ぴくちゃあ通信

日本映画を映画館にて見る、ということを基本にしています。特に、役者さんへの目配せを心がけています。

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 ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『馬喰一代』(東映東京1963:瀬川昌治)を見る。
 いやあ、力強い傑作です。斎藤一郎の『眠狂四郎』ばりのビヨヨーンの旋律がさえわたる音楽に乗って展開する父親と息子の一代記。三國連太郎が絶品です。それに絡む新珠三千代が素晴らしい。
 後半はこの二人に子どもとのアンサンブルで、涙、涙、涙、涙、涙。
 瀬川監督、ここでも映画手法の王道を見せてくれる。『無法松の一生』(大映1943:稲垣浩)でもおなじみだが、時の経過を表す手法として人力車の車輪の動きをオーバーラップさせていた。『馬喰一代』では、赤ん坊から小学校に上がるまでの時間の経過を、子どものおもちゃをオーバーラップさせることによりあらわしている。それも、赤ん坊のおもちゃから次は幼児のおもちゃ、そして男の子のおもちゃ、という具合に、子どもが成長していった様子がわかるように。うまい。
 続いて、小学1年から6年への成長過程は習字の上達ぶりで表している。つまり、2年、3年、4年、という具合に貼ってある習字作品を見せていくわけだ。これまた、うまい。オーソドックスな手法をきちんと使いこなしてこそ、見るものに感動をあたえるのだ!!

 『出口のない海』(松竹配給2006:佐々部清)をやっと見る。
 良心作である。しかし、感動は得られない。部分部分は悪くはない。それが大きなうねりとして、見るものに押し寄せてこない。登場人物たちに熱い思いが出てないからだろう。
 例えば、市川海老蔵と上野樹里の恋愛がいい例である。二人の関係は家族も認めていて、戦争以外には何の障害もない。その最大の障害である戦争に対して、二人はどのような熱い感情をぶつけていったのか。そこらへんが伝わってこない。だからこそ二人の恋愛に対してちっとも感動できないのだ。

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