全体表示

[ リスト ]

サバイバーズ ギルト

ご無沙汰いたしております。
 
春一番が庭の木戸を揺らした日はいつのことだったのでしょうか。
立ち去るにもあっさりとはいかない冬に、もしかしたら、私の気持ちが届いているのかもしれないと思う日々をすごしています。
 
昨日の新聞に、ニュージーランドの地震の記事があり、
そのなかに「サバイバーズ ギルド」という言葉を見つけました。
 
災害や事故に会った人たちのなかで、生き残った人が陥る精神の状態。。。。。。
幸運にも生き残ってしまったことが、罪悪感に変わり、うつ病になったりするそうです。
 
しばらく、ここで話す言葉を失ってしまっていた私に、
もうひとりの私が、それは、サバイバーズ ギルトと似ているんだねとささやきました。
 
 
 
 
ここ2年ぐらいは、タイにいる姉夫婦にかわり、
その一粒種の息子に、ちょっとしたことの親代わりをしてきました。
 
その彼の通院に付き合い、検査のたびに、
ほんの少しの痛みが、思いもよらぬ病気につながっていくのを診察室で、いっしょに聞いてきました。
 
遠くにいる姉夫婦をいたづらに心配させたり、驚かせたりしてはいけないという配慮も、
先月の半ばには無理だと判断して、
 
姉だけはとりあえず急きょ帰国してもらいました。
命にかかわる、そして、命があったとしても体の機能にかかわる病気だと判明したのですから。
 
 
 
彼に対する気持ち、姉夫婦に感じる気持ち、わが子や老いた父母への気持ちは、
迷子になったように、同じところをぐるぐると回るばかりでした。
 
自分の心を軽くすることや、わが子の日々の安全、健康を祈り感謝することすら罪悪を感じ、
また、彼や姉を励まそうとかするにも、どこかで自分が安息の地にいるという前提ではないかとか、
いたたまれない思いでいました。
 
そして、自分自身も彼の患部と同じところが痛いと感じてしまうのです。
 
 
「サバイバーズ ギルト」の本来の意味とは、全く違うのかもしれませんが、
自分の今の状態を一歩遠くから眺めることができる言葉に出会えたと思っています。
 
私こそが心身ともに健康であることがまず、彼の闘病を支えるための一番大切なことだと思い直し、
化学療法が間もなく始まるだろうと思われる甥と姉といっしょに、今日は鰻でも食べてこようと思っています。
 
 
先日は、中華料理を食べたいという彼といっしょに中華を食べてきました。
 
左手で不自由にお箸とレンゲを使うかと思われたのに、
わしわしと若者らしく食事を平らげる様子を、希望を抱き、目に納めました。
 
 
時間よ止まれと思ったり、苦しい時間は一気に進んで、武勇伝として語れるところまで進んでしまえと思ったり、
まるで春と冬のせめぎ合いのこの時に似ています。
 
 
中途半端になりましたが、甥と姉との約束があるので、ここで、今日は、終わります。
 
 
 

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事