ぴくちゃあ通信

日本映画を映画館にて見る、ということを基本にしています。特に、役者さんへの目配せを心がけています。

大映

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 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『お富さん』(大映京都1954:天野信)を観る。
 勝新太郎デビュー2作目で初主演。切られ与三郎に扮している。白塗りの美男子ぶり、まだ映画に慣れていないせいか、ちょっと目が泳いでいるカットがあったりして。
 それにしても、春日八郎の大ヒット曲「お富さん」が切られ与三郎の話だったとは、今の今まで知らなかった。

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 ラピュタ阿佐ヶ谷で1月28日(日)から行われている「ミステリ劇場へ、ようこそ。【第2幕】」の1本『黒い死球』(大映東京1963:瑞穂春海)を見る。
 瑞穂春海監督は松竹で監督となり、1955年頃東宝に移り、1960年に大映に移った人である。東宝や東京映画時代には、森繁久彌などの芸達者たちを巧みに演出して平均点以上の作品を撮り続けた。大映に移っても、そこそこの作品を撮ったみたいで、この『黒の死球』など、みごとに大映テイストに満ちあふれた作品に仕上げている。
 特に『スター毒殺事件』の後に見たりすると、ものすごい傑作に見えたりする。さらに大映脇役陣の演技がうまいこと、みんな名優に見える。

 新文芸坐にて『女の勲章』(大映東京1961:吉村公三郎)を見る。
 これで田宮二郎が一躍注目されるようになった出世作。断然おもしろい!
 京マチ子、若尾文子、叶順子、中村玉緒らを手玉にとる田宮二郎。おとなしくて一番扱いやすいと思っていた中村玉緒が、処女の代償として縫製工場の権利をせしめたりする、男と女の駆け引きのおもしろさ。
 女をきれいに撮りつつ、内面のしたたかさを見事に描ききってしまう、吉村公三郎の演出は本当にうまい。

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 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『闇を横切れ』(大映東京1959:増村保造)を見る。
 北九州の二流新聞社を九州一の一流新聞に押し上げたやり手編集局長・山村聰。その下で正義感に燃える青年記者・川口浩は、殺人事件を追う。やがて、その背後には地域のボス・滝沢修が存在することがわかり、、、。
 増村にしては、まっとうに社会正義を主張した作品。どぎつい自己表現もなく、ちょいと肩すかしをくったような感じ。カメラワークはいつもの増村調で、狭い画面にぎゅうぎゅうに押し込んだり、手前の人物の背中越しに撮ったり、緊迫感というか、息苦しささえ感じられる。
 2月4日〜6日の間に、午前中『黒い潮』(日活1954:山村聰)を見た後で、『闇を横切れ』を見ると、たった5年の違いで、時代の流れというか、山村聰の変節ぶりが見られておもしろい。やがて、川口浩も、、、、。
 

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 フィルムセンターにて『アスファルト・ガール』(大映東京1964:島耕二)を見る。
 1964年は、ミュージカル映画が3本も作られたということで、日本映画史上エポックメーキングな年として忘れることができない。『君も出世ができる』(東宝1964:須川栄三)と『ああ爆弾』(東宝1964:岡本喜八)は1970年代早々には見て、その後何度も見ているというのに、この『アスファルト・ガール』だけは見るチャンスがなかった。今回やっと見ることができ、単純にうれしい。
 中身は、というと、やはり上映されないだけの出来具合だ。おもしろくない。ミュージカルナンバーがのれない。曲に歌詞がちゃんと乗っかっていない。踊りも本場の振付師を招いた努力が実を結んでいない。日本的に消化し切れていない。
 後半、中田康子と坂本博士の恋愛に集中してくると、なんとか安心してみていられるようになったが。


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