ぴくちゃあ通信

日本映画を映画館にて見る、ということを基本にしています。特に、役者さんへの目配せを心がけています。

大映

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 フィルムセンター「よみがえる日本映画vol.4[大映篇] −映画保存のための特別事業費による」にて、『看護婦の日記』(大映東京1947:吉村廉)を見る。500円。
 高原の療養所で、健康回復に務める患者たち、彼らを支える看護婦たちの人間模様を描いている。太宰治「パンドラの匣」の映画化。とても、太宰治の原作とは思えないくらい、明るく明日の希望に満ちあふれている。
 メインは、患者・ひばり(小林桂樹)と婦長格の竹さん(折原啓子)、そして看護婦で一番若いマア坊が恋愛模様。このマア坊がへたくそで、ずぶの素人ではなく、ちょっとは演技経験のある女優さん。多分、この時期で消えていった人だろう、と思い込んだ。
 終わってから解説を読んで、ビックリ仰天! なんと関千恵子さんではないか! あのまん丸顔が、2〜3年後にはキツネ顔の芸達者に変身するとは!
 この作品、関千恵子を再発見するだけでも、充分に価値あり、見るべし!
 
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 『女めくら物語』(大映東京1965:島耕二)をラピュタ阿佐ヶ谷にて見る。800円(会員)。
 「現代文学栄華館 −昭和の流行作家たち−」の一本。舟橋聖一原作「女めくら双紙」の映画化。タイトルに不適切用語が使われているため、いつ頃からか、全く上映されなくなってしまった作品。
 マッサージ師の若尾文子が神楽坂花街界隈を、笛を吹きながら杖をついて歩く姿は、さながら女座頭市を思わせる。企画自体が勝新太郎の『座頭市』シリーズの現代版を狙ったのかもしれない。
 製作が後になるが、江波杏子主演の『女の賭場』(1966:田中重雄)も、当初は若尾文子主演でクランクインするはずだった。直前になり、若尾の病気降板で、江波杏子主演となった。もし、若尾主演の『女の賭場』が好評だったら、『女めくら物語』と『女賭博師』シリーズが合体した『女座頭市』の誕生があり得たかもしれない。
 と、まあ、たらればの妄想はつきない。さて、肝心の作品内容である。娯楽映画のベテラン職人監督となった島耕二。可もなく不可もなく、若尾文子をそこそこに美しく見せ、宇津井健との恋愛もそこそこに感情移入できるように仕上げている。
 すべてがそこそこで、だからこそタイトルのせいばかりではなく、今までまるっきり上映されることもなかったのか。ラピュタ阿佐ヶ谷が初公開かのようなニュープリント状態をなるほどと納得しつつもほんの少し悲しかった。
 
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 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『処女受胎』(大映京都1966:島耕二)を見る。「昭和の銀幕に輝くヒロイン[第51弾]若尾文子」の第7週である。800円(会員)。
 スランプに陥った人気画家・若尾文子が人工授精にて懐妊し、芸術的意欲を掻き立てようとするお話。
 何を描きかったのか、よくわからない退屈な作品である。若尾を巡る男たち、作家・藤村有弘、美術雑誌編集者・片山明彦、画商の息子・山下洵一郎、彼らとの関係があっさりと描かれるし、医学生・伊藤孝雄になぜ興味を持ったのかも説得力なし。
 藤村有弘の「彼女は男たちを肥やしにして成長しているんだよ」というとってつけたようなセリフ、その言葉に反応して怒りを絵にぶつけて飛び出す伊藤孝雄、彼の後を外まで追いかける若尾文子。何とも中途半端な終わり方であった。

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 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『赤い天使』(大映東京1966:増村保造)を見る。「昭和の銀幕に輝くヒロイン[第51弾]若尾文子」の第6週である。800円(会員)。再見。
 若い頃は、大映特有の陰々滅々たる暗さが嫌いだった。しかし、歳を重ねると、その暗さの中に潜む濃密な世界をまたよしと思えてくる。
 この増村保造の世界は特に際立っていて、100%濃縮ジュースどころか、200%ぐらいの濃さである。
 野戦病院での傷病兵と若尾文子のやりとり、芦田伸介と若尾の会話。息苦しいまでの濃厚な空気が漂う。
 極めつけは、外では死に物狂いの戦闘シーン、中では男の復権をかけた芦田伸介と女の愛をかけた若尾文子との崇高なまでのベッドシーン。この二つをカットバックさせた演出力には、うなってしまう。

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 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『やっちゃ場の女』(大映東京1962:木村恵吾)を見る。「昭和の銀幕に輝くヒロイン[第51弾]若尾文子」の第5週である。招待券(会員スタンプ4個)。
 築地の青果市場(やっちゃ場)の仲買い店「小田新」の長女・ゆき子に扮した若尾文子、チャキチャキと歯切れがよい。
 木村恵吾の演出もいつも以上に、テキパキとテンポよく快調。朝のやっちゃ場に始まり、自宅での朝食風景、母親・清川玉枝の急死、そしてお通夜と、あれよあれよという展開。そこらへんの人物の出し入れ、場面の処理の仕方がうまい!後半、ちょっとしんみりさせられるが、それでもおもしろい。
 叶順子は若尾文子の妹。姉と同じ男性・藤巻潤を好きになるちょっとわがままな役回り。

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