ぴくちゃあ通信

日本映画を映画館にて見る、ということを基本にしています。特に、役者さんへの目配せを心がけています。

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 『よさこい旅行』(松竹1969:瀬川昌治)は、フランキー堺と倍賞千恵子コンビのシリーズ第4作。今回、フランキーはたった二人の土佐大原駅の駅員、倍賞は高知市内のバス車掌で、まだ子どもがいない共働き夫婦。
 そんなふたりに、駅長の伴淳三郎やその娘である小料理屋の女将・長山藍子がからんでのドタバタ。
 結局、今回の3本立ては、『よさこい旅行』が一番安心して楽しく笑って見ていられた。
 フランキーと伴淳の掛け合いのうまさ、それをそつなく演出する瀬川監督の職人芸。ちっとも笑えない『笑う大天使<ミカエル>』の小田一生監督は瀬川監督の爪の垢でも煎じてのむべきだ。

 『ゴキブリ刑事』(石原プロ=東宝1973:小谷承靖)は、長らく見逃していた作品。といっても何が何でも見たかったわけではない。だからこそ、今まで何度もチャンスがありながら、見逃してしまったわけだ。公開から33年ぶりにやっと見ることができたという達成感のみ。
 ゴキブリ=ヤクザを撲滅させることが生きがいの刑事(渡哲也)が、新興開発地区の茨城県鹿島を舞台に活躍するお話。この頃(日活倒産以後)の渡哲也は、やけにとんがっていてあまり好きではない。
 鹿島で思い出したのが『甦える大地』(石原プロ1971:中村登)。鹿島を臨海工業地帯に理想に燃えて変貌させた男たちのお話だが、この『ゴキブリ刑事』はその後日譚ともいうべきもの。理想とは裏腹に開発してみたら、ヤクザがはびこってしまったということ。『甦える大地』で大企業の提灯持ちをしてしまった石原プロとしては、その罪滅ぼしとして『ゴキブリ刑事』では悪を滅ぼすヒーローを登場させたということか。でも、完全に悪を撲滅させたわけでもない幕切れになんともすっきりしない作品でした。

 『夜の最前線・女<スケ>狩り』(日活1969:井田探)の中身はこうだ。
 田舎から出てきた淳(和田浩治)とみどり(佐藤サト子)は新宿でヤクザに絡まれ、有り金盗られたあげく、みどりは連れ去られる。淳は半狂乱となり、一味の若いヤクザを半殺しの暴行を加えて刑務所行き。
 4年後に出所すると新宿に舞戻り、仲間となった島野(藤竜也)やカストロ(岡崎二朗)と組んで、女たちを集めてキャバレーに斡旋する商売を始めて大きくのし上がっていく。その過程でみどりを拉致したヤクザ組織と対立し、島野を失い、そしてみどりまでも殺されながらもヤクザに復讐を遂げる。
 と書くと、勧善懲悪のように聞こえるが、淳のやっていることはヤクザと変わりなく、おのれがヤクザに取って代わりたいという野望だけの話。
 ベットシーンもどぎつく出てきて、それを演じる女優陣もお世辞にも美人とは言えない。肝心のヒロイン・佐藤サト子が魅力に欠けていては、作品として成立しない。日活倒産(1971年)も当然かなと思える作品でした。

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