川崎が逆転劇の口火をきった。1点を追いかける4回に先頭打者で中前打。「重圧はなかった。いい意味 で楽しもうと思って打席に入りましたから」と、ルーキー松永のリズムを崩すヒットにニンマリだ。9回 には右肩甲骨のあたりに死球を受け、ヒヤリとさせたが、試合後はケロリ。「デッドボール? 大丈夫で すよ」とさわやかな笑みをふりまきながら、帰りのバスに乗り込んだ。
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せんしゅ☆★☆
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5回途中3失点で降板した和田は、早めの継投策にも納得の表情だった。「プレーオフは誰が勝とうがい い。チーム全員で勝ったからいいんですよ」。初回に中島に先制ソロを被弾。3点リードの5回は片岡に 2点目の適時二塁打を浴び、なお1死二、三塁の場面で降板。杉本投手コーチは「シーズンなら続投もあ るが、プレーオフは勝ち投手の権利がどうこうという試合ではない。和田も理解している」と説明した。 今後は日本ハムとの第2ステージでの先発に備えて調整。「札幌に行って、最後は福岡で胴上げをした い。自分の登板へ向けてしっかり準備するだけ」と誓った。
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ソフトバンク和田は決して視線を落とさなかった。8日に先発予定。1敗もできない状況にも力強く完投 宣言した。「勢い的には逆王手をかけたほうがいい。思い切りやるだけ。最後まで1人で投げる気持ちで いかないと弱気になる」。表情は冷静そのものだったが、言葉の端々に闘志を感じさせた。 今季の西武戦は1勝2敗。対戦防御率は打率3割9厘(81打数25安打)と打ち込まれており、特に片 岡、中島には4割以上の痛打を許している。それでも和田は、不安材料を一蹴した。「西武戦の相性? 全然、考えていない。1年間、やってきたことをぶつけるだけ。それで勝敗が出る」。ここ一番でどれだ け自分の力を発揮できるか。腹は据わっていた。 03年の阪神との日本シリーズでは、逆王手をかけて迎えた3勝3敗の第7戦で完投勝利を飾り、日本一 に導いた。9月には第1子女児が誕生し、愛娘への白星を届けていない“イケメンオヤジ”が父親の威厳 と、チームのためにも勝利をもぎ取るつもりだ。「大事な場面で投げさせてもらえることを意気に感じて 全力でいきたい」。今季、自己最多タイとなる14勝をマークしたサウスポーが、1年間の集大成を敵地 のマウンドで発揮し、レオに逆王手をかける。 ただ一言和田兄のことを信じて応援します↑↑ファンである以上何があってもついていきます
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「1番」も不発 川崎宗則【52】 「1番川崎」は不発に終わった。今季の松坂との対戦打率は・571とチームトップだったが、この日は 沈黙。「世界一の投手だし気持ちで負けないようにした。打てる球もあったけど、仕留められなかったの が悔しい」。同じ1番で出場した昨年のプレーオフは全5試合で安打。その再現を狙ったが怪物にひねら れて沈黙した。
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選手会長の号令に川崎の甘いマスクが引き締まった。練習前の円陣で前会長の松中と現会長の斉藤和が飛 ばしたゲキに「気が締まった。強いホークスの伝統を感じた。一言一言が心に響いた」と、副会長として の自覚を新たにした様子。「体調はいい。しっかり準備はできた」と、若手のフリー打撃中に遊撃の守備 位置で打球を受けるなど調整に励んでいた。
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