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久方ぶりの建築探訪更新です。 いや〜このところ私が属している建設業界はバタバタですよ。 6月20日より建築基準法・建築士法etc・・・が改正になるのですが、 詳しい事ははっきり言って20日になっても分からないとか・・・どういうことですか? もうまったくです。この調子ですと夏ごろまでは、改正・是正・変更・解釈の相違なんかで 今決まってる事も変わっちゃうんでしょうね・・・ さて、前回紹介しました「倉敷美観地区」を後に(お土産持って) 時間ももう少し余裕がありそうだったので、再度岡山市内へと向かいました。 目指した建築はこちら 松本コーポレーション新本社屋 設計:デヴィッド・チッパーフィールド 所在:岡山県岡山市絵図町 用途:ホール・事務所 この土地は埋蔵文化財の関係で東西(写真の右が北側)に建物を分け、 北側を鉄筋コンクリート造2階建てのホール(デビッドホール) 南側を鉄骨造4階建ての本社屋となっております。 建築名称は松本コーポレーション新本社屋でありますが、 数年前に民事再生法により手放したようです。現在は確か養蜂会社が保有しているようです。 外観はとてもシンプルなボックスではありましたが、 北側の鉄筋コンクリート造の方は、所々コンクリートが剥がれ落ち鉄筋がむき出しに・・・ 専門的ではありますが、鉄筋とコンクリートのかぶり厚さが1センチほどの部分もありました。 せっかくのいい建築がこれではがっかりです。 現在ホールもさほど使用されていない様子で鍵も閉まっており中へ入ることが出来ませんでした。 仕方が無いのかもしれませんが、さまざまな経済状況・社会的状況などで こういったいい建築が寂びれ、忘れ去られていく事が悲しくなってしまいます。 図体のでかいペット!?のように可愛がられ愛される建築 できないものでしょうかね。 さて、今回で第八回建築探訪in岡山県はおしまいです。 いかがでしたでしょうか?今回はいつもの建築探訪とは少し違った 空気・時間・風・光を感じたような気がしております。 竹原義二氏が言う「場の力・素材の力」を少しは感じれた気がします。 建築家とはその場の持つ魅力を引き出し、生活の場とどう接していくのかを試行錯誤し そこに建築を存在させる事のできる人だと思いました。 またひとついい経験をする事ができました。
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◇岡山県にて
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今回はシリーズでお届けしております第八回建築探訪in岡山の第四回目です。 前回紹介しました「岡山西警察署」を後にし、私達が向かったのは倉敷市。 そこで訪れたのがここです。 大原美術館・倉敷美観地区 この大原美術館は、日本最初の西洋美術中心の私立美術館だそうです。 正面はイオニア洋式のオーダー(柱)が建ち、辺りとは少し違った趣を感じさせながらも 調和といった言葉も少なからず当てはまるような気もしました。 私達は美術館に入ることなく・・・敷地内にある和風建築物を訪れました。 館内では、焼き物の展示や無料でお茶をいただけるなどの催しがされていました。 もちろん、無料に飛びつく私、緑レンジャーは、桃レンジャーと黄レンジャーと3人で お茶をいただきました。 茶色いお茶碗に映える抹茶のグリーン、そっと添えられた碗に浮かぶ花と葉! 久々のこういった席は緊張しました。 お味の方は・・・結構なお手前で!Good 心と体を清めたところで美観地区をぷらりと散策。 中央には川が流れ、その脇には柳の木が立っており、情緒豊かな街並みです。 街に建つ蔵は、伝統を継承した、なまこ壁でしつらえてあり、独特の街並みを形成している。 美観地区ということもあり、商店や展示場以外にも民家が立ち並び そこでは普段と変わりない生活が営まれている。 こういった光景も独特に感じた。 他のメンバーとは少し距離をとり、一人とある商店へ・・・ 辛口のワンカップ酒を購入! 暖簾をくぐり外へ出ると青レンジャーに目撃され 「見たこと無いぐらいにやついてましたよ」な〜んて言われちゃいました・・・^^; とま〜ひとつの建築を見たというよりもこの美観地区を楽しんだ倉敷でした。 その後私達は、岡山市内へと次の建築を求め移動しました。
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後楽園を後にし、私達が向かったの先はこちら 岡山西警察署 設計:磯崎新/磯崎アトリエ 所在:岡山県岡山市野殿東町 用途:警察署 大きな幹線道路沿いに聳えるこの建物 ボリュームの半分をピロティ、もう半分を警察署としており、 空間のスキと密実に詰まった市松模様の外壁が特徴的である。 裏側には黒い板張りのボックスが建ち、厳格で威圧的なイメージを持つ。 ファサードのピロティは天井まで伸びた鉄骨の丸柱が列立し、 開放的であるように思うが、高さに対して柱間隔が狭く感じ 圧迫感さえ感じた。用途としての目的がこの辺りにも現れているのでしょうか。 訪れた日は土曜でしたので施設は閉まっており、入館できませんでした。 市松模様の外壁を持つ施設部分は、交通課などのパブリックスペースと 留置房などの閉鎖的なプライベートエリア、宿舎・倉庫などの機能エリアの 3つのエリアを明確に分けたプランとなっているようです。 個人的には、大きなヴォリュームゆえに捉えにくい部分を少なからず感じてしまいました。 公共建築=箱物というイメージがなかなか消えませんね。 さて、第八回建築探訪in岡山県は次回も続きますが、 明日、第九回建築探訪in愛知県2が決行いたします。 あいにくのお天気のようですが、それを楽しみ建築の見せてくれるいろんな表情を 感じてきたいと思います。お楽しみに・・・
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今回は前回に引き続き『岡山 後楽園』の続きです。 流店を後に園内を散策しました。 沢の池の畔に設けられた茅葺の船小屋 桜や紅葉が列立する林に佇む「茂松庵」この日は茶会をされていました。 藩主が後楽園を訪れられたときの居間として使われた「延養亭」 その他この後楽園で心引かれたのが曲水に架けられた橋です。 流店のすぐ近くに架けられた「八橋」 花葉の池に架けられた「栄唱橋」 木製の橋が雁行し奥へと引き込まれます。 又、手前にある柳の木が趣を感じさせとても魅力的です。 廉池軒までに架けられた橋 「く」の字に折れ曲がったその端は これまた廉池軒までのほどよい境界を作り出し、また距離を持たせている。 いかがでしょうか岡山 後楽園 気持ちのいいぐらいに広がる芝原と辺りを囲う木々、その向こうには岡山城。 いつもと違った建築探訪が楽しめましたよ。 さて私達は次なる目的地へ・・・
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久しぶりのアップになりました。 さて前回紹介しました『閑谷学校』を出発して次なる目的地へ・・・ 移動の車中では、閑谷学校に付属した売店で桃レンジャーと黄レンジャーが購入した しょう油アイスを皆で味わいながら時に「しょう油の塊りや〜ん」とむせ返る場面も^^; なかなか美味しい地元の味!?でした。 私達は岡山市内へと移動し、目的地に到着! 特別名勝 岡山後楽園 日本三大庭園のひとつであるこの後楽園。 当時の岡山藩主池田綱政公が家臣の津田永忠に命じ1700年(元禄13年)に完成した。 その後も手を加えられながらも当時の姿を大きく変えることなく現在に伝えられているそうです。 以前金沢を訪れたときは「兼六園」を廻りましたが、それとは違い この後楽園はだだっ広い感じを受けました。背の高い木々は少なく低木や芝といった緑が 一面に広がり、庭園外周を大きな木が囲っています。 中央には沢の池がありそこからそれぞれに曲水となり流れています。 その沢の池に沿って、唯心山を横目に見ながら進むと姿を現すのが目的の建築 後楽園 流店(りゅうてん)です。 1階を吹きさらしの空間とし、2階は物見台となっています。 建物の中央を曲水が流れ、艶のある奇石を六つ配してあります。 曲水の両側には、非対称の床が設けられています。 当時、藩主の庭廻りの休憩所として利用され、時に向かい合って座り 短冊を水面に浮かべ連歌を詠んだそうです。 私達は、早速素足を曲水に浸し、座り込み、頬を撫でる穏やかな風と 暖かく降り注ぐ陽光が水面にバウンドし流店の天井や土庇に映りこみ ゆらゆら又はきらきらと揺らめく。 ひとたび素足に感覚を於くと緩やかに流れる心地よい流れを感じ 時を忘れさせてくれる。視線を上げ庭園を眺めると遠くまで広がる緑い庭が鮮やかに眼に写る。 今でも目を閉じ当時の事を思い出すとなんとも心地よい。 閑谷学校の椿山でも感じた事だが自分を日陰に置いたときのほうが辺りの日差しをより感じる。 自然である事、当たり前である事を感じる事ができる。 この流店はとてもシンプルな造りではあるが、違和感もある。 建物の柱割りも不揃いであり、その外側に設けられた土庇を支える柱も内とはずれており どの位置にいても柱が姿を見せる。 逆にそれらの柱の存在が小さな流店に限りない広がりを持たせているのかもしれない。 ズレが持つ抜け!京都の「仁和寺」で感じたそれに近い気もする。 手前に見える柱と少しズレて奥にある柱!この二本で奥行がでる。 また、少し引いた位置から庭を見ると自分が決めた額縁で眺める事も出来た。 広い場所に建つ小さな建物。小ささを感じさせないズレとヌケである。 皆さんも是非一度体感してみてください。 曲水に足を浸してみてはいかがでしょうか! ちなみに青レンジャーはこのためにこの日はサンダルでの参加でした^^;
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