紹介文
ユニコーン。ペガサス。ドラゴン。永遠の命と再生する館。伝説に秘められているのは、祈りかそれとも禍か。“世界の伝説と奇観”を取材するフリーカメラマンの南美希風が挑む、奇跡としか呼びようのない難事件。壮大にして奇想天外、柄刀一の真骨頂。
感想
柄刀さん初読本になります。実は以前「密室キングダム」が気になりつつもそのボリュームゆえに敬遠してしまった作家さん、今作ではその作品と同じく主人公は南美希風ということなので続編という位置づけになるのでしょうか。今作は5つの作品が収録された短編集となっています。
フリーのカメラマンである南美希風が姉の勤める出版社と契約を結び『世界の伝説と奇観』をテーマに取材をするために世界各地に飛びそこで遭遇した不思議な出来事に対して美希風が独自の推理を披露する。
この南(変換が大変なのでここからは苗字を使用します 笑)は過去に心臓を患っており心臓移植によって現在のような世界を飛びまわれる健康体となったようなのだがこのありもおそらく「密室キングダム」に詳しく書かれているのかもしれません。
まずは今作の装丁、作品に関連するドラゴンやペガサスなどをメインになにやら怪しげな雰囲気を醸し出していて非常に興味をそそられます。
内容はというと正直なところカタカナ名前の登場人物が苦手な自分としては舞台が海外ということもあり主人公の南や数人の友人(日本人)以外は全て現地の人々でもちろん外国人なのでこの時点で黄色信号、ちょっと読みづらい感じがしたのですがはそれに輪をかけて噂に聞く柄刀さんの独特な文章・言い回しに苦戦しました。
作中にはそれぞれドラゴンやペガサス、ユニコーンなどが登場しますが幻想的な雰囲気にはならず南の理路整然とした推理によって現実的な物語に仕上がっています。
トリックとしては「それはちょっとどうなんでしょう?」と首を捻りたくなるものが多かったのですがトリックに用いられたアイテムを南が推理の中で『アレ』という言い方をしてなかなかそのものズバリの名称を言わない推理展開は読み手として気持ちを煽られるといった感じだが物語のラストのページでサラッと告げられるのは個人的にはオチとして嫌いではないです。
おそらくラストの真相に至るまでに事件の真相へと繋がる材料は作中に散りばめられているのだろうとは思われるのだが読みづらいせいかどうしても上っ面ばかりを読んでしまいただ文字を追いかけてしまっていたせいか真相で「そりゃないよ」と愚痴ることが多い作品でした。
※ どちらかというと内容は好きだか文章が苦手という印象を持ってしまった柄刀さん、もし「密室キングダム」も今回と同じような感じだとすると1000ページ近い作品を読むのはちょっとしんどいかもしれません^^;
マンゾク度:★★☆☆☆
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はは。確かに一歩間違えるとバカミス?って感じの作品が多かったですね。私はこういうアクロバティックで派手な無茶トリックって大好きなので、結構ツボにはまったんですけど。柄刀さんの文章は読んだ人のほとんどが読み辛いと感じるみたいですね^^;私もそうだったのでここ最近は遠ざかっていたのですが、この作品を機にまた他の作品も読んでみようかなーと思いました。TBさせて頂きます^^
2009/3/6(金) 午前 0:37
ありゃ、はやとんさんにはイマイチでした?^^;おいらはツボにハマりまくったんですけどねえ。「好き嫌いが分かれる」って思ったの、やっぱり当たってたですねえ。「キングダム」早く読みたいなりぃ。
2009/3/6(金) 午後 9:13
本屋で見つけて気になっていた本です。
好き嫌いが分かれる作品は結構好きですね〜。
定額給付金が入ったら買ってもいいかな?
その前に図書館で検索です。
2009/3/6(金) 午後 11:02 [ - ]
>べるさん
トリック自体は荒唐無稽でおもろいと思ったんですがカタカタ名詞やところどころの文章の読みづらさに苦戦してしまいました^^;
自分も少し時間を置いてから再度チャレンジしたい作家さんです^^
TBありがとうございます。
2009/3/7(土) 午前 1:19
>ゆきあやさん
幻想的な雰囲気は嫌いじゃないのですが読みづらさで苦戦を強いられました^^;
「キングダム」はもう少し今回の傷が癒えてからにしたいと思います^^;
2009/3/7(土) 午前 1:20
>ラインさん
この装丁は目を引きますよね^^
内容的には嫌いじゃないはずなんですが全ては読みづらさにあったかもしれません^^;
自分も図書館でしたがけっこうすんなり借りれたので狙いめかもしれませんよ^^
2009/3/7(土) 午前 1:25
柄刀さんの文章はクセがありますからね〜。
手こずる気持ちわかります!
でも、気になって他も読んでみたくなってしまう。
私も久しぶりに柄刀作品に手を出して、手こずりました(笑)
南美希風シリーズは、OZの迷宮 ケンタウロスの殺人→火の神(アグニ)の熱い夏→fの魔弾→密室キングダムの順で読むといいと思いますよ。
大丈夫です!「密室キングダム」以外は薄いですから!
「密室キングダム」は、筋肉痛になりながら、読みました。
傷が癒えてから是非!
2009/3/17(火) 午後 0:47
>あきさん
文章は読みづらかったのですが「南美希風」という人物は非常に気になってます^^
シリーズの説明ありがとうございます!これはありがたい^^
あきさんの説明どおりの順番で読んでみようと思います、「密室キングダム」はちょっと勇気がいりますが^^;
2009/3/17(火) 午後 9:50