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多分、20年以上ぶりに観直したと思います。1985年当時は「反原発映画」だと思って観てましたし、今でもそう思いますが、ビデオのジャケットのアオリ文句「生きる喜びと悲しみをエネルギッシュに歌いあげたた感動の人間ドラマ!」という観点からでも、十分に楽しめる作品だと思います。ただ、私は以前に何度も観てしまってるので、初めて観た人とは感動のテンションが違うとは思いますが。
 
これはATG(日本アート・シアター・ギルド)配給。ATG系作品には時々いやになるものも少なくなかったですね。
「そんなに自己主張ばかりしたいのなら、そっちが金払えよ!\(*`∧´)/
って、怒りたくなるような作品。
「金取ってまで自分の考えを押し付けるなんて、横着だろ」
って感じの作品も少なくなかったですね。たいてい途中で映画館から出ちゃいましたけど。
「難解な芸術映画」といえば何か高尚な感じですが、独りよがりと変わらない。

その点では、この作品は娯楽映画としても合格点に達していると思います。1時間45分の比較的長めの映画ですが、テンポも快調だし編集のカット割りもよくて飽きさせません。映像的にも暗い夜のシーンと明るい昼間のシーンのコントラストが鮮やかです。カメラアングルにも絵画的な美しさがあります。
 
ネタばれになるあらすじ紹介はしませんが(キネマ旬報映画データベースを参照してください)。ポイントとなる場面だけ以下に紹介しておきます。
 
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イントロのアクションシーン。チェリークーペX1懐かしいですね
 
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オープニングタイトル
 
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主役登場
 
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濡れ場もあります
 
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原発で放射能を浴びて、安次という原発ジプシーが死にます
 
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というのはヤクザから逃れるための狂言で、生きてました
 
この泉谷しげる演じる安次の台詞
「一緒に落ちた仲間は名前も知りましぇんが、ゴム手袋にしょんべんさせてもらいながら、息ば引き取りました。死体は私たちには手も触らせず、発電所の職員が持って行きました。」
「日本国中、どこの原発いっても同じ噂のあるとです。」
「発電所の中でジプシーが死んだ日は、夕方になるとどこからかヘリコプターの飛んできて、するするっとロープの降りてきて、放射能廃棄物用のドラム缶に詰めた死体をば、どことなーく釣り上げて持ってってしまう。福島でも玄海でも敦賀でも、どこ行ってもそっくり同じ噂のあるとです。」
 
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夕方ヘリコプターが原発に飛んで行ったらたら気をつけましょう
 
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小林念侍演じる悪徳刑事、戸張
 
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クライマックスの警察との銃撃戦
 
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ラストシーンです。エンドロールはありません
 
私には既に「反原発映画」という固定観念が刷り込まれてしまっているので、初めて観る人の感想や評価ははまた違ったものになるでしょう。
原発に特に興味のない人にも、単純に娯楽映画として見て損はない作品だと思いますよ。
お勧め度★★★です。
 

倍賞美津子・原田芳雄主演、森崎東監督の
『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』です。
 
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1985年制作。ざっと26年も前の映画ですね。名古屋のキノシタ映画(まだあるのかな? 今池のキノシタホールはあるみたい)の制作です。
とりあえず、内容についてはこちらを参照してください。
 
 
「原発ジプシー」(原子力発電所を渡り歩く原発労務者、原田もそうです)とその実体を描いた「反原発映画」として、公開当時、地元ではそれなりに話題になりましたね。市内の高校がロケ地に使われたりもしてましたし。
 
全国的にはどうだったんでしょう? ビデオジャケットには「’85年度の邦画ベスト10上位に選出された」ってありますが、とくに何かの賞をとったということはなかったようです。ただ、主演の倍賞美津子はこの年「日本アカデミー賞主演女優賞」をとってますね。
 
当時、私は三重県の芦浜原発反対運動に関わってました。その関係でこの映画のビデオを何本もダビングして友人、知人に配ってました(って、もちろん無断ですから違法行為ですよね)。今回の福島の原発事故でもう一度観たいと思って探したんですが、ビデオがなかった(あんなに何本もダビングしたのにー)。
 
ビデオはもうとっくに廃盤になってるでしょうし、DVDなんか出ていない。もしかしたらレンタルショップにまだあるかも? ですが、探すのも面倒なのでamazonさんで見つけて注文しました。レンタル落ちで¥5,000。それが一番安かった。
 
ダビングしながらなんども観て、内容は覚えてるんですが、詳しいレビューはもう一度観直してから、次のエントリーで書きます。
 

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