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銀座のゴールデンウイークは、当社の周辺はなにも変わらない。
銀座の定住区域とでもいうのか、住まっている人の多い銀座は、15年くらい前ののんびりした雰囲気のまんま、小さなオフィスも決まらなくなって2〜3年か。
8坪だの10坪だのの需要が多くて、モノが無かった時期がバブルで、いまではそれさえダブダブの状態。
アベノミクスで景気が上向きなんだとさ。
日銀がなにをやろうとも、デフレは続く、本当はデフレではなく、普通なんだが・・・。
基準点をいつにしているかで、すべての評価は変わる。
ひとつ銀座の飲食店の最近の傾向を書いてあげれば、落ち着いたプラーベートを保てる空間を持つこじんまりとした飲食店舗では、飲食に使うひとり単価6千円前後、1万円を越えるお客さんはいなくなっている。
サラリーマンの管理職が経費で飲み食いする価格帯がそれだとも言える。
ずいぶんと質素になっているまんまだ。
個人ともなるともっと低い単価となる。
飲食店の従業員の給料は、10年前と変わってない。
7〜8丁目のクラブ・小料理屋はここ4〜5年、ファンドバブルが弾けてから閉店・オーナーチェンジが進んでいる。
アメリカ並みの格差がはっきりと出ている。
仕事が忙しい、金儲けしなければ・・・大人たちが現実から逃げている安易な口実だと、言い訳だとガキの頃から思っていた。
住宅ローンやら借金漬けの生活で、未来のためにと貴重な今の自由と時間を投げ棄てる台詞でもある。
小さな子供を保育園に預ける為に働き、塾や教室に行かせる為に働く・・・働く時間を調整して、自分でいろんなことを教えようとは決してしない。
金もかからず、とても大切な子供の幼児期をともに過ごすことから逃げている。
他人まかせの教育を買い、他人まかせのしつけを買い、責任も放棄する。
だから金がかかるんだと言われても・・・子供たちが納得できるかな?
うちの子供はワイルドで自由に育てているから・・・って、いろんな習い事に行かせて喜んでる親の顔は、歪んだ笑顔で見るに耐えない。
教育を買う? しつけを買う? 小さな生命を売っているのとどう違うんだろうか?
国を動かしていると自負している連中が、その国の子供たちがなにを考え、なにを思っているかを知らないのは、これは致命的でもある。
教育と報道で洗脳できるのは、いまの成人した社会人がせいぜいで、未成年の子供を持つ親連中はすでに生きると言うことに自信を失っている者が多く、そんな親を見て育つ子供たちには、なんか大きく違うという違和感だけが膨らんでいってる。
民を虫けらのごとくに考え、自在に翻弄できたのは戦前・戦後の話で、もう俺の世代からはそんな酷い格差も世界のレベルで眺めれば我が国には無いといってもいい。
のんびり、自分のペースで、ゼニカネ使わずとも、たっぷり日々を謳歌する・・・そこからまわりに目をやる余裕が、初めて生まれるんだ。
我が国に格差があるとすれば、価値観の話だろう。
世の中の裏とは、表の反対ではなく、裏という別個の造りゴトだと知ることだ。
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