|
先日来院された軽度認知症の患者さんとご家族との話です。
手足の動きがぎこちないと近くの診療所に受診し、パーキンソン病の疑いで某大学病院を紹介されました。
そこでの診察で認知症のひとつであるレビー小体型認知症と診断されました。そして型どおりドネペジルという薬が処方されました。
ところが眠気や吐き気など副作用が出たために中止となりました。問題はそれからです。
担当の先生は「認知症の程度も軽いので何の治療もせずに半年様子を見ましょう」と経過観察だけにし、これに不安を覚えたご家族が当院を見つけて来院されました。
実は昨年よりガランタミン、リバスチグミン、メマンチンという新しい薬が認可販売されています。メマンチンを除いて基本的な薬理作用は同じですが、投与方法や物質が違うので効果や副作用に違いが出ています。また、最近の研究結果を見ると認知症は完全に発症していると言えない初期の軽度認知機能障害の段階から治療を開始したほうがその後の経過(予後)が良いという報告も多くなっています。
これらのことを踏まえると別の薬を試す価値はあるはずです。担当の先生はこの情報をご存知なかったのでしょうか。それならばより専門の先生に相談すべきではないでしょうか。
そして何よりもそのまま放置しておくだけの方針でよいのでしょうか。それでは患者さんやご家族が抱えている問題を何も解決していることにはなりません。薬が無効ならばせめて生活面などでの注意事項などの示唆ができなかったのでしょうか。
医療とは単に病気を治すというだけのものではないはずです。問題解決 Problem Solving がその本質だと思います。最近の医学教育でもその点が重視され PBL(Problem Based Learning)という教育方法が取り入れられています。まずはその問題にしっかり目を向けるところから始めるべきだと思います。
|
全体表示
[ リスト ]



世の中には色々な病名や色々なお薬がありますが健康が一番です。年齢層が高くなるにつれ病気の心配も高くなります。出来るだけ病気には関わりたくありません。生活をしていくだけでも大変なのに病気になって苦労したくありません。明日は我が身かな?薬代もバカになりません。収入が悪化してる今食べていくにも食べていけない状態です。困ったときの神頼りじゃないけれど・・・世の中生きていければ幸せです。
2012/4/6(金) 午後 7:06 [ ? ]