転世塵語

yeonsoの気ままな文章です

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環境問題

安部元総理のおかげで教員免許が更新制となった。
10年に1度、更新講習を受講せねばならない。(免許は失効しないが実質使えない)
通常は30時間の講習を受講せねばならないだが、そんな余裕はない。
そこで、通信教育を利用することになった。(通信でも直接受講でも¥3万ほどかかるのは変わらない)
以下は選択科目(環境)の18時間に替わるレポートである。
(テキストを読むだけで数時間かかり、レポートも2時間もかかったので、まあ、それなりであろう。

ということで、せっかくレポートを書いたので^_^;ここにアップする。

===============
電気・水道・衣食住・交通等‥私たちが日常生活を送る上で地球環境に影響を及ぼさないものは一つもない。
「生きる」ということはある意味「消費活動」であるし、地球環境と常に結びついている。
しかし、子どもたちにとっては「代金を払えば欲しいものが手に入る」という目の前の事象のみであるかも知れない。


例えば最も身近な食生活。
基本的には「安全性」に目が向けられ着色料や保存料などの食品添加物、あるいは残留農薬などには関心が向けられやすい。
だが、意識的に関心を向けるべき視点は他にも必要である。
日々食べている物はどこから来ているのか。

昔は高級食材であったバナナや海老が安く手に入る。
「美味しい」「安い」で済ませることなく、どこでどんな暮らしをしている人たちが作り、どんな流通経路をたどってきているのか。
そこに何か問題点はないだろうか。そういった視点を喚起する必要もあるだろう。
チキータ・ドールなどというアメリカの資本がフィリピンのバナナプランテーションを経営している。一方、地元民の生活はどうなっているのだろうか?
東南アジアの海にでかけ、エビを根こそぎ捕獲し、現地の漁業はどうなってしまったのだろう?
そういった視点を持たせたい。
参考教材例:バナナとエビと私たち (岩波ブックレット) 出雲 公三 著
      バナナと日本人―フィリピン農園と食卓のあいだ (岩波新書) 鶴見 良行著
      エビと日本人 (岩波新書)村井 吉敬著

あるいは電力。
例えば「私たちの生活で使う電気の30%(〜40%)は原子力発電です」と電力会社が宣伝する。
それは「原子力発電所が必要」という根拠にはなりえないし、半減期数億年の行き場のない放射性廃棄物(ドラム缶55万本)も産み出す正当性にはならない。
二酸化炭素排出=地球温暖化 という論理で、原子力発電は二酸化炭素を排出しないがゆえに正当化されてしまう。
1986年のチェルノブイリ原発だった1基の事故がどれほど世界に影響を及ぼしたか。日本はそれを55基も稼動させている。

一方で電力会社は「夜間の余った電力を使って何々しましょう」という宣伝も行なっている。
電力会社自体も効率約70%にしかならない「揚水式発電」を行なっていたりする。
電力不足を呼びかける反面で電力を使用することを宣伝する裏には何があるのか。
あるいは原発の現場で働く底辺労働者の被爆や生活実態も知る必要があるだろう。
参考教材例:新版 原発を考える50話 (岩波ジュニア新書)西尾 漠著
      原発は地球にやさしいか―温暖化防止に役立つというウソ (プロブレムQ&A) 緑風出版 西尾 漠 著

以上、食品の一部と電力の例を掲げたが私たちの消費生活は地球環境と切り離せない。
地球環境を取り戻すためには日々の自分の生活のみでなく、地球規模の視点が必要であろう。

ここに対比的な2冊の書籍がある。

○不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機 アル ゴア著 ランダムハウス講談社
○環境問題はなぜウソがまかり通るのか 武田 邦彦 著  洋泉社

どちらが正しいか、私の個人的意見はここで述べることは避ける。
しかし、何気ない情報として与えられていることをそのまま鵜呑みにするのでなく、あらためて解釈・分析・研究する視点も子どもたちには持たせたい。
そのためには自然にできるだけ触れ、観察力を養うこと、一方的に与えられた情報に疑問を持つ感性を培うこと、直接目に見えない生産者等の暮らしの息遣いを感じようとする関心を持たせること、が不可欠である。

開発途上国の生活を知る入門資料として次の書籍がある。

○世界がもし100人の村だったら 池田 香代子 著 マガジンハウス

これを読ませたところが「日本に生まれてよかった」という驚くべき読み取りをする子どもたちがいるという。
そして最も多いのが「開発途上国の人はかわいそう」という感想であるそうな。
否、子どもたちには限らない。「科学が発達すれば地球環境はよくなるだろう」「自分ひとりくらいで環境問題に取り組んでも仕方ない」などという意見をよく聞く。

かけがえのない地球という意味で私は「ガイア」(地球は生き物)という考え方を必要だと思ってきたが、近年ではアースシステム教育が広がってきた。
環境の授業に限らず、すべての授業・生涯学習をを通じて必要であろう。

参考図書
まんがで学ぶ開発教育 世界と地球の困った現実―飢餓・貧困・環境破壊 (単行本)
日本国際飢餓対策機構 (編集),

http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data1006.html
明石書店

===レポート終わり===

以上は下書きであって、実際のレポートは文字数の制限もあり、大分変えてある。


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