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カー用品の卸販売会社ローヤルの鍵山三郎社長はご存知でしょうか? ローヤル販売店として全国に「イエローハット」を展開していますので、こちらの方がご存知でしょう。 「イエローハット」は、現在全国350店舗を展開し、売上高は年商820億円、業界第2位となっている優良企業です。この鍵山社長ですが、「トイレ掃除をする社長さん」として、新聞やテレビなどで取り上げられる有名な方です。 最近、本屋さんでも「お掃除をして金運アップ!」などの掃除モノの本を多く見かけます。 また、タレントの松居一代さんが、お掃除で開運を唱えていて、巷ではちょっとしたお掃除ブームの ようですが、その元祖というべき存在がこの鍵山社長なのです。 しかし、巷でのお掃除ブームとは異なり、鍵山社長の掃除の意味は大きく異なります。 鍵山社長は、トイレ掃除をすることの効果を次のように語っていらっしゃいます。 「下座に下りて、トイレ掃除に精を出すと、よく気がつくようになるのです。 これからどうしなければいけないか、先も見えてきます。 先見性があるか、ないかは組織を預るリーダーには欠かせない資質ですが これが育つんです。細かいことに気がつくようになり、ひいては先見性も育つんです。」 例えば、小売店が一番悩む問題は在庫を問題は、在庫を抱えての資金繰りです。資金が回らなく なって倒産に至るということすら多くあります。一方、卸問屋は業務の煩雑性を避けるためにも、自社 の売上を伸ばすためにもカートン売り、ダース売りしかしません。これでは二律背半です。 そこで、鍵山社長は考えました。 「自社の流通センターを改善して、一個でも商品を出荷できる体制を作れば小売店が助かるのではないか・・・」努力の末、見事な物流システムを作り出すことに成功し、小売店に大変歓迎されたそうです。この結果、ローヤルの売上は一気に伸びました。鍵山社長に言わせれば、これもトイレ掃除から得た <気づき>だそうです。 お寺のご相談には、商店や会社の経営者の方も多くみえられます。その経験から、業績の良い会社、経営者が人格的に高い会社というのはトイレが綺麗に掃除されています。逆に、表面上は業績が良いように取り繕っているような会社はトイレ掃除が行き届いていないことが多いのです。 経営者の人格というものは、どんなに表面上は良く見えても、トイレ掃除などの人の目が行き届きにくいところに本性が現れるものです。また、このような会社の経営者は、現実を直視するのを嫌がりますし、なにより、地味で面倒な作業も嫌う傾向があります。このため経理がずさんになり、結果、その会社の 決算書は会社の実態を適正に表さなくなります。このために経営判断を誤ったり、粉飾に走ったりして 最後には会社を潰してしまうようです。 仕事をする上で、人としての人格は大変重要になります。 「あ〜面倒だな〜」と思った時こそ、その人自身が試されているのです。 この点、鍵山社長は社長としての地位もありながら、いまでも仲間の経営者などといっしょに、「お掃除の会」を開き、掃除をしているそうです。真に成功している経営者というのは、人が嫌がるような地味で小さな仕事でも手を抜かずにやる人だということが、このことからわかりますね。 貴方のお店や会社は大丈夫でしょうか? いつも忙しいといって、目の前の掃除や小さなことを蔑ろにしていませんか? お客さんが来ないと言って、値段を下げたり、食べ放題を導入したり 無理して広告を出したりしていませんか? お店や会社の経営をうまくいかせるには、まずは、店舗の掃除など
目の前のことを大切することから始まるのです。 |
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2010年12月11日
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