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家の中にアリが入り込んできたらどうしますか?
追い出すか、殺虫剤を振り掛けるか・・・
それがネズミだったら?泥棒だったら?
口に含んだ瞬間に食べ物がおかしな味がしたらどうしますか?
まして毒物だったら?
さて、家や身体に有害なものが入ってきただけであわてて追い出すのに
あなたの心に有害なものが入り込んでいるのを放っておくのは何故でしょう?
心に巣食う有害なもの・・・
それは嫉妬・怨み・敵意・劣等感・イヤな思い出などです。
これらを抱えていても何の役にも立ちません。
誰かのせいで過去に悲しい思いや不愉快な思いをしたかも知れませんが、
誰かのせいにしているだけではイヤな記憶が蘇るだけで自分の幸福には何の役にも立ちません。
それらは放棄しましょう。
あなたを悲しませた・いじめた人・傷つけた人、
これらの人は覚えていてもこれからも決してあなたを幸せにしてくれません。
あなたの記憶にしまっておけばそれだけ気分が悪くなるだけでしょう。
未だに気にしているということは未だに傷つけられているのと同じです。
ですからあなたの大切な思い出から切り離してしまいましょう。
それから劣等感・妬み・・・・
これらは持っていてもマイナス思考を助長するだけです。
そもそも劣等感とは何でしょう?
自分の価値観でなく他人の価値観に支配されることです。
たとえば外見を例にとりましょう。
自分は美男・美女でない、スマートでない、背が低い、など
これらは変えようとしてもどうにもなりませんし、変える必要すらないのです。
外見だけでもあなたは世界に一人の個性の持ち主なのです。
好みは人によって異なりますし、例えば最近のダイエットブームは不自然に思えて仕方ありません。標準体重が最も健康のはずなのに、
そういう方もダイエットを叫んでいるのですから。
仮にあなたが自身の考える理想の体形・外見だとして、外見で判断してそばによってくる人と付き合いたいですか?
あなたが交際する相手・友人を選ぶ基準は外見ですか?
精神を向上すべく努力している人と、外見をよりよくしようと努力している人。どちらと友人になりたいですか?
劣等感といえば経済状況も例にとりましょう。
金持ちを恨んでも絶対に金持ちになりません。
経済状況からいえば、どんなに収入が多くても「まだ足りない」と金儲けに目がくらんでいる人より、今の収入の範囲で満足できる人の方が経済的・精神的に豊かなのです。
昔、お金や自分の持ち物を貸して、そのまま返してもらっていない、ということも心の片隅にあるかも知れません。
それをずっと覚えている、ということは、あなた自身がそのお金や持ち物から解放されていないのと同じです。
ですからこれも切り離しましょう。
かくいう私も、知人にお金を貸したことをこの前まで気にしており、1年に1度ほど「まだ返してもらっていない」と思い出していました。
その知人とはもう何年も会っていないのですが。
お金を貸し、その後数回会っても返すチャンスはいくらでもあるのに返す様子がないし、ひょっとしたら忘れているのでは?と心配になり「貸したの覚えているよね?」と尋ねたら「覚えている」と平然と答えるのでした。
要するに、借りたのを覚えていても返す気がないのでしょう?
それを思い出す度に「もう何年も経つのに返してもらっていない」とイヤな思いをしていたのですが、今ではそれこそ、本当に忘れているのでしょう。
そうして考えてみると、”借金”に繋がれているのは私自身だったのでした。
”知人”と書きましたが友人ではない、という意味です。これからも、一生会うこともないでしょう。
だから、私は彼の借金の記憶を切り離すことにしました。
逆に、友達と一緒に遊んだり、飲んだり、出かけたり、の中には沢山の良い思い出があります。
イヤなことを思い出すよりそちらの方がずっと良いのは明白です。幸福というのは良い思いの積み重ね、イヤな思いの切り離しです。
---続く---
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