ぴくちゃあ通信

日本映画を映画館にて見る、ということを基本にしています。特に、役者さんへの目配せを心がけています。

東映

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 フィルムセンターにて『江戸っ子肌』(東映京都1961:マキノ雅弘)を見る。500円。
 江戸の花形・火消しを描いた、仕事の映画である。火事が起きると、「いろは・・」各組の火消したちが先を争って火事場へ行き、屋根瓦によじ登って纏を振るう。そこまでの光景しか見たことがなかった。この作品は違う。手押しポンプで水を汲み上げて布製(?)筒先からはき出して消火活動をおこなうのである。江戸時代の消防士をきっちり描いているという点では貴重な作品である。というほどのおおげさなことでもないか。私が今までの山のような時代劇を見逃していただけの話かもしれない。
 「加賀鳶」大川橋蔵と「は組」黒川弥太郎の対立と友情。黒川の妹・桜町弘子と橋蔵の恋愛。それに芸者・淡島千景の橋蔵への片思いやら、淡島の兄である喧嘩助太刀屋・山形勲らが絡む。庶民の粋な世界を描いた明朗時代劇である。

 フィルムセンターにて『神田祭り喧嘩笠』(東映京都1960:マキノ雅弘)を見る。500円。
 三下やくざ・佐吉(里見浩太郎)は親分(月形龍之介)の娘・八重(大川恵子)と恋仲。猫の手も借りたい神田祭りの日、親分の粋なはからいで身内の看病のために国元に帰った佐吉。自分自身も病気にかかったりして、1年ぶりに帰ってみれば、親分のうらぶれた姿。悪浪人・郷右衛門(千秋実)に組ごと乗っ盗られてしまったのだ。
 何とも惨たらしいシチュエーション、これって現代のヤクザ映画のストーリーにそのまま使えそう。親分だけよそ者が入れ替わって、頭以下子分たちは昔のまま。月形親分の時は庶民に愛された組だったのが、千秋親分になったら町民に非道の限りをつくす。今までよその組が組を乗っ取るという話は山のようにあるが、親分だけが変わって組の子分たちをそのまま従わせている話はほとんどない。これはいけそう。現代ヤクザ映画に仕立て直したら、おもしろいものになるぞ。!

 フィルムセンターにて『鞍馬天狗』(東映京都1959:マキノ雅弘)を見る。500円。
 東千代之介の鞍馬天狗、相手は京の芸妓・美空ひばりである。天才・ひばりは何をやってもうまい、そつなくこなす。しかし、それが見る側にとって感情移入できるかというと別問題。ご立派な千代之介・天狗とうますぎるひばり・芸妓のラブシーンは、うわっつらの感動しか伝わってこない。
 誰が悪いわけでもない。マキノが描く世界は、町民やら浪人やら半端者のヤクザが似合っている。そこで繰り広げられるラブシーンの数々こそ、我々に感動を与えてくれるのだ!

 フィルムセンターにて『喧嘩笠』(東映京都1958:マキノ雅弘)を見る。500円。
 大川橋蔵主演ともなるとカラー作品になるんだ、と妙なところに感心してしまう。
 小天狗の若親分と呼ばれる大前田栄次郎に扮した橋蔵と、親同士が決めた許婚・大川恵子との恋の駆け引き、これまた楽しい。

 フィルムセンターにて『捨てうり勘兵衛』(東映京都1958:マキノ雅弘)を見る。500円。
 『仇討崇禅寺馬場』と同じ白黒なれど、話は明るくハッピーエンド。大友柳太朗の明朗パワー全開の楽しい作品。
 大友は浪人役がよく似合う。彼と恋仲になる女歌舞伎役者・大川恵子の色っぽいこと。東映城の三姫のなかで一番お色気に縁遠いと思われる彼女でも、マキノの手にかかれば、ほらこの通り。
 またしてもラブシーンの連続に酔いしれてしまった。

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