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7. 一週間でシフトリーダー
とにかく、○井さんという店長は妥協しない人でした。
朝7時開店深夜2時閉店の店だったのですが、いつもいるんですよね、店に。
店長自身が部下にハッパかけてしまったので、自分が妥協するわけには行かない、という感じでした。
コーヒーカップの置き場所ひとつとっても、
「これは、こっちのほうがいい。なぜならこっちのほうが○○だから。君はどう思う?もっとほかにいいアイディアないかな?」
いつでも、自分で答えは用意しているんですが、必ず人に意見を聞いて、納得させる、もしくはしてもらう。
其の来り返しで、遅々として一見改革が進んでない感じもするんですが、確実に何かが変わっていく。
そんな感じにみんなが酔っていました。
また店長は、暇さえあると従業員に声をかけていました。
口癖は、
「どう?なんかある?」
でした。
スケジュールなんかも公表するのは遅いのですが、いつもみんなに根回しして、みんながみんな納得のいくスケジュールでした。
また実際のスケジュールは15分単位で作られており、緻密に計算されている感じで、まるで店長の手のひらで泳がされているようでした。
其の手のひらで、自分は深夜のシフトリーダー(時間帯責任者)に任命されました。
あるとき、めずらしく店長と同じスケジュールで、しかも一週間続いていたので
「なんかあるんですか?」
ときいたら、
「んー。君を1週間で仕上げることにした。」
一週間で仕上げる?ってなにを、という感じだったのですが、一人前にすると言うことです。
当時、各時間帯には必ずといっていいほど、社員さんかリーダーさんがいました。
しかし、大リストラしたばかりであったので、そんな人材いません。そこで、1アルバイトの自分が大抜擢されたのでした。
其の一週間は、店長に一挙動一挙足みられていました。
お客様がおかえりになったあとテーブル片付けますよね。
そうすると感じるんです。
○井店長の視線。
しかもビシビシ。
で、もどると、
「あー。今のサー。なんで、お皿からさきに持ったの?お皿先にもってしまうと、数が多いグラスがトレーに置けないジャン?なんか意味があったの?」
叱られているようでいて、しかもいろんな質問され、当時はそんな言葉なかったのですが、「コーチング」を受けている感じでした。
一時が万事。
自分が出す、ほかの人への作業指示やオペレーションの仕方、休憩のまわしかた、発注、清算業務、閉店業務、新人トレーニングの仕方、食材管理の方法。
どんな些細なことでも、観察され、質問の雨あられでした。
「それはなぜ?ジャーそれはどうしたらよかったの?」
毎日、こんな感じでした。
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その店長、凄いや♪
ちょっと働きすぎなのが気になるけど…
2009/9/5(土) 午後 11:44