ぴくちゃあ通信

日本映画を映画館にて見る、ということを基本にしています。特に、役者さんへの目配せを心がけています。

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 『舞妓はん』(松竹京都1963:市村泰一)をラピュタ阿佐ヶ谷で見る。
 「昭和の銀幕に輝くヒロイン第30弾・倍賞千恵子スペシャル」の第3週目である。
 学校時代に一緒だった橋幸夫と倍賞千恵子は、京都競馬場で何年ぶりかで再会する。二人は恋仲となるが、片や板前修業中、片や舞妓見習い中の身。その恋愛を周囲は反対するが、二人は駆け落ちで対抗しようとしたりする。結局、橋幸夫が泣く泣く諦めるかたちで、倍賞千恵子は踊りの家元の御曹司のところへと嫁いでいく。
 舞妓さんは素顔と舞妓の顔とのギャップの美しさが見せ場じゃなかろうか。この作品では、倍賞千恵子は普段の顔と舞妓の顔にあまり変化がない。もともと美人だからと言ってしまえばそれまでだが、もっと変わりばえのする女優さんが演じたほうがおもしろかったかも。

 水曜日、銀座テアトルシネマの16:20の回にて『旅のおくりもの/0:00発』(2006:原田昌樹)を見る。
 列車に乗り合わせた人々のグランドホテル形式のドラマ。私好みの作品かな?と、それにフジテレビで小倉智昭も「いい映画だ」と宣伝していたので、期待を込めて見る。結果は空振り、イマイチどころかイマサンぐらいの出来だ。
 いい題材ではあるが、ひとりひとりの描きこみ不足で、だれひとり共感できない。だから、風町の人々の善意で主人公たちが立ち直っても感動にはつながらないのだ。残念!
 作品の出来もさることながら、鑑賞環境で不愉快なことあり。最前列中央に陣取り、同じ列では通路をはさんで右にひとりしかいない。これはいいなと思いきや、予告編が始まると、ひとり男が左端に座る。そして、カサゴソと音をたてながら何か食べ始める。通路を挟んだ右側の男らしい奴もガサゴソと食べていて、本編が始まっても音をたてている。
 予告編の途中から、中年女性二人が入ってきて、ひとつ置いた左に座る。本編が始まると、「あそこ、」などとふたりでヒソヒソ会話、どうやら映画の関係者らしい。
 予告編が終わりに近づいた頃、女の子三人組が右に座る。そして本編が始まると、バックからガサゴソと鈴の音も高らかにケイタイを取り出す。何やら操作しているようだ。いっこうに止める気配がないので「ケイタイやめて!」と注意すると「あっ」と固まったようでおとなしくなる。しかし、一人おいたもう一人もケイタイをいじくりまわしている。液晶を開いているタイミングを見計らって、やや大きめの声で「ケイタイやめて!」と注意する。すると、左側の女性二人も、ハッとしたようで、以後私語は無くなる。
 上映終了後、二人組と三人組があいさつしている。なんと三人組の真ん中は母親であとは10代前半の女の子。どうやら映画に出演した子らしい。あきれたとはこのことである。母親失格どころか人間失格ではなかろうか。

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