ぴくちゃあ通信

日本映画を映画館にて見る、ということを基本にしています。特に、役者さんへの目配せを心がけています。

松竹

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 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『天使も夢を見る』(松竹大船1951:川島雄三)を見る。再見。
 当時の人気ナンバーワン・鶴田浩二と翌年から3年連続人気投票1位となる津島恵子のゴールデンコンビのラブコメ。いや、当時はこんな表現はしなかった。青春恋愛もの、明朗恋愛もの、恋愛喜劇?
 ともあれ、当時の映画スターは光輝いていた。津島恵子が何着か衣装替えをして、見るものの目を楽しませてくれる。そのどれひとつとっても、庶民にはまるっきり縁のなさそうな、大胆な色づかいであり柄である。まさにスターにしか着こなせないファッションなのだ。
 だからこそ、一般庶民はスターにあこがれたのだ。そんなあこがれのスター・津島恵子がもっとも輝いていた作品のひとつが、この『天使も夢を見る』である。

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『帰郷』(松竹大船1950:大庭秀雄)を見る。30年ぶりぐらいの再見。
 津島恵子がデビューした当時のポッチャリ感がまだ残っている最後の作品かな。
 佐分利信との京都苔寺での再会シーンはやはりいい。父親を探して寺を歩く津島恵子を丁寧に追うカメラ、ほんの少しサスペンス調で。父親と出会ってからの会話にも、いつ名乗りをあげるのか、と見るものをハラハラドキドキさせる、巧みな演出。大庭秀雄はうまい職人である。

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『わが闘争』(松竹1968:中村登)を見る。
 冒頭、祖父・吉田義夫の梅毒の血を受け継いで気が触れてしまう長女・岩本多代を見て、ちょっと感慨に浸る。なぜって、彼女は現在、テレビドラマの世界では、優しいおばあちゃんとして売れっ子なんだから。今放送中のNHK朝ドラ「芋たこなんきん」にも徳永家の5人の子どものおばあちゃんとしてレギュラー出演している。
 その若き岩本多代の死を看取った幼い妹たちが、成長して佐久間良子、香山美子、加賀まり子になるわけである。
 主人公である佐久間良子は、世の中や男に対して挑戦的であり、闘争的である。ただ、それは前半だけで、男と結婚してしまうと、ただの女になってしまう。それも、佐久間良子が演じるのだから、彼女の素の部分が前面に出てきて、ほんとにいい奥さんになっていました。
 これって、『わが闘争』というタイトルから遊離してしまう。そんなわけで、梅毒遺伝の危険を承知で子どもを出産したことが、『わが闘争』かいな?なんとも大げさなタイトルの割には、松竹らしい小市民的な結末だなあ、、。

 『男はつらいよ』全48作中、唯一見逃していた『男はつらいよ・寅次郎の告白』(松竹1991:山田洋次)を11月になったら、浅草新劇場で見ることができる、と楽しみにしていたら、何とすっかり忘れていて、終了した21日の翌日になって思い出した。残念!!
 次回のチャンスを待とう!

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『喜劇・女の泣きどころ』(松竹1975:瀬川昌治)を見る。
 これはおもしろい。『喜劇・男の泣きどころ』に次いでのおもしろさ。男にだらしない太地喜和子と惚れたら純情一途の中川梨絵との対照的なコンビがいい。
 彼女らを手玉にとろうとする湯原昌幸も頑張ってはいるものの、女性陣のパワーにはかなわない。
 喜和子・梨絵コンビで、もう一作ぐらい見たかったなあ。

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