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遮熱2
前回は、セラミックで遮熱断熱する方法を、紹介しましたが、
今回は、遮熱シートによる方法を御紹介したいと思います。
建築資材としての 遮熱シートは、主にアルミ箔で、出来ています。
本当は、金箔や銀箔の方が優れているのですが、建物の周りを
全部 そんなものでやってしまったら、遮熱シートだけで、
数百万円〜数千万円 となってしまう為、値段的にアルミで
製造しています。
ちなみに、金箔の輻射熱反射率は、約98% 銀箔で99%位だそうです。
アルミ箔は、96〜97%程度の反射率です。
ここでいう輻射熱とは、
地球上には、太陽や宇宙空間から 熱線が降り注いでいるそうです。
この熱線自体は、熱を持っているわけではなく、空気中の
ダストや水分粒子に衝突した時に、その粒子が 振動することで
熱を放出させます。
この熱エネルギーのことを 輻射熱と言います。
自然界には たくさんの熱線が存在し、そのひとつが、電磁波です。
電子レンジの中を考えると、分かりやすいのですが、
電子レンジ内部では、「チン」すると、電磁波が発生します。
電磁波も、熱線の中のひとつですから、熱は持っていません。
その電磁波が、魚や肉などの主に水分粒子に衝突し、水分粒子が
振動することで熱を発生させます。
その熱で、さまざまなものを温める事が出来ます。
しかし、中の食品を アルミホイルで包むと、アルミ表面が
パチパチと火花を散らしますが、中の食品を温めることは
出来ません。
これと同じ理屈で、遮熱するのが、アルミ箔による遮熱シートです。
携帯電話を 遮熱シートで 包んでしまうと、圏外表示となり
通話する事が出来なくなってしまいます。
つまりは、熱になる前の 「熱線」をも反射することで、
建物の遮熱断熱をします。
結果、熱線が引き起こす輻射熱を反射することが出来ます。
熱移動は、伝導・・・約10%
対流・・・ 15
輻射・・・ 75
の 移動割合からすると、輻射熱を反射させることで
建物の遮熱断熱をすることは、当然のような気もします。
なぜ、建築業界では、10%程度の移動割合である、
伝導ばかりを考えているのか 不思議な感じです。
皆様方からの、御意見や感想 または、御教授頂ければ
幸いです。
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