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『泣き虫しょったんの奇跡』(2018:豊田利晃)をユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン2にて見る。1000円。 おとなしくて何の取り柄もなかった小学5年生の“しょったん”こと瀬川晶司。唯一好きだった将棋を周りから認められて、実力をつけ、中学3年生でプロ棋士への登竜門となる奨励会に入会。しかし、26歳までに四段になれず退会。大きな挫折を味わいながらも、サラリーマンになってから、ふたたび将棋の楽しさに目覚め、、、、。 隣に住む同級生で生涯のライバルであり親友の鈴木悠野との交流がすばらしい。しょったんが奨励会に入るまでが延々1時間の描写。途中でちょっと長すぎと感じていたが、この描写がクライマックスで生きてくる。 将棋をさす喜びのきっかけを作ってくれた親友・鈴木悠野。そして町の将棋道場の人たち。さらには職場の応援も受けて、プロ棋士へのチャレンジ6番勝負へと怒涛の盛り上がり。今までの停滞ぶりが嘘のようであった。 奨励会の在籍経験がある豊田利晃監督は「将棋の駒を指す手の動きにこだわりたい」と語っていたようだが、その描写は確かに美しかった。ただ、もう一つ、勝負をしていて、今どちらが優勢でどの手で勝ったか、という一目瞭然の描写はこの作品でも見られず。これがクリアできれば、将棋の盤面のみでの手に汗握る傑作が誕生するだろうに、、、。 松田龍平はいつものように無表情でいながら、役になりきる演技は安心して見ていられる。親友・悠野に扮した野田洋次郎がいい。『トイレのピエタ』(2015:松永大司)は見逃しているので、私にとっては初おめもじ。こちらも無表情で松田龍平との相性抜群。 周りの豪華ゲスト陣も実にいい。ただ、奨励会の面々やプロ棋士への道筋をつけてくれた小林薫のバックボーンを、一言二言ですむ描き方をしてくれたのなら、作品に奥行きがでて、傑作に成り得たのに、、、。 でも、お薦めします。 2018年9月9日(日)鑑賞 キャスト 松田 龍平 瀬川晶司 野田洋次郎 鈴木悠野 永山 絢斗 新藤和正(奨励会→プロ棋士) 染谷 将太 村田康平(奨励会→プロ棋士) 渋川 清彦 山川孝(先輩プロ棋士) 駒木根隆介 畑中良一(奨励会→退会) 新井 浩文 清又勝(奨励会) 早乙女太一 加東大介(奨励会→退会) 妻夫木 聡 冬野渡(奨励会→退会) 上白石萌音 真理子(喫茶店店員) 石橋 静河 南咲子(職場の同僚) 板尾 創路 山口(職場の上司) 藤原 竜也 街で激励する男性 奥野 瑛太 池田学(安田門下奨励会) 遠藤 雄弥 山中徹(安田門下奨励会) 渡辺 哲 安田師匠(中学生の晶司が入門) 松 たか子 鹿島澤佳子(小学校の担任) イッセー尾形 工藤一男(将棋道場の席主) ? 将棋道場の現在の席主 小林 薫 藤田守(昌司にプロ再チャレンジを勧める) 三浦 誠己 新條(将棋記者) 山本 亨 中堅棋士(藤田・新條の要請を断る) 桂 三度 関西棋士(藤田・新條の要請を断る) 鈴木 晋介 将棋連盟会長 大西 信満 瀬川靖司(兄) 美保 純 瀬川千香子(母親) 國村 隼 瀬川敏雄(父親) 窪塚 愛流 中学時代の晶司 後藤奏祐人 中学時代の悠野 大徳 健二 久保利明王将(銀河戦対局相手) 原田 麻由 プロ編入試験第一局で指し手読み上げる係) 青嶋未来五段 佐山三段(プロ編入試験第一局対局相手) 神吉宏充七段 神田六段(プロ編入試験第二局対局相手) 豊川孝弘七段 久島八段(プロ編入試験第三局対局相手) 谷口由紀女流二段 中本女流六段(プロ編入試験第四局対局相手) 屋敷伸之九段 河野秀行五段(プロ編入試験第五局対局相手) |

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