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今日救急医療クリニックのニュースを見ました。本来二次情報に対するコメントはしない方針でしたが、キャスター方の理解の無さに正直腹が立ちました。このブログで感情的な書き込みはしたくなく
それを通してきましたが、マスコミの状況理解が低いことにどうしても一言現場を診ている医師からの一意見として聞いて下さい。
ニューズ内容は概ね以下の通りです。
1)埼玉の救急車を受け入れる初期救急医療体制クリニックを開業した医師がとりあげられ、その勤務実態を取り上げる。
2)院長は夜中も睡眠時間を削り、年間1000件を越える救急車を受け入れしている。(200~300床クラスの病院だと月あたり200~400台程度です。それをたった一人でこなしているとのこと)
3)院長自身がコンビニ受診を含め全て受け入れる、とコメントしています。
4)同様に日本で二件目の救急クリニックが鹿児島で立ち上がったとのこと。
5)そこの院長は行政からの認可を受けるためたった一人で24時間・365日睡眠時間も関係なく昼間は通常が依頼を行って救急医療を受けるという。(34歳だそうです)
私は出来ない・・・。救急医療自体は好きだし救急が今大変な状況だという事もよく判っています。実際今の勤務地でそれなりの救急医療を行っており、内部でも特に呼吸管理に関してはそれなりに改革してきたと思っています。しかしそれはそれなりの人数がいて、当直明けは1日仕事ですがその夜は基本的に帰れます。医者として生きていくのに一番大事なことは、人としての感性が可能な限り一般の人と近いところにもっていくことだと思います。ですから今の信条は『仕事も趣味もマニアック』です。
この二つのクリニックでは医師が人としての生活を捨てて、救急を支えているのが現実です。キャスターは『コンビニ医療が新しい概念として救急医療に光を与える』的な発言をしていましたが、前述の院長はコンビニ医療を推薦しているわけではないと思います。やむなく受けているのが実情で、利用する側がコンビニ医療を当たり前のように考えるのは如何なものでしょうか?
日本にいる医師免許取得者は約三十万人足らずです。その全員が救急医領できるわけではありません。医療という素材は限られた資源です。毎年一万人の医師が生まれますが、死んでいく医師も多く又生まれた医師が全て医療の本質に従事する訳ではありません。むしろ救急・外科・循環器などのきつい現場には、希望者が減少しています。
この国一億二千万人の生を受容し死を看取れるのはその限られた三十万程度の医者のみです。限りある医療資源は有効に使ってもらわないと、コンビニ受診を受容している社会のままでは医療は枯渇しく運命でしょう。いや既に破滅は始まっています。
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こんにちは☆
ブログ読ませてもらいました
読んでて興味がわくブログですね(^o^)
よかったら覗きに来てくださいね☆
2015/3/26(木) 午後 2:46 [ ゆうママ ]