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3日間の所管委員会・視察報告をおこないます。
宗像市の概要
平成15年の合併により、面積119,66平方キロメートル、人口
約9万5千人、市内に3つの大学が立地し、北九州市・福岡市か
ら約30キロメートルに位置するため、住宅都市・学園都市の特
徴を持っている。
福岡県宗像市 小中一貫教育の取り組みについて
宗像市では、平成18年度から2つの中学校区を小中一貫教育
の調査研究校として指定・委嘱し、平成20年度で3年間の研究
を終了、平成21年度からは小中一貫教育推進校として歩み始
めています。
3年間の研究成果
○ 勉強が好きと言う子ども達が増えたこと
○ 不登校の児童・生徒が減少したこと
○ 保護者や教師の児童・生徒への評価が高くなったこと
2中学校区の学習意識調査、不登校児童生徒数の変化、保
護者教師による児童・生徒の育ちに関する評価などで明らか
な成果が出ています。
成果を生み出した3つの工夫
○ 義務教育9年間を見通した一貫性のある教育計画の工夫
各学年の教育目標を統一し、児童・生徒の発達段階を考慮して
前期、中期、後期という3区分を設定した。それにより、中1ギャ
ップの解消、小・中学校のつながりを考慮した指導計画を作成・
実施できた。
○ 指導体制、指導方法の工夫
兼務教員の授業や交換授業による一部教科担任制の指導、小
中合同校務会議・小中合同教科等部会を開催、一貫教育の方
針方策の決定、教科などの学習指導の方法・学習計画につい
て調整・情報交換を全教員で実施した。
○ 計画的、継続的な交流活動の工夫
小中合同の歓迎遠足、集団宿泊学習、合同修学旅行、合同文
化祭など交流活動の充実がなされた。
今後に向けた改善点
○ 学習指導方法や評価について、共通理解を図る時間設定
校内研修、会議などの共同開催などによって改善し、一層
子どもの学習意欲や学力の向上を図る。
○ 小中一貫教育を市内に拡大していく。平成21年度は、調査
研究校として、3校で小中一貫教育を本格的に進める。その
ため、教育委員会は学校とともに次の点について努力する。
▽ 小中一貫教育の効果を子どもの多様な学力の変化から公
表できるように努める。
▽ 子ども達が安心して授業を受け、より力を伸ばせるような
一貫した授業のあり方を学校とともに追求していく。
▽ 時間や場の効果的な確保の仕方を、調査研究校や他地域
の事例をもとに明らかにする。
▽ その他の中学校区の学校数や規模、児童生徒数、伝統、学
校間の距離などの地理的条件、地域や保護者の要望を把握
した上で、学校との連携を図る。
▽ 小中一貫教育を推進していく場合に必要な学力向上・支援
教員配置など条件整備を実施する。
宗像市の小中一貫教育の取り組みで感じたことは、子ども達の教育
環境を一番に考えていることに尽きる。その中で教員の交流、地域
理解などが欠かせないものとなる。施設分離型・併設型等小中一貫
教育についてもっと細かい調査研究が必要ではあるが、宗像市の9
年間でクリエイト(知識・考え方・行い方を創り出す子)コミュニケー
ション(他を思いやり伝え合う子)チャレンジ(健康で強い自分づくりに
挑戦する子)を育てる小中一貫教育方針に強く共感を受けました。
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