大麻汚染も深刻ですよね」
六名「大麻なんか合法の国がいっぱいあるんじゃ!国によっては酒だって違法なんじゃ!知らねーのか!ボケ!」
ま、こんな具合の六名。
このあと六名はどう変わっていくのか。
ネタバレになるので、内容はここらで。
でも、これ読んで、あらためてドラッグに無関係の人間の発言や心配は、全く相手には届かないってことが実感されました。
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お薦め 本・マンガ
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私のお薦めの本やマンガを気が向いたときに紹介します
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今日のオススメ本は【この世でいちばん大事な「カネ」の話】です。
オススメの本やマンガしかこの書庫では紹介してないけど、この本はマジでオススメ。
「みんなに読んでほしい」というより、小学校か中学校の教科書に載せてほしい。 (ま、ムリだろうけど) 作者は、マンガ家の西原理恵子。
このエッセイは最近テレビ朝日系列で山田優主演でドラマ化もされた作品。 ドラマ見る前からこの本には興味あったけど、買う前にドラマがはじまったので、とりあえずドラマを先に見ることにした。
正直、ドラマはそこまで面白くもなかった。 だけど、このドラマで西原理恵子の人生ってものにすごく興味をもって、ドラマも終わったことだし、本を買って読みました。 この本は、西原理恵子の子ども時代、学生時代、そしてプロになってから、などをカネに焦点をあてて語ったものです。
まず、本の感想の前に、私のことを言っておきたい。 古くから私の記事を読んでいる人はご存知だと思うけど、私は「愛とカネではどっちが大切か?」って訊かれたら、迷わず「カネ!」というような女です。 私の理想は「貧乏でも暮らせる社会」ですが、それは現実が「カネがないと人間らしい生活(人権)は保障されてない」からです。 そして、そういうのはお金が全てではないのに、お金で解決されると社会が思い込んでいるからです。 以前、ドラマの感想書庫で「金八先生<お金>」というタイトルで、お金についての考え方を書いた。
そこでの私の意見が一番わかりやすいかな。
「現実を無視して『愛はお金では買えない』なんて言葉は虚しく響くだけ。『本当に欲しいのはお金ではないだろう』ってのは正しいんだけどね」 さて、で、この本です。 私は裕福な家庭で生まれたので、西原理恵子さんの言う言葉と同じ言葉を吐いても、その説得力や現実味はだせません。 ゆえに、だからこそ、ぜひみんなにこの本を読んでほしい。 この本からの私が独断で選んだ名言集。
()内は私の意見です。 最下位による、最下位からの戦い方
たとえ最下位だろうと、どこがどう最下位なのか、自分のことをちゃんとよくわかれば、勝つ目は必ず見えてくるはず (この言葉はドラマの決めセリフとして使われてたけど、ドラマでは単なる「私にだってプライドはある」的な虚勢とも思えるセリフだったけど、本はそいう意味ではなかった) 『カネ』を稼ぐこと、『自由』になること
大事なのは、単に『カネ』があるってことじゃない。働くこと。働きつづけること
(ギャンブルで)欲をかいてる時点で、もう負けだ
借金。地獄への片道キップ
(友達への)カネの貸し借りっていうのは、楽しかった思い出や、大切な友情をダメにしてしまうことがある
「働いて、カネをもらう」ということには、「それってそもそも、どうなのよ!」って思うような価値感を、その場で問うていられない局面がある。 それで泥をかぶって、ギリギリまで、できるだけの我慢をして。 給料が高い仕事っていうのは、ようするに、そうった「ガマン料」が高いということでもある。 「ラクして儲かる」仕事なんて、まず、ないからね。 (同じようなことを美輪明宏も言ってた。「お給料ってのは我慢料よ」って) ま、はっきり言って本の内容全部が“名言”だった。
長くなりすぎるので紹介してないもののほうが多い。 でも、現代社会が抱えてる問題、そして子どもたちが抱えてる問題、お金、仕事、やりがい、そしてギャンブルの罠。 それらがすごく説得力もって書かれてると思う。 だから、思わず「教科書に載せて」って思ったけど、それはムリでもぜひたくさんの人に読んでほしい。 うちも本棚の目立つところに置いておいて、子どもがある程度大きくなったら読ませようかなぁ。 |

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今日はオススメ本として、【「おろかもの」の正義論】をご紹介。
図書館で、適当に選んだ本の中にあったひとつです。
作者は小林和之さん。
適当にとった本なので、どういう人なのかはよく知りません。
が、この人の文章の中に私と共鳴するものがたくさんあって、すごく面白かったです。
特に序章で書いてあった
「私はあなたを説得しようとは思わない。あなたが以前より事由に物事を見られるようになる手助けをすることが本書のねらいだ」 というところ。 私もこのブログでいろいろ持論を展開しているけれど、相手を説得しようという意図はないのですよね。
議論の展開としてそういう風に見えることも多々あるとは思いますけど。
「こういう考え方する人もいるよ」って見せることで、その人の思考が広がることが理想ですね。
その結果として、「やっぱりハルジオンは間違ってるよ」という結論になろうともいいんですね。
だけど、それは意味のないことじゃないって。
で、まあそういうこの本の全体の姿勢が好きなのはあるけど、特にこの人の命の考え方や死刑論はちょっと興味深く読みました。
一応記録の意味もこめて私の印象に残った部分を要約させてもらう。
生命はなぜ重要なのか。
それそのものに価値があるのではなく、他の価値(なにが一番価値あるものかは人によって違う)を教授する前提になっている特別な価値である。 生命より重要な価値のために生命を尊重する必要があるのだ。 「ショイヨルという星」というSFを読んだとき。 ひどい仕打ちを受けた主人公・スズタル中尉。 そのひどい仕打ちをした人間は人格を変えられ善人になり、過去の記憶は消去されていた。 納得いかないスズタル中尉は「正当な報い」を求めて抗議すると、新政権の人間は言う 「わたしたちはあなたに何でもしてあげたいと思います。でも、他人の苦痛だけは差し上げるわえけにはいきません」 ま、上の引用で感じることは人それぞれでしょうので、私の感想は今日はやめておきます。 いつか、これに関してもうちょっと考察した記事が書きたいなとは思ってますが。 興味のある方はぜひ図書館などで探して読んでみてください。
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今日は、久しぶりにお薦め本です。 『齋藤孝のざっくり!世界史』(齋藤孝著)。 齋藤孝さんといえば、NHK教育の「にほんごであそぼ」の監修もやっているとかで、小学生向けの国語関連の書籍も多く出している人です。 そして、一方で友達同士の付き合いや生き方などの本も出しているようで(私は読んだことないので内容はさだかではありませんが。 その齋藤さんの世界史の本です。 これは、その前に『ざっくり!日本史』という本もだしているようで、その流れで書かれたもののようです。 そういう、日本文学や教育分野で活躍している齋藤さんの世界史の本というので興味深く読ませてもらいました。 たぶん、小中学生や高校生など受験とかそういうものの成績や成果があがる本ではないように思います。 子どもの頃あまり世界史に関心がなかった人がちょっと興味をもったり、私のように世界史は好きだったけどあまり身についてない人間に、新たな世界史の面白さを発見させてくれたりと、大人(社会人)のための世界史の本という感じがしました。 私は暗記は苦手なので年号覚えたりとかは大嫌いだったけど、この齋藤さんの本のように年代とかよりも時代の流れや「ざっくり」とカテゴリーにわけた歴史の見方はとても面白く読めました。 教育やコミュニケーション術などに長けている齋藤さんだけに、文章もとても読みやすくわかりやすかったのもよかったかもしれません。 まあ、以下はメモ書きに近いような、私のこの本を読んで感じた(もう本当にたくさんのことが頭をめぐりました)ことを、簡潔に書いていきます。 本当、頭の中のごちゃまぜを書いてるだけと思って、深くとらえないでください。 っていうか、ぶっちゃけ読みとばしてくれていいです。 「見られる側は見ている側に支配されている」→情報を制するものは世界を制す? 「相手の言ってること(テーゼ)にあえて対立すること(アンチテーゼ)を言い、その矛盾をのりこえようと、いろいろ意見を言い合っているうちに、もうひとつ次元の高いところに概念がぽっと生まれる(アウフヘーベン」→こういった弁証法的な構図が古代ギリシア哲学の求めていた「知」の形→中世の教会は「知」=「神」を独占することで権力をたもった コーヒー栽培によって多くの黒人奴隷が過酷な重労働の犠牲となった→奴隷制度はなくなっても、今も先進国とコーヒーを主な輸出品として安く買い叩かれる国という構図は残っている マルクスいわく「資本は自己増殖を行う価値の運動体である」 マックス・ウェーバーいわく「官僚制の必然的な結果として社会主義は滅びる」 →「平等」と「独裁」は紙一重。 「人は経済的なポジションや収入によって、考え方が変わってくる。だから、文化は経済的な基礎によって変わってくる」(マルクス) 「ヒトラーは、もともとドイツ国民の心の中にあったユダヤ人に対する差別意識を拡大することによって、仮想敵を作り出し、それを排除することで、優等民族の高揚感を作り出すとともに、団結力を高めていった」 とこんなものでしょうか。 ま、他にもいろいろ思ったことはあった気がしますが、とりあえず強く印象に残ってる部分はこれらです。 みなさんもぜひ一度読まれてください。
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著者:東野圭吾 『さまよう刃』 【あらすじ】 一人の少女が遺体となって発見される。 二人の少年が、覚せい剤を使い少女をレイプして、ついには死なせてしまったのだ。 妻に先立たれ、たったひとつの宝物だった娘をヒドイ目にあわされた父親は、その少年たちへの復讐に燃える。 少年法のなかでは、罰らしい罰は与えられないだろうと考えた父親は自らレイプ犯への復讐のため、警察よりも先にレイプ犯を見つけるべく動き出す。 警察は、レイプ犯とともに復讐者と化した父親を追う。 【感想】 少年法の問題や、犯罪被害者の問題などいろいろな社会的(法的)問題を提示しながらも、人間ドラマとしてもしっかりと描きだされてる、イイ作品でした。 普通、こういう話は、私自身興味のある問題でもあるし、そちらのほうへと気をとられて、ストーリー自体を楽しむのに不十分だったりとかあるんですけど、この作品は読み始めから引き込まれてしまいました。 単なる問題提起小説ではなく、サスペンス要素も含まれ、人間ドラマもある作品だな、というのが読後の感想。 起承転結もしっかりしていて、クライマックスのもりあがりと結末への物語の終結のさせかたなんかも、感嘆するばかりでした。 別の視点からの感想では、『DEATH NOTE』のとかもそうだったんだけど、作者の意図を私はついつい想像してしまうんだけど、私の印象では作者が少年犯罪や犯罪被害者について思うことがあり、こういう作品ができたのだろうな、ということ。 『DEATH NOTE』は実は第三者的に書いてるのかな、という感想もあったんだけど、この作品は登場人物のセリフを使って、自分の中の思いや葛藤を書いたように思えた。 ↑これはもちろん批判しているんじゃないよ。 ただ小説自体にそれらの問題の答えみたいなのが、作者なりに出されていて、もちろん作者の思想は入ってていいんだけど、いろんな答えを出せるような登場人物の設定だともうちょっとラストまで楽しめたかな、という感じ。 あくまで、ストーリー展開として、という意味です。 読んでないかたは、ぜひおすすめ。
私は図書館でハードカバーを借りたけど、今は文庫本も出てるようです。 |





