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一週間に一度の更新になってしまってますが・・・;頑張ります!! 前々回に紹介しました谷口氏設計の「香川県立東山魁夷せとうち美術館」の続きです。 香川県の先端から一路丸亀市へ・・・(丸亀市と聞いてピィ〜ッンときた人は建築ツウですね) お察しの通り今回紹介するのはこの建物! 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 設計:谷口吉生/谷口吉生建築設計研究所 所在:香川県丸亀市浜町80-1 用途:美術館・図書館 国内では珍しく、駅前に建つこの美術館。 本来美術館といえば、広い公園なんかの敷地内に建てられるものだと思っていましたが この美術館ときたら、自動車やバス、自転車に跨ったおばちゃんなんかが行き来する 道路にかぶりついて建てられているではないですか。手の付けがたい繁華街のど真中に! しかしながら不思議な感じです。駅前からすでにその建築から放たれるオーラに包まれ 駅前広場がアートの世界になっているように感じてしまいます。 きっとこの美術館の大きな門(飛び出した壁と庇)が辺りを飲み込んでいるんでしょうね。 控えて聳える白い大きな壁には子供が書いた落書きのような絵画。 アプローチにはカラフルなモニュメントに痛そうなトゲトゲ! 早く中に入りたくてたまりませんでした。が・・・先ずは大階段(写真左下)を登り 奥に設けられた図書館と最上階に設けられたカフェを見学! このカフェのテラスにもオブジェがあり 切り取られた空が望めます。(写真右上) その後美術館内へ・・・ 前回紹介しました「せとうち美術館」と似ている感じ。 低く抑えられた受付から振り返ると、3層吹き抜けの気持ちのいい空間から ハイサイドライトで注ぐ光がとても心地よく感じます。自然と視線が引き上げられ 上階へと続く階段を登ります。(写真左上) 各展示室もトップライトが設けられており明るい美術館のイメージが残っています。(写真右下) 昨今、駅前といえば再開発などで建てられる大型ショッピングセンターをよく目にします。 もちろん頭のいい人たちが都市計画を考え?地域の活性化をも図り?計画したものです。 しかしながら各駅停車で止まる駅にまでもその悪の手?が周り荒んでいく町さえもあると聞きます。 今回訪れた「丸亀市猪熊弦一郎近代美術館」は、どうでしょう?! 批判される方もいることと思いますが、私は反対のイメージを持ちました。 丸亀市の玄関口に設けられた美術館。市のイメージがそこで決るといってもいいと思います。 それを恐れず相当な規模でしっかりお出迎えしてくれるように思います。 駅前一体がその建物ひとつでアートな空間となり訪れた人の足を弾ませ導いてくれます。 無料で開放されているエリアもあり市民の方々も利用されているようでした。 全てが美術館である必要はないのですが、また違った街でもこんな建築に会いたいなって思いました。 さて、次回は第十一回建築探訪in香川&愛媛の最終回です。 そうです丸亀市を離れ一路愛媛へ・・・(結構太陽も暮れてきてます^^;) 桜の季節がやってきたと思ってたらこの長雨です・・・
皆様体調にはお気をつけ下さい。ではでは |
◇香川県にて
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ほんと早いものでもう四月を迎えることになりましたね。 温かい息吹と共に咲き乱れる桜の季節。 装いも新たにトップページをリニューアルしました。 さて前回紹介しました「栗林公園 掬月亭」を足早に見学し 次なる建築を求め、私たちは高松市を離れ、瀬戸大橋の架かる坂出市へと向かいました。 瀬戸大橋の袂、工場地帯を抜けるとこの建築は姿を見せてくれます。 香川県立 東山魁夷せとうち美術館 設計:谷口吉生/谷口建築設計研究所 所在:香川県坂出市沙弥島字南通224-13 用途:美術館 瀬戸内海を望み、瀬戸大橋の袂に建つこの美術館は 日本画家・東山魁夷画伯から寄贈された280点余りの版画作品や貴重な資料を 展示・公開するために2005年4月に開館したそうです。 美術館アプローチからは、かつて坂出港の沖合い4キロに浮かぶ小島であった「沙弥島」が 今は埋め立て工事で陸続きとなり広がっています。 また、瀬戸内海はというとこの美術館の最大の特徴でもある大きな壁(外壁)で遮られ 空のみ広がる構成となっています。材料は豊田市美術館にも使われた米産スレートです。 膨らむ期待を胸に高さを抑えたエントランスへと向かいました。 館内は先ず、受付・ミュージアムショップが設けられチケットを購入し展示室へ 先ほどまでの低さから開放されるように吹き抜けの展示室が広がります。 天井からは谷口氏が良く取り入れる自然光が注ぎ室内の緊張感を和らげます。 続いて階段を登り2階の展示室へ こちらは先ほどの天井高さをそのままにしたやや高さを押さえ、 室内の幅も縮められた展示室となっています。 さらに脚を進め階段を下りながら自然と視線は明るい方へ・・・ 先ほどまで感じていた閉塞感から一段、また一段降りるごとに 目の前には一面に広がる瀬戸内海の大海原が広がります。 右手には瀬戸大橋が本州へと腕を伸ばします。 設計者の谷口氏がイメージした通り私たちはその劇的なシークエンスを楽しみ 感動したかと思うと、氏のすごさが身に染みてきます。 もちろんそういったものだけでなく、谷口氏といえば きめ細かなディテールが有名です。 壁のラインとタイルの目地、そのタイルの目地とガラスの継ぎ目etc・・・ 繊細な仕事と大胆な演出がほんと素晴らしい美術館です。 大パノラマの広がるカフェでは、年配のご夫婦や家族連れ、カップルなど
午後のひと時をオシャレに過ごされていました。 私もコーヒーの一杯でもいただきたかったな〜!なんていいながら それ以上のご馳走を求めていそいそと次なる建築へと向かいました。 |
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またまた久々の更新です。 私事ですが(blogはそういうものでした^^;)ようやく引越しも落ち着きあとは片付けのみです。 なかなか大変なもんですね〜! さて前回紹介しました丹下氏による「旧香川県庁舎」をあとにして私たちは次なる建築へと向かいました。 特別名勝 栗林公園 掬月亭 設計: 所在:香川県高松市栗林町 用途:茶室 高松の中心地より少し南下したところにある栗林公園。 紫雲山を借景として6つの池と13の築山を巧妙に配した大名庭園で、 回遊式庭園の南庭と近代的に整備された準洋式の北庭からなっています。 その中に建つ掬月亭は、旧藩主が茶室として利用していた数奇屋風建物で、 その由来は、南湖に面し月の眺めが殊によいので、唐の詩人、于良史(うりょうし)の作 「春山の月夜」と題する詩で「水を掬すれば月手にあり」の一句をとったものであると言われています。 雁行した配置は北斗七星を模ったとも言われており、月明かりを楽しむ空間である事を強調しています。 また視覚的にも低く抑えられた美しい屋根と障子が引かれたヌケが広がりを感じさせ、 私の胸を躍らせます。 三棟と茶室で構成されている掬月亭は、先ず「初莚観北棟」でお茶をいただき、 気持ちを落ち着かせ、中央に位置する「初莚観」に進み、和紙天井と繊細で美しい井桁菱格子が 目に飛び込んでくる。その脇には茶室が設けられており、低く切り取られた窓からは 庭の美しく手入れされた松の木が心を和ませてくれます。 一番奥の間は掬月と名づけれています。 三方を外部とし、障子を開けると目の前には南湖が広がり、浮き島の木々に手が届きそうです。 とても開放的で吹き抜ける風がほほを撫で心地よい時間が流れます。 きっと月明かりが湖面を返り格子天井をゆらゆらと照らす事でしょう。 ゆっくりとした時間を感じながらも腕の時計は確実に進んでいます。 毎度ながらの強行スケジュールなもので、栗林公園ではこの掬月亭のみを観賞し 次なる建築へと向かいました。 今後はもう少し更新スパンを短くしていこうと思ってます。
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前回の続きで 第十一回建築探訪in香川&愛媛の三回目です。 さて、丹下健三氏による「香川県立体育館」を後に次に向かったのはご近所の有名建築です。 旧香川県庁舎(現:東館) 設計:丹下健三/丹下健三・都市・建築設計研究所 所在:香川県高松市番町4-1-10 用途:庁舎 丹下氏の代表作の一つともいえるこの建築は 通りに面した水平ラインが強調された低層棟とその奥に控えて建つ8階建ての棟から出来ている。 現在ではその奥に、織田裕二と柴咲コウが出演した映画「県庁の星」の撮影現場にもなった 地上22階、地下2階鉄骨造の高層棟が本館として利用され、この建物は東館とされているそうです。 シャープな水平ラインを支える梁形は、日本伝統の構造美を継承し、 当時の建築技術の限界まで細くシャープに創られています。 コンクリートの強度と素材美に日本の美を合わせた新しくも親しみ深いエレメントですね。 訪れた日は土曜日という事もあり入館する事はできませんでしたが、 いろいろなサイトによると、香川にゆかりのあるアーティストによる 陶板や家具、アートなどが当時のまま展示されているそうです。 猪熊弦一郎:陶板作品「和敬静寂」 剣持 勇:長椅子 イサム・ノグチ:彫刻作品「アーケイック」 こうやって見ると香川県には優れたアーティストが多く存在するんですね。 前回紹介しました「香川県立体育館」とは少し違ったテイストの建築物で 以前訪れた「広島平和記念資料館」の感じに似ている気がしました。 1階の広大なピロティや、コンクリートの地肌etc・・・ 新庁舎ができてもこうやって利用され続けるってことは
やはり気持ちがいいですよね。 地域や県のシンボル的な存在なんでしょうね^^ |
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またまた久々の更新です。 なかなか引越しが終わらなくバタバタした毎日です^^; さて、前回紹介しました丹下健三氏による「若人の広場」を後に いよいよ建築探訪初の四国に脚を踏み入れることになりました。 うず潮で有名な鳴門海峡を渡り徳島県に・・・スルー いきなり香川県へと向かいました。 まず目指したのがこの建築です。 香川県立体育館 設計:丹下健三/丹下健三・都市・建築設計研究所 所在:香川県高松市福岡町2-18-26 用途:体育館 遠くからでもその存在感を感じずにはいられないようなデザイン。 「舟型」の体育館として親しまれているこの建築は 東京都に建つ国立屋内総合競技場を設計した丹下氏によるものです。 高張力鋼サスペンション工法という当時の構造技術を駆使した構造となっています。 菱クロスに組まれた床と建物を大きく覆う湾曲した壁が印象的で エントランスロビーでは一つ一つのマスの大きさを改めて感じます。 3層構成となっている建物は、 1階をホワイエ・トレーニングルーム・事務室 2階を更衣室 3階をアリーナとなっています。 訪れた時は、社会人のバスケットボール大会が行われており アリーナのスケールが分かりやすく感じました。 少し天井が低いように思い、バレーボールをすると天井に当たりそうです。 しかしながら建物の外観をそのままに、中央を低く、両端に反りあがる天井ラインは保たれ 客席からは視線方向の広がりと伸びを感じる事ができました。 1階ホワイエには、柳宗理などとジャパニーズ・モダンの先駆者となった 剣持勇氏デザインの家具が設置されており 長年触れられてきたせいか、程よい丸みと温かさが滲み出ており 広いホワイエのアクセントともなっていました。 街のシンボルでもあるこの体育館。 今もそこで営まれる多くのドラマや友情、汗と涙、様々な感情を ノアの箱舟のように、後世でも見守ってくれる体育館であってほしいと願います。 さて、次回がまたいつになるかですが、引き続き第11回建築探訪in香川・愛媛を
更新したいと思います。 |
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