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時事通信によると、電車の広告で見たことがある会社、梁山泊について株価操作を行った疑いがあるそうです。

「パチンコやパチスロの攻略法情報で知られる「梁山泊」(大阪市西区)の関係者が、大証ヘラクレス上場の情報通信サービス会社の株価を不正に操作した疑いが強まり、家宅捜索した。」出典:2007.2.14(時事通信)そうです。

もし株価操作が事実だったとしても、その正確な手口については今後の捜査・裁判の結果を見ないと分かりませんが、このニュースからもある程度手口が予想できますので考えて見ましょう。

「株価操縦には同社関係者のほか、指定暴力団山口組系暴力団の幹部を含む数十人が関与したとみられる。インターネット取引を使って売買を繰り返していた」(出典:同上)

ということですし、行われたとする市場が板が薄い(売り買いの注文数が少ない)大証ヘラクレスですから、

手口としては「馴れ合い売買」をやったと思われます。


これは、例えば現在980円の株価だとします。そこにAさんが1000円で売りを出し、Bさんが1000円で買う。そして、CさんがBさんが買った株を使って今度は1020円なりで売りを出し、Dさんがそれを買う。というように、売買者の名義を変えて一般の取引を装いながら、「馴れ合って」売買をして株価を上げたり、下げたり、固定したりするというもので、典型的な株価操作パターンの一つです。

このパターンで操作するためには、正確な板情報を適宜把握し、その状況に応じて瞬時に発注できることが不可欠です。また、板が薄い、つまり自分たち以外の注文が少ない状況が必要です。

そもそも日本の場合は、板情報を比較的簡単に、かつリアルタイムで入手できるため、こうした手法は過去からありましたが、株価が上がると空売りなどが生まれてくるため、そうそう成功するものではありませんでした。

今回の疑いが事実であり、その手法が馴れ合い売買だとするならば、今回の件の背景には、板情報を入手しやすく、瞬時の発注が可能なインターネット取引が普及したことと、ベンチャー市場が増えたことで板の薄い上場株式市場が生まれてきたこと等により、以前と比べて、こうした取引がやりやすくなってきていることがあげられると思います。

この馴れ合い売買を使った株価操作は増えてきそうだと私は考えます。

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