ぴくちゃあ通信

日本映画を映画館にて見る、ということを基本にしています。特に、役者さんへの目配せを心がけています。

東宝

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 24日シネマアートン下北沢にて、『花の慕情』(東宝1958:鈴木英夫)を見る。再見である。
 前回はカラーが色褪せたプリントで、花の色がすべて茶褐色になったものだった。今回はニュープリントで、生け花の色があざやかに出ていて満足。
 相変わらず小気味良いテンポで進み、省略もあざやか。例えば、杉村春子が二人の結婚を許す決心をして、宝田明の母親・長岡輝子を訪ねるシーン。杉村が照れくさそうな満面の笑みを浮かべながら玄関を開ける。カットはそこで切り替わって司葉子の身を隠している山里のシーンへとなる。何カットかはさんで、山道でふたりがめぐり会えて、ジエンド。上手い!

 18日シネマアートン下北沢にて、『燈台』(東宝1959:鈴木英夫)を見る。再見である。
 三島由紀夫原作は戯曲だったのかと思われる、ぐらいホテルの一室のみで展開する。
 津島恵子、久保明、柳川慶子、河津清三郎の演技が見事。

 18日シネマアートン下北沢にて、『脱獄囚』(東宝1957:鈴木英夫)を見る。
 復讐に燃える脱獄囚・佐藤允が警部・池部良の妻・草笛光子を狙う。
 スリルとサスペンスに満ち溢れた丸一日のできごとをたった87分にまとめた傑作。手に汗握り、固唾をのんでスクリーンに見入ってしまった。
 『危険な英雄』が92分、『脱獄囚』は87分。きっちりとまとめあげる鈴木英夫の手腕を、最近のダラダラと長い作品を作りだす監督たちは見習ってほしいものだ。

俳優・石原慎太郎 ケータイ投稿記事

 『危険な英雄』(東宝1957:鈴木英夫)での石原慎太郎が素晴らしい。しっかりと俳優をしている。滔々とした長ゼリフをカメラ据えっぱなしのワンカットで演じたりしている。「俳優の素質は裕次郎より俺のほうが上」と豪語するのも『危険な英雄』で得た自信だろうし、実際にこの作品を見て、彼の自惚れも納得できる。
 これもひとえに鈴木英夫監督が、慎太郎を徹底的にしごいたおかげである。演出の勝利である。

 18日シネマアートン下北沢にて、『危険な英雄』(東宝1957:鈴木英夫)を見る。
 二流新聞記者の石原慎太郎は特ダネをスクープして、一流新聞に引き抜かれて海外特派員を夢見るドライな青年。
 彼のライバルは一流新聞記者で父親のコネもある仲代達矢。
 誘拐事件発生。それを嗅ぎつける仲代だが、主任刑事の志村喬に誘拐された子どもの安全の為に、と説得されて新聞報道を控える。それを横からかっさらってスクープする慎太郎。得意絶頂の彼は、次々とスクープをものにしていく。そして犯人のモンタージュ写真まで報道してしまう。その結果、追い詰められた犯人は誘拐した子どもを殺してしまうという最悪の事態になる。
 殺された子どもの姉・司葉子に「弟はあなたに殺された!」と罵倒されても、動じない慎太郎。意気揚々と「いい記事が出来た」とデスク・小沢栄太郎に報告する。しかし、そこに待っていたのは、地方通信局への左遷。新聞社が世論から袋叩きにあうまえにトカゲのしっぽ切りをしたのだ。
 それでもめげることもない慎太郎、颯爽と新聞社を出ていくところで終わる。
 冒頭、警察署での司葉子登場シーンが圧倒的に素晴らしい。夜の静かな警察署という男社会の殺風景な場所に、あたかも女神が降臨したような美しさである。またしても鈴木英夫による演出の勝利なのだ。


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