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ドイツでの粉ミルクの高濃度汚染は汚染牧草からだったが、それ以外にも下水道に流れた汚泥を畑にまいて肥料とする習慣により、汚染の連鎖は広がっていった。   
特に汚染ミルクを多く抱えたバイエルン州では、連邦政府から廃棄を命じられていたにもかかわらず、量が多いため、半減期8日を待たなくても大丈夫なように、保存可能なチーズにするように命じた。確かに牛乳から脂肪と蛋白を分離して作られるチーズには牛乳の4分の1の放射能しか残留しなかった。しかし後に残る大量の乳清(ホエイ)には極めて高い濃度の放射能を含んでいた。   
膨大な汚染乳清にはセシウムも多く、州政府はメグレ社に依頼し、乳清をホエイパウダーに加工した。ホエイは水分を抜いた分放射能は濃縮され、キロ8000ベクレルにもなった。ホエイは家畜の飼料や乳児用食品、   
プディング、甘味料に使われる為、普通の食品とは区別して基準値をキロ1850ベクレルとしている。そうして利用全体の20%利用できることを前提とした。しかし粉ミルク保管貨車から高濃度の放射能を発する為、市民の怒りは募った。国内での反発が酷い為、国内で使えない粉ミルクをメグレ社はエジプトに売ろうとしたが、結局失敗に終わったそうだ。   
そして、キロ当たり3500ベクレルのセシウム粉ミルクを、飼料として活用する為に、ギーセンの大学の放射能専門家に家畜飼料としての影響の調査を依頼したが、飼料の段階で他のものと配合されて10分の一の濃度に薄められた為、影響は出なかったという結論を出した。   
結局汚染粉ミルク5000tはメッペンとフェルトキルヒの国防軍基地に預けられた。   
そして、7月環境大臣テッファー氏はまずメッペンの3000tを、フッセン州フンゲンの町で除染するとした。   
ロイナー博士という人が考案したロイナー法というイオン交換法による除染をすればキロ100ベクレルまで汚染値を下げられるという。   
請け負うのはフンゲン町のモーハ社という乳製品メーカー。1000万マルクで工場内にイオン交換装置を取り付けた。それにより凝縮されたセシウムは廃棄物としてカールスルーエにある核施設に持っていかれる予定だったが、モーハ社の実績がサルモネラ菌などを出すなど問題があったため、技術力に問題があるということで、   
市民運動に発展して結局実現は出来なかったようだ・・。   
   
汚染食品が他の業者などに渡った場合、営利団体としては工夫を重ねて売り切ろうとするはずです。現にイオンでもそんな事がありました。   
野菜などではまだわかりやすいですが、こんな風に原材料となってしまえば、どんな経路で摂取してしまうか、検討もつきません。 
 
また、お茶の汚染で、お茶は食べないから。とか、コメンテータの方が仰られてましたが、日本の文化の抹茶文化を知らないのでしょうか。   
私はお茶の入ったお菓子やアイスクリームも大好きですけど、茶葉で作りますからね。   
日本人は穏やかな民族だからか、自分の管轄しか責任を持たないというか、相手の仕事に対して信頼を置きすぎてしまうからか、捏造データでも、一見科学的なデータのように見えたらあっさり信じてしまう。   
本当にその情報は正しいのか?   
非常時に、自分達の子供たちを守る為には、政府や業者の都合の良い解釈や前提に対して、もっと疑問を持つ必要があるかもしれません。   
このホエイ問題のような事柄や食品偽装は、今後汚染が全土に広がり、汚染食品を売買してしまった仲介業者が増えるに従って、より巧妙に増えるに違いないと思います。   

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